fukusen 201703

 昨年の年度末に職場でここから寿司の出前を取ってたべた記憶があり、その以前にもかつ丼を賞味しているので、これが3回目。
 今回も、平成28年度末の3月31日に職場の親睦会で注文したものです。

 ちらし寿司と弁当の2種から選べるようにしたというので、今回は弁当のほうをチョイスしたところ。
 今回は1つ2,000円でと注文したのだそう。
 この地に限らず田舎の仕出し料理にありがちなのは、金額をアップすると質が上がるのではなく量が増える方向に進むこと。それは必ずしも提供する店のほうだけに問題があるのではなく、注文するほうも少なからず期待をしていることなのではないか。
 量の充実は当方も望むところなので、まったく支障はないのですが。

 届いた弁当は、長辺が30cmを超えるデカい容器で、しかも持つと重い。期待と不安とで(笑)ふたを取ってみると・・・やっぱり目論んだとおりだあ! いっぱい入ってるゾ。
 天ぷらは、大きな海老を筆頭に、春の到来を告げるこごみ、しめじ、キスで、いずれもネタが大きい。
 刺身は3点で、それぞれ2切れずつぎゅっと。ツマには大葉、大根のほかにワカメも配され充実です。
 しょっぱめの味付けの豚焼き肉も分厚く大きいのが3切れ。ふだんならこの焼き肉だけでごはん1膳は軽くいけそうな感じです。
 それにうるいのおひたしマヨネーズ添え、ラーメン用を援用したと思われるメンマ、この地方らしい胡桃豆腐のあんかけと、しば漬。
 海老の頭がたっぷり入った海老汁が添えられるのも、海の近くならではの贅沢でしょうか。
 おかずも多彩で楽しいけれど、ご飯の炊き具合がふっくらとしていて秀逸だったことはぜひ付記しておきましょう。

 ああ、満腹。うまかった。
 新年度からは内陸地方に勤務地が変わるので、庄内の食べ歩きもそろそろ終わり。いろいろあったけれど、庄内での単身赴任生活は総じて言えば楽しかった。これで終わってしまうのかと思うと寂しさも募ります。
 箸袋には庄内弁で「いつもありがとの」との記載が。いえいえ、こちらこそ、ありがどの、庄内。
 まさに食の宝庫、食の都だった庄内。それを締めるのにふさわしい質と量の食事になったと思います。
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yaguchi 201703

 旧温海町の中心街にある「矢口食堂」を初訪問。
 以前からここのラーメンとかつ丼がうまいと聞き及んでいたところでしたが、このたび鼠ヶ関に用事があったのを幸いに行ってきました。

 昼前なのにほぼ満席。自分たちを待っていたかのように1つだけテーブル空いていたので着席。隣りのおじいさんが食べていた味噌ラーメンにもそそられましたが、計画どおりかつ丼900円を注文。
 メニュー札に「丼類は時間がかかります」とはっきり書いてあったので心の準備はありましたが、20分以上は待ったでしょうか。後で来た客の麺類が先に配膳されるのをじっと堪えるのもなかなか辛いものです。

 で、運ばれてきたかつ丼は、なかなかの美人です。なめこ・豆腐・麩に刻みネギを散らした味噌汁と、赤かぶの甘酢漬けと黄色いタクアンの彩りもよし。
 肝心のかつ丼も、小ぶりに見えるけれども深みのあるどんぶりで、全面がカツで覆われています。

 豚カツは、さほど厚みはなく、赤身が多めの上品なもの。もう少し脂身があってバタ臭い感じのほうが自分は好きです。
 タレの甘辛のバランスが絶妙で、うまいと評判をとっている理由はこのあたりにあるでしょうか。どちらかというとつゆだくに振れており、味はやや濃い程度。タマネギはそのタレを吸い、茶色に色づき始めたところといういい塩梅です。
 反面、とき卵の使用量は少ないのかもしれません。

 味噌汁も結構な味でした。
 かつ丼には満足したので、再訪の機会があれば、気になったラード系の香りのよい味噌ラーメンも食べてみたいと思ったところ。同行者が言うには、ここの塩野菜チャーシューメン(メニュー札にはないけどつくってくれるのだそう)もオススメだそうです。
ajitomi 201703

 2015年8月に初訪して「エビマヨ、タンタンもつ煮ラーメン、杏ニンフルーツ」を食べ、「これで750円は立派」と記録した、酒田市大宮町の「キッチン味富」を再訪しました。

 今回も本日のおすすめ2点のうちから「エビマヨネギトロ丼、シューマイ、ネギマーボーラーメン、杏ニンフルーツ」750円をチョイス。

 まずはラーメン。新鮮な生ネギがシャキッとした食感でとても辛くて美味。麺は中太、手もみの入ったいかにも自家製で、浅茹でのきりりとしたもの。この麺、うまいと思う。マーボは少なめだけど、しっかり麻婆しています。

 エビマヨネギトロ丼も、ごはんの上にぽたっとネギトロ、そしてプリッとした大きなエビが2つのエビマヨ。これらに刻み海苔がかけられて、うん、うまい。

 ほかには小さくない焼売2個と杏仁フルーツと漬物。
 全体としてはそれほどボリューミーというわけではありませんが、十分に適量。どれもそれなりに手をかけていると感じました。
 食後にはコーヒーまで付きます。

 ここのグラタンラーメンというのは食べてみるべきなのだろうな。
 入るタイミングが悪かったのかもしれず、注文から配膳まで待つこと優に30分以上。メニューの種類が多く、それぞれ丁寧につくっているものと推察しますが、入店から退店まで1時間近くかかるというのは考えものです。
 3月初旬に「金太郎寿し」の新斎店で寿司をつまんできましたが、鶴岡の回転寿司だったらココに行かなければと、同店の城南店に行ってきました。

 ココは内陸地方にもその名が轟いており、出張などで庄内に行ったならあそこで寿司を食べて来なきゃというのが合言葉のようになっていた時代がありました。これって自分の職場の仲間内だけの話だったのでしょうか?
 で、我が家も海水浴などで庄内を訪れたときにはわざわざこの寿司屋に寄る日程を立てて臨んだものでした。

kintaro-jonan1 201703

 17時半頃の空いている時間を衝いて入店。
 茶とむらさきをスタンバイして、まずはオススメ品目にあった真鯛(右上)といしなぎ(左下)の白身2点を注文。いずれも白身のネタです。いしなぎは身がしっかりしていて歯応えがよろしい。
 空いた皿にガリをたんまり取り分けてそれをつまみつつ、別途わさびをもらう。

kintaro-jonan2 201703

 続いて、ほうぼう(右上)としまあじ(左下)。ほうぼうも白身だけれども、先の2品よりもやや赤みがかっており、これもまた美味。庄内の魚はやはり白身がうまいのだよねえ。
 しまあじは、おいしいけれども鮮度がもうひとつだったか。

kintaro-jonan3 201703

 次は、新斎店でもたべたあなご軍艦と、しおから。
 たれをデフォルトでたっぷりまとったあなごがうまい。海苔もパリパリだ。
 しおからはその名のとおりイカの塩辛で、たまたまゲソの太いところが当たってしまったのかどうか、それなりにうまいが、太い足が硬い。

 もう少し食べようかとも思いましたが、急に混み始めたので、ここで自重することにします。隣に座った20代の男女4~5人グループが若さにまかせて脈絡のない安いネタの寿司を次々と注文し始めたので、こりゃタマランというのが本音かな。

 6皿、260×5+130×1で、あがり1,430円は前回の新斎店と同額でした。
 ネタの大きさはかつてほどではないように思えますが、かなり満足できる回転寿司店です。
seikarou 201703

 新形町の「中華菜館盛華楼」を、2015年3月以来、再訪。
 2年前の1回目はたしか、4月を迎えようとする3月の最終日曜日、庄内での生活根拠となるアパートになんとか荷物を押し込み、疲れ切って山形に戻る前に寄ったのがここだったと思います。
 そのときの記事はこちらです。

 その記事にも書いたけど、「天山定食」というスペシャルメニューがずっと気になっていたので、今回まる2年ぶりに行ってみたところです。

 「天山定食」960円。
 価格はけっこうなものですが、それにふさわしい、いや、価格の上を行くくらいに充実したものです。
 なんてったってすごいのはメインディッシュ。菱形の皿に料理がてんこ盛りになっています。
 まず皿に卵焼きを盛り付けました。でもってその上に八宝菜風の野菜炒めをかけます。そして更に、シュウマイ、春巻、鶏の唐揚げをのっけて、そのサイドに千切りキャベツをぎゅぎゅっと嵌め込んで、マヨネーズをにゅるりとかけてみました。
 ――というつくりの、これでもか的な、バラエティに富みかつヘヴィなボリュームの定食になっています。

 八宝菜は肉、魚介類がふんだんに使われており、それ自体豪華だったのが印象的。
 これに中華スープ、搾菜と漬物、どんぶりめし。
 ああ、満腹。食べたかったんだ、中華料理。しかもいろいろなものを少しずつ。ん、全然「少し」じゃないけれども。

 これが千円しないクンロクなら安いと思う。
 2年前に食べた「豚肉の卵とじ御飯」750円は正直言えばややショボかった記憶があり、それと比べればこちらのほうがずっと価値ありデアルと断言してしまいましょう。
mokkedano 201703

 鶴岡市役所内で営業する「鶴岡もっけだのぉ食堂」から、奥田政行シェフとその弟子がプロデュースしたという「鶴けっちぁーの弁当」1,600円を注文して、食べてみました。

 制作テーマは、「過去を惜しみ 未来を想い 今に感謝。庄内の海・山・里を食べ尽くす。」
 3月下旬までの限定300個の販売だそう。
 値段もいいけど、内容も超豪華。ここまでの量と質のものを弁当で食べようという発想がなかったので、少し驚きました。

 以下、弁当の包装紙に書かれていた「おしながき」を引用。
 左上から右へと順に、次のとおり。

1 ウルイのおひたしとヤーコンのきんぴら
 春の息吹を感じるウルイを山胡桃のソースで、ヤーコンの甘味で「砂糖いらず」の新食感
2 鶴岡産根菜の煮物
 風味・彩り豊かに地産野菜の旨味に感謝
3 里芋とそぼろの炊き込みご飯
 鶴岡産「つや姫」と「もち米」のブレンド米で
4 雪菜のナムル風と鶏肉の豆富ロール
 カリウムやビタミンCが豊富な雪中で育てる在来野菜、旨味豊かな地鶏“ハーブ鶏”と豆富をテリヤキ風に
5 ヘルシー!揚げない“カツレツご飯”
 奥田シェフ考案の“口内調理”の逸品。余分な脂を落とした庄内豚のしゃぶしゃぶ肉とオリーブオイルでカリカリに炒めたパン粉を一緒に食べるとお口の中で「カツレツ」に!?
6 庄内豚の角煮と藤沢カブの甘酢漬け
 地産の高品質豚肉を赤ワイン・バルサミコ酢でトロトロに煮込んだ洋風の角煮、焼畑栽培で作られる幻の在来野菜を1本贅沢に添えて
7 寒鱈の味噌酒粕漬けご飯
 庄内地方では「寒」の時期の真鱈を「寒鱈」(カンダラ)と呼び「冬の日本海の恵み」を代表するお魚として親しまれています。寿司飯に今では希少な鶴岡産ササニシキを使用
8 イカのあさつきの辛子酢味噌和え、はりはり大根
 冬の郷土の味覚をオリジナルブレンドの酢味噌で、庄内の“行事食”紅芯大根を使用し「お正月の名残を惜しみつつ」
9 寒鱈のクリームコロッケ
 脂ののった旬の鱈の身と岩海苔を特製ベシャメルソースで「サクサク」「とろ~り」仕上げました。“寒鱈汁”をイメージした味噌ソースで

 ――どうです、充実の極みでしょ。
kinudeya 201703

 鶴岡市本町の「絹出屋」を初訪問。
 同名の店は天童市にもあるのですが、何か関係があるのかもしれません。 
 天童のほうには2012年5月に訪問しており、その時は「カツ丼セット」を食べています。

 鶴岡のほうは、ラーメン類のほか定食類が豊富。アジフライ、メンチカツ、コロッケ、カキフライ、野菜炒めなどの定食が、700円から食べられます。さてどうしようかと顎をさすりながら厨房方面を見ると、玉子丼、親子丼、カレー、チャーハンなどのセットものの短冊が。そうかそうか、それではその中から「肉丼セット」850円をいってみようか。
 注文を訊きに来た店の親父さん、長考してしまって申し訳ない。何にするか決めるこの一瞬が大事なものですから。

 どういうものが来るのか楽しみに待っていたところ、レギュラーサイズの肉丼とラーメンのミニにおひたしと漬物のコンビネーションでした。

 ラーメンは、魚介系が強めの和風な味付け。魚出汁の油がスープの表面を覆っていてあまり湯気が立たないので、写真を撮るのに支障がありません。濃い醤油色をしていますがなかなかいい塩梅で、麺は細い手もみウェーヴ。チャーシュー、メンマ、ネギ、ナルトがしっかり入っています。

 どんぶりのほうは量がしっかり。甘辛い味付けで、気取りのない庶民的な印象があります。
 おひたしは胡麻油を使って香り高く仕上げていて、これも美味。

 いいんじゃないかな、この質と量で850円はいいセンいっていると思う。
 セットも定食も庶民の財布にやさしい適正価格だし、定食のラインナップにあるおかずを単品でも注文できるようです。コロッケ、メンチカツは300円、アジフライは350円、かつ煮、カキフライ、とんかつは500円。これらをつまみながら食堂でビールというのもいいんじゃないだろうか。
 店の近くの鶴岡市役所や商工会議所あたりに勤めていたとしたら、通うだろうな。
sousuke 201703

 3カ月ぶり3回目の訪問となる旧藤島町の「草介」。
 蕎麦屋なので、これまでに「タワー天丼と小板そばセット」、「小天ぷらと東根古代板そば」と食べてきましたが、前回とても気になった蕎麦屋の本格カレーを食べてみたいと思い、行ってみたところ。
 このブログに「カレーを食べにちょいと蕎麦屋へというのもまたオツというものではないか」、「こりゃあ正規の料金でもう一度は食べに行かなければならんなあ」(前回訪問時はブルーム割引を利用)と書いたことを忠実に履行したわけです。

 草介カレー・マーヴェリック、780円。
 おお、これが! 「異端者」を標榜するカレーではあるものの、むしろ本格派と言っていいのではないか。蕎麦屋で本格カレーの香りが嗅げるというアンバランス。サラダ付きです。

 店員さんが慎重にそろそろと運んできた訳は、深さのない皿にめいっぱい盛り付けたカレールーがゆるめなので、油断すると皿から流れ出てしまうため。白衣をまとった蕎麦屋の店員がカレーを運んでくる図というのもなかなか風流かもしれません。

 スープカレーの様相。これまで五目ラーメンの餡について述べてきたのと同様に、自分はカレーについてもとろみの強いほうが重量感があってお得のような気がして好きなので、ちょっぴり残念。味はいいのだけどなあ。

 カレーの量は多めで、ごはんにたっぷりルーをまとわせて食べ進んでもごはんが余るということはありません。ビーフの肉片が数個入っていますが、他の材料はすべて溶けてしまっています。
 ごはんは乾燥気味で、もう少し水っぽくてもいいと思う。訪問したのが閉店近い夕刻だったからかもしれません。
 サラダは生ハム入りで質感の高いものでした。

 おいしかった。しかし、あまり上品ではなくてもカレーもごはんもたっぷりの、ぽってりとした大衆食堂のカレーも食べたいと思った。おそらくはそちらのほうが自分には合っているのかもしれないなあ。
 「金太郎寿し」といえば、当地庄内はもちろん、内陸地方でも広く人口に膾炙した庄内随一の人気回転寿司店。でもそれは城南店のほうが有名で、西新斎町の羽州浜街道沿いにある新斎店のほうはそれほどでもありません。
 その新斎店の近くに用事があったので、夜の部の開店直後、つまりは17時過ぎ頃にふらりと入ってみました。

 食べたのは、まずは庄内らしく白身のヒラメ、カナガシラ。

kintaro-shinsai1 201703

 続いては、内陸ではなかなかメニューに登場することがない牡蠣軍艦と、本マグロの赤身。

kintaro-shinsai2 201703

 フィニッシュには、これも初めてお目にかかる穴子軍艦と、光り物もいいなとアジ。

kintaro-shinsai3 201703

 いずれも美味。シャリが大きくないので、全12貫でしたが腹に無理なく食べられました。
 海苔が好きなので、いつもはついつい軍艦巻系が多くなるのですが、今回は4貫にとどめました。
 牡蠣軍艦がおいしかった。勘定をする頃には真っ先に完売になっていました。

 260×5+130×1=1,430円。
 寿司はいいな。オトナの食べ物という感じがする。混んでいない時間帯に一人で店に入り、ちょちょいとつまんでさっ帰るというのはなかなか粋なものだと思う。そういうオトナの作法は居酒屋クローリングをするときも同様だ。
 一人回転寿司には今後ハマりそうな予感がしています。
whitehouse 201703

 平日の昼食時、庄内町余目の「ホワイトハウス」を1年ぶりに再訪。
 「Coffee&パブレストラン」の冠がついていますが、ここはランチタイムの定食が有名で、10種類の定食をそれぞれ700円で食べることができるのです。
 ちなみに、外看板には「定食660円」と出ていますが、今は値上げしていますからご留意を。(はやく替えてね。)

 前回は味噌焼き肉定食を食べたので、今回はハンバーグ定食にしてみました。
 高級感があるとか味のオリジナリティが高いとかいうわけではなく、むしろフツー感たっぷりのデキです。しかし、それぞれのボリュームが立派で、定食屋としても一流と言っていいハイレベルの域に達しています。
 庄内町で定食を食べるなら、ここがいちばんだと思う。

 ハンバーグが焼き立てででかい、マッシュルームの入ったデミグラスソースがうまい、手切りの千切りキャベツが泣かせる、熱い麩の味噌汁が丸みのある器にたっぷりで飲み甲斐あり、そしてごはんがやたらと多い。
 若い男性にはジャストフィットのボリュームでしょうが、女性軍やいい歳をした男性には多少ヘビーかもしれません。で、多ければ残せばいいのだろうけど、おいしいためにぱくぱく食べてしまうので、あとがコワイのですよ。(笑)
 ほかにはスパゲティサラダにタクアン2枚。

 前回とはうって変わって今回は空いていて、一人客でも「はい、カウンターへ」とはならず「お好きな席へドウゾ」と。こういうユルイ接客が大好きだ。写真を撮るので比較的光量のありそうな4人掛けを確保し、独占してゆるりと。
 ああ満足。今日もたくさん食べてしまったなあ。
tenka 201702

 鶴岡市本町の「天花食堂」を初訪問。
 商店街の一角にある小さくて古い町食堂。ドアを開けると、客のいない店内でテレビを見ていた老夫婦が「いらっしゃい」と迎えてくれました。
 第一印象は「こりゃあ昭和だなあ!」。昭和で時間が止まっている感じです。古い椅子とテーブル、テレビが大きめの音で点いており、暖房は石油ストーブ、厨房の上一面にメニュー札がずらり。
 きちんと化粧を施した老女が淹れてくれた茶が濃くておいしい。

 短冊の中からカツ丼850円をチョイス。
 ほどなくして運ばれてきたカツ丼は、まさに大衆食堂のそれ。ルックスがいいではないか。

 カツが丼の表面全体を覆っています。カツの4/5は切った形そのまま中央に、また、カツの端っこの半円形の部分、つまりは脂の乗ったおいしい部分は空いたスペースに配されて、ごはんが見えなくなっている――というのが「大衆」である客を喜ばせる仕掛けになっているわけです。
 肉自体は厚いものではありませんが、今しがた厨房で揚げたものをすぐに使っているので、おいしい。
 どんつゆが独特。多分使っている醤油が違うのだろうと思いますが、濃い口のもののよう。しっかりした醤油味の後ろにうっすらとした砂糖の甘さが控えめに漂っていて、これはなかなかだぞ。
 こうして食べていると、カツ丼とは肉自体を味わうのではなく、肉、衣、卵、タマネギ、どんつゆ、ごはんの混然一体性を味わうものだという思いが強くなる。豚カツが食べたいのならとんかつ定食を食べればいいわけであって、カツ丼は店ごとに異なる構成要素の機微に喜びを感じながら豪快にかっ込むものなのだ。

 豆腐とワカメの味噌汁も、ダシの取り方が独特なのか、この店ならではの味わい。ワカメが緑色だというのもポイントが高い。
 漬物もたっぷりで、紅色のものは生姜だ。

 納得のカツ丼。
 いい食堂で、小さいながらこれまで続いてきたことの実力がうかがえました。
 しかしどうなのだろうな、この店も二人の代限りで終わってしまうのだろうか。この昭和チックで静かなたたずまいの店がいずれ失われてしまうのだとしたら、いかにも残念なことだ。
benkei1 201702

 人間ドックで指摘があったので、ある日の夕刻、鶴岡市内の眼科で視野検査。瞳孔調節ができなくなるので帰りのクルマ運転はダメよとのことなので、代行で帰ることにして、チト早いがこのあたりで飲んでしまおう。
 ということでふらりと入ったのが、17時過ぎから開いていた「和洋創作料理べんけい」。鶴岡駅近く、錦町にありました。

 本日最初の客となってカウンターへ。まずはジョッキ生ビールで喉を潤し、茄子と挽肉の煮びたし、メカブと山芋の2種類のお通しをつつきます。お通しって、これで店のレベルがある程度わかるものなのだな。

benkei2 201702

 ビールには揚げ物が欲しいと思って注文したカキフライ540円が白眉。この価格ならば一口サイズのものが3個ぐらいだろうと侮っていましたが、二口でも食べきれないようなジャンボ牡蠣が3つ。これは立派過ぎでしょ。
 薄く切ったキュウリにのったタルタルソースが大量なこともポイントが高いです。

 その後飲み物を地酒4種飲み比べセットに変えて、豪華刺身3点盛りをつまみます。竹の露の白露垂珠純米吟醸、度會本店の特別純米和田楽(わたらい)、羽根田酒造の純米吟醸俵雪、酒田酒造の上喜元純米大吟醸弁慶。地酒は総量で2合強ぐらい? 搾りたての美酒ぞろいでこりゃタマラン! 上出来のお造りの写真を撮るのを忘れてしまった(これは撮っておくべきだったと悔やむ)ぐらいタマラン!

benkei3 201702

 ゴルフが大好きといった感じの大将は最近宮古島でプレーしてきたようで、こちらも沖縄は大好きなので、いろいろと話をしながら飲む。
 話しまくるタイプではない大将のぽつりぽつりとした口調も酔いが回ってきたこちらの各種知覚組織に心地よく、こういう一人飲みはいいものだなあと再認識。

 この店の名物らしいカツサンドをテイクアウトすることにして、都合5,710円。
 いい夜だった。少々贅沢かもしれないが、自分に対するこういう金の使い方も悪くない。ある程度の収入が得られるようになり、子どもたちもそれぞれひとり立ちしたからな。それはつまりは、自分はもう十分いい齢になったということなのだが。
katsuraya 201702

 3回目となる鶴岡市家中新町の「お食事処桂や」。この3回はすべて「MyBloom」を使っての訪問となります。
 今回はイカゲソ唐揚定食、750円のところ540円で。第5弾活用の19食目です。

 イカゲソ揚げは、村山地方出身の人間にとっては盛りそばのオマケ的な位置づけであり、これをおかずにしてご飯を食べることはあまりありません。
 でまあ、山形の「はえぬき」が23年連続の特Aを逃したという悔しいテレビニュースを聞きながらいただきました。

 紛れもないゲソ揚げがずらりと並んだメインディッシュ。
 足の数は何本なのだろう。烏賊2ハイ分? その脇には千切りキャベツとマヨネーズが添えられています。
 ゲソはゲソそのもので、格別柔らかいものでもないので、食感はもそもそとして、いい顎の運動になります。ショリショリとした衣がおいしい。
 ふだんはマヨネーズを使わない生活をしているので、久方ぶりに食べるマヨは濃厚かついい酸味があって美味。

 アサリの小鉢に、いい味だけど少量の味噌汁とタクアン。
 ごはんは、あまりいい米は使っていないようですが、ふっくら炊き上がっていてそれなりにおいしい。

 まあ、格安だとはいっても、所詮はゲソだからなぁという思いは村山人の心からは消せず。
 つまりはゲソを見くびっているわけなのでしょうな、このワタクシメは。
tonya-sakata 201702

 平田牧場の本丸「ガーデンパレスみずほ」内にある「とんや酒田店」を初訪問して、「MyBloom」第5弾を使って(17回目)金華豚サービスロースかつ膳、通常1,512円のところを1,080円で食べてきました。

 ブルームによれば、「世界のVIPも認めた金華豚のロースかつは、まさに“キングオブザとんかつ”と言っていいほどの美味さ。グルメファン垂涎の味わいをぜひご賞味あれ」とのこと。
 高級豚の金華豚のロースかつはたっぷりの千切りキャベツが添えられ、辛子もたっぷり。擂鉢の胡麻を擂ってこれにソースを入れてとんかつにつけて食べるスタイルです。
 キャベツの浅漬けがどっさり、岩海苔が添えられた赤だしの味噌汁、ふっくらごはんといったフォーメーション。
 ソース2種類、キャベツのドレッシング3種類が卓上にあり、お好みでドウゾと。

 とんかつは、さすが平田牧場と唸らせるものがあります。筋などまったくなく、噛めばふんわりとした食感で、歯の弱い高齢者でも軽くイケちゃうだろうな。揚げ具合もサクサクで、とてもおいしい。
 とんかつ愛好者にはおそらく豚肉をたんと食べたい派とおいしい肉を味わいたい派との2種類があって、かつては前者だった自分は今ではすっかり後者に変貌を遂げています。ここのとんかつは後者にはきっとたまらないでしょう。

 とんかつは多くはいらないけれど、ごはんはしっかり食べたい。そんな人にはウレシイ、ごはん、味噌汁、キャベツはおかわり自由。
 この日は昼メシがしょぼくて腹が減っていたので、ごはん半分と、味噌汁、キャベツをおかわりしたところ。キャベツに好きなドレッシングをかけてわしわしと食べられたのが僥倖だったでしょうか。

 いいなあ、とんかつ。空腹が十分過ぎるほどに充たされ、わずか千円ちょっとだものな。この喜びは、会計の笑顔のかわいい女の子に感謝とお礼という形で伝えよう。
 2月10日~18日、酒田市内で、割烹・飲食店が参加して「酒の酒田の酒まつり・雛バル」というイベントがあったので、参加してみました。
 各店自慢の料理と地酒のセットを4店で楽しめて3,300円(前売り)。しかも参加店は名店ぞろいです。
 同僚5人とともにどこに行こうか迷いながら夜の街へ。

suzumasa 201702

 1軒目は「寿司・割烹鈴政」。ふらりと入るにはちょいと敷居が高い一流店です。
 ここの雛メニューは旬の地魚握り3貫。写真のような絶品中トロ(写真は3人分)、塩で食べる真鯛、つぶ貝。酒は「楯の川」。

jirobei 201702

 2軒目は鈴政のすぐ近く、酒田で鰻といえばココといわれる「治郎兵衛」。
 〆サバ、メカブと長芋の和え物、うなぎの骨せんべいはなかなかに豪華。これに「麓井」を合わせてみたところ。

 3軒目は、「井筒」に断られて「だるま寿司」。
 ここもすごいぞ、季節の小鉢3点盛り。酒は「菊勇」を所望したが切れているとのことで、特別にと「初孫」の特別純米「赤魔斬」。やった~♪

daruma 201702

 4軒目は、吉田類や太田和彦も飲みに来た「久村の酒場」。
 温海かぶ漬けとあんこう唐揚げでしたが、このあたりになるとかなり酔いが回って写真を撮り忘れてしまいました。
 ここでは生ビールや赤魔斬を追加してべろべろに。ああ、日本酒ってうまいんだよなあ。

 持参の傘を忘れそうになり、帰りのタクシー代を払ったかどうかもよくわからず、帰宅してからは風呂を沸かしたままこたつで寝入る始末。
 それにしてもかなり楽しめました、雛バル。
topos 201702

 ある日の夜、酒田市中町のマリーン5清水屋の1階にある「回鮮寿司トポス」を初訪問。
 「MyBloom」第5弾を使っての15食目、「本日のお寿司ランチ(松)」を、1,440円のところ1,080円で食べてきました。夜なのにランチ。これって沖縄みたいだな。
 寿司8貫+あら汁+野菜サラダのセットです。

 注文して待っていると、お酒はどうしますかと訊かれます。ん? 「今日は車で来たので飲めないのです」と答えましたが、質問の趣旨がよく理解できません。
 でもって、運ばれてきたのは寿司1皿で、6貫のみ。手をつけずにしばらく待って、ようやくあら汁が登場。
 これで全部かと尋ねると、あとはサラダになりますと。もったいぶらなくていいのにと内心イラつきつつ、早く全部持ってきてねと笑顔でお願いします。
 どうもおかしいなと思い、サラダが運ばれてきた段階で寿司は8貫ではないのかとややひきつる笑顔で確認したところ、店の人たちはどうやら酒がセットになっている別のキャンペーンセット(雛バル)と勘違いしていたようなのでした。ははん、だから「酒は?」と訊いたわけか。
 間違えましたと寿司はいったん下げられ、8貫の寿司が改めて運ばれてきました。とは言っても、このうちの6貫ははじめと同じもので、それに軍艦巻きが2つそえられただけなのだけれど。ああ、面倒くせえ。

 それなりにおいしくいただきましたが、残念ながら回転寿司のよくないところが目につきました。
 つくり方をカウンター越しに見ていましたが、これらの寿司は「握られて」いず、すし飯にネタをのっけただけのつくりで、箸で持ち上げるとネタとシャリがすぐに分離します。言ってしまえば、これはにぎり寿司とは言えないのではないのか。
 そしてそれらはかなり小ぶりで、8貫程度を食べたところで十分に腹が満たされないのですな。
 ティーバック仕立てのお茶は湿気っていて出が悪く、オマケにサーバーから出るお湯がぬるい。
 袋入りのわさびは、鼻を抜けていくような本来の刺激がありません。本山葵を出せ!
 嗚呼、寿司を食べる醍醐味はいずこに。

 とまあ、4桁のカネを投入したのに、満足感としては価格相応のものは得られず。つくづく食べ物の良し悪しは価格では測れないものだと改めて思ったところデス。
 少々辛辣になってしまい、ゴメン。
 ある金曜日、夕刻から山形で用事があるので、昼過ぎに庄内を出発。
 昼メシは「MyBloom」を使おうと、美咲町の「赤点ラーメン」を目指したところ、定休日ではないはずなのに休んでいます。何なんだよ、こーゆーやり方こそが客の信頼を着実に落としていくことになるのだぞ。
 では、鶴岡インターから高速に乗る都合もあるし、ここもブルームにエントリーしている「庄内観光物産館ふるさと本舗(ファーストフード味街道)」に行こうか。
 というわけで、1年7か月ぶりの再訪となりました。ちなみに、初回訪問時の様子はこんな感じ。

 ブルームメニューは、黒酢あん鶏から揚げ丼&半そば、782円のところを540円で食べられる、といったもの。
 ある程度予想はしていたものの、地産地消とか店の独自性とか味の工夫とか、そういうことはあまり考えていないようです。
 ファーストフードを謳いながら、システムや品質こそそれに相応しいものの、つくり方のスピードはそれほど「ファスト」ではなかったかな。あ、そうか、「ファスト」ではなく「ファースト」だからなのか? でも、だとしたら、そのファーストとはどういう意味なのか。

furusatohompo 201702

 まずは半そば。味噌汁に毛が数本生えた程度の量で、箸2かき半でそばがなくなります。
 Ummm・・・してまたこれが蕎麦というものなのかな。細いつくりで、明らかに茹で過ぎで腰がなく、蕎麦の香りのない白っぽいものです。
 そして、これがそばつゆか。薄っぺらい。微かな昆布とか鰹とかの風味は市販の出汁醤油のものなのだろうな。

 次に、から揚げ丼。量はそれなりにあるのだけど、結局のところ濃いめの黒酢だれの味で飯を食べさせられている感じ。しょっぱくて、茹でキャベツがなければ途中で食べるのをやめることになったかもしれません。そういう意味では茹でキャベツはいい仕事をしていたと言えるでしょう。
 がっかりなのは唐揚げで、これはどこの産?!と首をかしげたくなるような、脂気がなく硬い食感。出来合い冷凍物を揚げただけのシロモノで、食べる楽しさは感じられませんでした。

 文句タラタラになってしまいましたが、人間の評価にはハロー効果というのがあって、どこか気に合わないところがあると、多少いいところがあっても、悪いほうの印象に引きずられて、すべてが悪いように思えてしまうことがあるのだそうです。だから、この表記は極端なところがあると思って読んでくださいね。

 それにしても、これが782円などという値段はあり得べくもなく、540円でも高いと思う。
 一般的にこういう場合、「カネ返せ」の議論が噴出するわけですが、自分の場合そうではなく、「カネはいらないから、膨れてしまった腹を元に戻してくれ」と言いたい。(笑) いたずらに膨れてしまった哀しい胃袋を空にすることができたなら、別の店で改めて金を払ってでもおいしいものが食べたい!と思うのデアル。

 しかしなんですな、振り返ってみればこういう結末になったのは、トランプ大統領の論調を借りれば、「勝手に休む赤点ラーメンの不誠実さが原因だ。赤点ラーメンのせいだ」ということなのかもしれません。いや、違う、そんなことはないよな。
hacchin 201702

 酒田市上安町の「らーめんハウス八珍」を初訪問。
 らーめんハウスというからには食べるべきものはラーメン類だろうから、店名を冠する「八珍ラーメン」あたりが狙い目かなぁと考えての入店でした。しかし、メニューを見るとセットものがやたらと豊富。おっ、酢豚ライスがあるではないか、しかも3桁価格で。
 もう少しメニューをめくると酢豚とラーメンとごはんがセットになった「満腹セット」なんていうのもある。これならばラーメンの味も確かめられるけど、さすがに自分には多すぎるでしょ。

 ということで、麺類は次回以降に譲ることにして、今回は酢豚ライス930円を。
 うふふ、思わず笑ってしまったのだけど、ごはんがすごい。小そば用のどんぶりにマンガ盛り(いわゆる山盛り)。レギュラーサイズでこのぐらい多いごはんは久しぶりに見ました。

 でもって、メインの酢豚も優れてたっぷり。一口で頬ばるにはチト大きいぐらいのサイズの豚肉唐揚げが10個近くは入っていたでしょうか。これほど豚肉が充実している酢豚に出会ったのもまた久しぶり。赤身部分の比率が高く、この価格でこの肉の質と量はちょっとびっくりです。
 ほかにはカットの小さいタマネギとピーマン。ニンジンは花の形をした薄切り。つまりは多くが肉で構成された酢豚になっていて、ずいぶん肉を喰ったなというのが食後の印象。それって、酢豚の食後感としては異質と言っていいでしょう。
 あんの色は赤みが薄く、色彩的なきれいさはさほどではありませんが、塩辛さ、甘さがともに抑制されて、清々しい酸味が強調されています。なので、多めのあんを残さず食べても、後の喉の渇きはほとんどありませんでした。

 小鉢は、ちりめんの佃煮。これも塩分控えめ。それと蕪(?)の漬物。
 ラーメンスープを援用したと思われるスープは、鶏ガラと野菜、それに生姜の風味があり、ごくりと飲めるしっかりした量も評価点が高いです。

 いいな、この店。空腹男性のハートをつかむコツをさりげなくわきまえています。
 近いうちに麺類で再チャレンジすることにしましょう。
fukube 201702

 鶴岡市本町の「ふくべ」を初訪問。
 内川の橋の袂という好立地ですが、駐車場がなくやや不便。橋の対面にある準公共施設の広い駐車場を拝借し、歩いて店へ。
 数階建てのビルの1階、年配ご夫婦が切り盛りする店のよう。セットものはなく、中華、そば、ごはんものの単品メニューからのチョイスとなります。

 ここならこれだろうなと目星をつけていたカレーライス、700円。
 「大衆食堂のカレー」を絵に描いたようなルックス。奇を衒ったところのないいわゆるフツーのカレーライスです。
 カレー粉がしっかり効いていて、オリエンタルムードたっぷりの香り。厨房でつくっているうちから食欲をそそるいい香りが漂ってきていました。

 かっきり熱いままで供されており、ふうふうして食べているのにかなりアチチ。いいんじゃないですか、こういうの。
 具は、タマネギと豚バラ肉が中心で、これも食堂のカレーの特徴がよく出ています。
 福神漬がご飯の上ではなくカレーの上に置かれるあたりも、少しぶっきらぼうな感じがして、それがまたいい感じでもあります。
 ご飯は小粒のものを使っていて、少し水分が足りないぐらいの炊き上がりのもの。しかしこれがカレーのルーと相まってたいへんいい味わいになります。

 大衆食堂のカレーはいいなぁと思う理由は概ね2つあって、そのひとつは量がしっかりしていて空腹が十分に満たされること。喫茶店や上品な洋食屋では味こそ一流ということはあっても、こういう満足度はまず得られません。
 2つめは、ご飯の量に対するカレーの比率がかなり高いこと。ごはんをカレーにどっぷり浸して食べてもなおカレーが余るぐらい。店のおばさんのたんと食べていってねという心遣いが伝わってきてウレシイ。

 というわけで、おいしくいただき大満足です。当たりと言っていいでしょう。
ikoi 201702

 酒田市北新橋の「食事処いこい」を初訪問。店の存在は以前からチェックしていて、ご飯ものを食べたいときの選択肢としてキープしていたところ、今回ようやく機会が訪れました。
 店内は、奥に座敷、厨房手前にカウンターがあり、その後ろに8人が掛けられる大きなテーブル席があります。客が少なめだったので、その大テーブルを独り占めして、ゆっくりと食事ができました。

 鶏の甘酢あんかけ定食、790円。
 メニューには「ジューシーな鶏唐に甘酢をかけてさっぱりと仕上げています。野菜も多く使っています!」とあったので、これだ!とチョイス。

 記載に偽りないデキで、印象としてはどこを取ってもマイルドで、家庭的な感じがします。唐揚げは馬鹿みたいに多いでもなく大きいでもなく、この程度が身体に優しいんだよなと思える設えと味。
 甘酢は、ポン酢を主に用いていると思われ、まことに“さっぱり”。肉の下に敷かれたキャベツに適度にその味が染みていて、そこが塩辛すぎず、酸っぱさがさわやかでおいしい。
 オイルで締めたタマネギ、ピーマン、赤パプリカがトッピングされていてこれも効果的でした。

 小鉢類は、ホウレン草とモヤシの胡麻和え、かぼちゃ煮、白菜とキュウリの浅漬け。なんだか家で飯を食べているみたいで、いいでしょ、このコンビネーション。全体として確かに野菜が多く使われていますねぇ。
 これに熱々の味噌汁とたっぷりのメシ。もう、これで納得、申し分なしです。価格も妥当だと思う。
 ごちそうさまでした。