fukusouan 201703

 鶴岡市の旧羽黒町川代、「漬物の里」に併設された福湊庵を8か月ぶりに訪問。3月末まで使える「MyBloom」活用の20食目です。

 肉うどん、通常850円のところ540円。前回はそばを食べたので、今回はうどんをチョイスしてみました。いや、庄内の「豚肉」でというなら「うどん」に決まっているといっていいのではないかな。

 いやはや充実のトッピング。脂分を含み噛めばじゅわりとくる厚みのある豚肉が5枚、熱が通ってしんなりとし始めたネギが5切れ、きちんとそのものの味がするぐらいに厚切りのナルトが2つ、さらにはきつねが入り、せりが添えられています。立派といっていいでしょう。

 だしは、やさしい醤油味。凝った造りではありませんが、甘みが強めでおいしい。豚肉が脂がちである反面、つゆがあっさりしていて澄んでいるのがステキだと思う。

 うどん自体はノーマル。余目の「手打ちうどん鶴」のそれとまではいきませんが、弾力ある食感がうどんらしくていい出来だったと思います。

 福湊庵で特筆すべき点は、10種類ぐらいある漬物を自由に食べていいこと。今回も大根、カブ、山芋、わらび、茄子などの漬物を食べて注文品が届くのを待っていました。
 配膳まで20分近くはかかったと思いますが、これらたっぷりの漬物と熱いそば茶があるので、待つことは苦になりませんでした。

 うどんだけでもお得なのに、漬物までいただいて、これで満足できない奴なんているのだろうかと思うぐらいでした。
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maruden 201703

 鶴岡市西新斎町にある「まる伝らぁめん」を初訪問。
 羽州浜街道と並行して走る1本北側の通りにあり、「うえの食堂」だったところを改装して2016年1月にこの店ができたようです。

 この地では多くない、豚骨ラーメン専門の店。自分は豚骨はいいのだけど、あの細麺ストレートがあまり食べた気にさせてくれないので、九州系はどちらかというと敬遠気味になっています。
 そうは言っても、一度は食べてみなきゃワカランからね。

 元気のいいお兄さんたちの経営で、入店すると右手の食券機で券をドウゾと。ほかにも○○が季節限定だとかおススメは△△だとか調理などをしながら叫んでいるのだけど、やみくもに早口でかつ別の方向を向いてしゃべっているので、客(ワタシですね)にはまったく伝わっていません。騒がしいだけでホスピタリティがなく、改善したほうがいいんじゃないかと思う。

 塩、醤油、味噌、熊本らーめんとある中から、あえて人気No.4のまる伝味噌豚骨らぁめん780円の太麺をチョイス。
 メニューによれば、「柑橘系が香る少し変わった味。他店にはない豚骨みそでクセになるスープ。細麵と太麺選べます」とのこと。
 そうそう、“とんこつ味噌”ってところに惹かれたワケですよ。

 太麺は、このあたりで食べる標準的な麺の形状をしており、味的にも地元製麺所のものかなと思われるもの。したがって違和感なくいただけてうれしいのですが、九州ラーメン狙いで来た人にとってはこれは違うだろと言われそう。

 その麺に絡むのが、ド迫力のこってりとろりとした豚骨スープ。濃厚で美味。そうは言っても臭みはほとんど消されているのでご安心。これまた九州通にはもの足りないのかもしれませんが。
 柑橘系? あまり感じませんでしたが。

 チャーシュー、海苔、ほうれん草、煮卵、ネギなどがトッピングされて、表面的にも華やかです。高菜とかキクラゲ、それにメンマは入らないのですね。

 しかし、麺が少なめ。替え玉100円を追加することを前提としているようなところがあり、そうすると値段設定は高めだなと感じます。
 細麺の替え玉を追加して2つの麵を楽しむべきなのでしょうが、今回はパスしました。細麺は今後に期待としましょう。
seikarou 201703

 新形町の「中華菜館盛華楼」を、2015年3月以来、再訪。
 2年前の1回目はたしか、4月を迎えようとする3月の最終日曜日、庄内での生活根拠となるアパートになんとか荷物を押し込み、疲れ切って山形に戻る前に寄ったのがここだったと思います。
 そのときの記事はこちらです。

 その記事にも書いたけど、「天山定食」というスペシャルメニューがずっと気になっていたので、今回まる2年ぶりに行ってみたところです。

 「天山定食」960円。
 価格はけっこうなものですが、それにふさわしい、いや、価格の上を行くくらいに充実したものです。
 なんてったってすごいのはメインディッシュ。菱形の皿に料理がてんこ盛りになっています。
 まず皿に卵焼きを盛り付けました。でもってその上に八宝菜風の野菜炒めをかけます。そして更に、シュウマイ、春巻、鶏の唐揚げをのっけて、そのサイドに千切りキャベツをぎゅぎゅっと嵌め込んで、マヨネーズをにゅるりとかけてみました。
 ――というつくりの、これでもか的な、バラエティに富みかつヘヴィなボリュームの定食になっています。

 八宝菜は肉、魚介類がふんだんに使われており、それ自体豪華だったのが印象的。
 これに中華スープ、搾菜と漬物、どんぶりめし。
 ああ、満腹。食べたかったんだ、中華料理。しかもいろいろなものを少しずつ。ん、全然「少し」じゃないけれども。

 これが千円しないクンロクなら安いと思う。
 2年前に食べた「豚肉の卵とじ御飯」750円は正直言えばややショボかった記憶があり、それと比べればこちらのほうがずっと価値ありデアルと断言してしまいましょう。
mokkedano 201703

 鶴岡市役所内で営業する「鶴岡もっけだのぉ食堂」から、奥田政行シェフとその弟子がプロデュースしたという「鶴けっちぁーの弁当」1,600円を注文して、食べてみました。

 制作テーマは、「過去を惜しみ 未来を想い 今に感謝。庄内の海・山・里を食べ尽くす。」
 3月下旬までの限定300個の販売だそう。
 値段もいいけど、内容も超豪華。ここまでの量と質のものを弁当で食べようという発想がなかったので、少し驚きました。

 以下、弁当の包装紙に書かれていた「おしながき」を引用。
 左上から右へと順に、次のとおり。

1 ウルイのおひたしとヤーコンのきんぴら
 春の息吹を感じるウルイを山胡桃のソースで、ヤーコンの甘味で「砂糖いらず」の新食感
2 鶴岡産根菜の煮物
 風味・彩り豊かに地産野菜の旨味に感謝
3 里芋とそぼろの炊き込みご飯
 鶴岡産「つや姫」と「もち米」のブレンド米で
4 雪菜のナムル風と鶏肉の豆富ロール
 カリウムやビタミンCが豊富な雪中で育てる在来野菜、旨味豊かな地鶏“ハーブ鶏”と豆富をテリヤキ風に
5 ヘルシー!揚げない“カツレツご飯”
 奥田シェフ考案の“口内調理”の逸品。余分な脂を落とした庄内豚のしゃぶしゃぶ肉とオリーブオイルでカリカリに炒めたパン粉を一緒に食べるとお口の中で「カツレツ」に!?
6 庄内豚の角煮と藤沢カブの甘酢漬け
 地産の高品質豚肉を赤ワイン・バルサミコ酢でトロトロに煮込んだ洋風の角煮、焼畑栽培で作られる幻の在来野菜を1本贅沢に添えて
7 寒鱈の味噌酒粕漬けご飯
 庄内地方では「寒」の時期の真鱈を「寒鱈」(カンダラ)と呼び「冬の日本海の恵み」を代表するお魚として親しまれています。寿司飯に今では希少な鶴岡産ササニシキを使用
8 イカのあさつきの辛子酢味噌和え、はりはり大根
 冬の郷土の味覚をオリジナルブレンドの酢味噌で、庄内の“行事食”紅芯大根を使用し「お正月の名残を惜しみつつ」
9 寒鱈のクリームコロッケ
 脂ののった旬の鱈の身と岩海苔を特製ベシャメルソースで「サクサク」「とろ~り」仕上げました。“寒鱈汁”をイメージした味噌ソースで

 ――どうです、充実の極みでしょ。
hori 201703

 酒田市宮海のR7街道沿いにある「麺家ほり」を初訪問。ずっと前からリストアップしていて、このたび2年越しでの入店となります。

 ワンタンメン800円。
 写真のとおり、秀逸な麺姿。おっとりしたところのある理知的な女性といった感じでしょうか。(コラ!)

 まずはスープをと啜ってみると、流行りのWスープなどとは違う、わりとシンプルな感じ。しかしそれでいて丁寧な出汁取りをしているなと感じ、優しげな味がします。
 少しだけコクを足したくなり、卓上のブラックペッパーを振って味を引き締めてみました。
 おいしい。街道沿いのラーメン屋の域を超えている味わいだと思います。

 手もみ自家製を謳う麺は、それほど強い自家製感はなく、したがって個性的なものにはなっていません。でも、特徴がないのになんだかうまいのだな。言うなれば、主張をしない、奥ゆかしさを備えた性格美人。(コラってば!)

 ラーメンから150円増しとなるワンタンは、色白で初々しい。(・・・。)
 ワンタンをてるてる坊主に例えれば、顔の部分に入る肉は固まり感がなく、皮に穴が開くと小さい具がスープに拡散してしまうタイプ。こういうのはカップのワンタンメンでお目にかかることがあるけど、店で食べたのは初めてかもしれません。
 でもって合羽の部分は、薄々で裾の長~いもの。薄いのでふわふわ。したがって、ワンタンを茹でる前の形のままで食べることは難しくなっています。

 具も秀逸で、2枚のチャーシューの厚みは5mm近い厚いものだし、新鮮な刻みネギが辛さを保っていて美味だし、メンマも標準タイプがたっぷりでした。

 想像していたものを数段上回る上出来のワンタンメンでした。拍手です。
kin-nishiki 201703

 酒田市上安町、ハローワーク酒田近くの路地にある「きんちゃんラーメン錦食堂」を初訪問。
 昔からの建物の小さいラーメン屋さんです。入店すると、いかにもラーメン屋らしい煮出したスープのいい香り。週末の訪問だったからか、開店直後の店内は静か。60代ぐらいの夫婦の切り盛りです。
 このあたりにはハローワークのほか警察署や国土交通省の工事事務所などがあるので、平日ならばそれなりに需要があるのでしょう。

 特製きんちゃん野菜ラーメン600円。
 おじさん、これで600円はないでしょ。
 そんなことを言ってしまったならば、真面目そうな店のオジサンは「すみません、それでは500円で結構です」とか言い出しそうな雰囲気です。(笑)
 いや、そうではなく、このつくりで600円は安すぎるぞ、と言いたいワケです。

 見てください、この具だくさんなトッピング。名前のとおり野菜がたっぷりなのに加え、味のついた挽肉、コーン、ワカメ、メンマ、それに煮卵まで入って表面びっしり。ネギ、ニラをぱらりと散らして、なかなかにゴージャスでしょう?
 感覚的には、他店ならば750~800円はするでしょう。ブルームに載っている一部の540円メニューよりも、こちらのほうがお得感があると思います。次回以降使える大盛り無料券まで付いているし。
 麺も手抜きがなく、少し寝かせて透明感が出てきているプリプリッとした弾力性の強い麺で、なかなかおいしゅうございました。
 具が多いので、スープが温くならなくする工夫が必要かもしれません。また、高望みすぎますが、これにチャーシューの一切れも入れば天下無敵でしょう。

 表通りに面していない路地にも、優れた店はあるものです。