fukusouan 201703

 鶴岡市の旧羽黒町川代、「漬物の里」に併設された福湊庵を8か月ぶりに訪問。3月末まで使える「MyBloom」活用の20食目です。

 肉うどん、通常850円のところ540円。前回はそばを食べたので、今回はうどんをチョイスしてみました。いや、庄内の「豚肉」でというなら「うどん」に決まっているといっていいのではないかな。

 いやはや充実のトッピング。脂分を含み噛めばじゅわりとくる厚みのある豚肉が5枚、熱が通ってしんなりとし始めたネギが5切れ、きちんとそのものの味がするぐらいに厚切りのナルトが2つ、さらにはきつねが入り、せりが添えられています。立派といっていいでしょう。

 だしは、やさしい醤油味。凝った造りではありませんが、甘みが強めでおいしい。豚肉が脂がちである反面、つゆがあっさりしていて澄んでいるのがステキだと思う。

 うどん自体はノーマル。余目の「手打ちうどん鶴」のそれとまではいきませんが、弾力ある食感がうどんらしくていい出来だったと思います。

 福湊庵で特筆すべき点は、10種類ぐらいある漬物を自由に食べていいこと。今回も大根、カブ、山芋、わらび、茄子などの漬物を食べて注文品が届くのを待っていました。
 配膳まで20分近くはかかったと思いますが、これらたっぷりの漬物と熱いそば茶があるので、待つことは苦になりませんでした。

 うどんだけでもお得なのに、漬物までいただいて、これで満足できない奴なんているのだろうかと思うぐらいでした。
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kobayashi 201703

 余目の「小林食堂」を初訪問。
 旧余目町の食事処はこの2年で眼中にあるほぼすべての店を巡っていますが、商店街にあるこの店は取りこぼしていました。理由は、繁華街にあって狭い区画の駐車場が3台分しかないこと、WEBで見られる画像では細麺を使っていること、かつて庄内の食に明るいある人がこの店についてあまりよく語っていなかったこと、などがあります。しかし、行かずには語るなかれ、そして自分で確かめてみなければナラヌということで、訪問に至ったというわけです。

 幸い駐車場は空いていたので頭から停めて入店。昼どきなのに客は不在。真ん中に8人ぐらいは掛けられる大テーブル、その周りに2人掛けテーブルが数卓、小上がり2卓の、昭和然とした回顧感たっぷりの店内。白髪頭の亭主に、その連れ合いにしては若い細面、メイク、ネイルばっちりの女将の二人での切り盛りのようです。

 メニュー短冊は定食、ラーメン、丼物など基本メニューがズラリ。
 あの細い麺ならばラーメン類はいかがなものかと考え、ココは焼きそばのメッカでもある余目だしと、焼きそば650円を選んでみたところ。

 麺の茹で、野菜の炒め、そして両者の合えと、ていねいな仕事ぶりがつくっている厨房から伝わってきます。運ばれたのは、注文してから15分近くかかったでしょうか。
 余目オーソドックスの後がけソースタイプ。卓上のブルドッグ中濃ソースをくるくるとかけ回せば、味にオリジナルも何もなく、フツーのソース焼きそばになります。

 麺は、予期どおりの細麺。ぼそぼそした食感はソース焼きそばで食べるならばベストマッチではないかとさえ思えます。まあやはり、これをかけ麺で食べるのはどうかという気がしますが。

 スープは、大きめの器にたっぷり。ラーメンスープに、中華そばトッピング用の4cm四方ぐらいの海苔が5~6枚と刻みネギが入っているもの。味は、やや雑みがありますが、これをうまいと評する人も結構多いのではないか、というぐらいの許容範囲で、むしろ斬新です。もしかしたら鶏や豚のガラの灰汁取りが甘いのかもしれません。

 全体量は、余目の店らしく、充実度が高いです。焼きそばは量が入る食べ物ですが、自分の場合、ここでは普通盛りで十分でした。
 鄙びた感じはするものの、悪くなかったですよ、「小林食堂」。
seki 201703

 食堂の宝庫、庄内町余目で未訪の店探求し、ある日の昼休み、「蕎麦工房せき」に行ってきました。
 仕事場から車で15分、食べる時間がだいたい10分。だとすれば、調理時間には20分みておけば大丈夫だろうと踏んでのダイナマイトツアーです。さて、首尾は・・・。

 庄内地方で板そばを食べるのは、この前鶴岡市藤島の「手打ちそば草介」で食べて以来。庄内でそばというイメージは自分には薄く、このブログを遡ってみると「草介」のほかに「福湊庵」、「生石大松家」、「麺工房無量庵」、「羽黒のそば蔵金沢屋」、「麺処鵬匠」、「茂一そば」、「田麦荘ななかまど亭」で食したのみとなっていました。

 「せき」では、板そば+ゲソ天、900+200円を。蕎麦は高いんだよなぁ。
 大衆食堂でやるように、入店してメニュー短冊を眺め、注文する品を厨房の主人に伝えてから席に着こうとすると、主人は「お茶、出しますから」と一言。
 一瞬何を言っているのか意味がつかめませんでしたが、つまりは「まず席に着け」ということのよう。
 蕎麦屋とは大衆食堂の流儀が通用しないものなのだろうか。いや、そんなことはないだろう、たまたまこの店の流儀がそういうものだというだけのことではないか。

 ナルホドと席に着いて、女将が茶を運んでくるまでおよそ3分。自分の直前に入店した客と長話をしているから遅くなる。そしてようやく「何にしましょう?」と。おいってば。さっき伝えたでしょう。これからつくるの?
 でもって、「ゲソ天は時間がかかりますよ」と。どの程度かかるのか確認すると、5分ぐらい余計にかかるだけですというので、オーダーを変えずに待つことにします。
 しかし、待てど暮らせど注文品は来ず。そしてようやく、20分ぐらい経ってお待ちどうと。
 ああ、もう。先の計算でいくと食べるのに充てられる時間は5分ぐらいしかないぞ。

 これでは味も何もあったものではありません。急いで食べて急いで去る、それだけ。
 そば屋ってのは一般的に言って、こういう店に出くわす頻度が高いです。「こういう店」というのは、「食べに来てくれてもっけだの」ではなく、「なんなら食べさせてやってもいいんだよ」というような、売り手市場的な店のこと。こういうことは蕎麦屋以外ではごく一部のラーメン店にはありそうだけど、大衆食堂ではありえません。客本位が徹底していますから。
 店を始めてから16年ぐらい経っているとかいうことが先客との長話で聞こえてきたけど、老後の楽しみでやっている店に当たってしまったのかなぁという感じでした。

 結局、職場リターンは急ぎに急いだものの、13時2分着と遅刻。
 見栄えもよく、量もあり、10割そばの石臼挽きでそれなりにおいしいとは思いますが、再訪はありません。おいしい蕎麦は、内陸にたくさんある、てきぱきとした客本位の蕎麦店で食べることにします。
udon-ohi 201702

 「MyBloom」を持って藤島の「うどんの大井」を再訪。今回のブルームではここが行きたい店のベスト3には入っていました。
 なお、前回訪問時の模様はこちらです。1年2カ月も前のことになるのだなあ。

 ブルームメニューのカレーうどんにいなりずしを1個追加し、540+70円。
 カレーうどん、うまっ! しっかりカレー風味が漂う、濃いめでもったりとしたとろみのカレースープに白肌のうどんが隠れています。

 個人的にカレーうどんはとろみの強いものが好きで、そばつゆちょっぴり、カレーどっさりがいいと思っていますが、大井のカレーうどんはまさにそれ。最後にどんぶりを両手で持ち上げてスープを啜りましたが、なかなか口まで落ちてこないぐらいのどろり感でした。

 勤務途中の昼休みなので、白いワイシャツに汁が撥ねないように、少なめにうどんをたぐって慎重に口に運びます。幸い汁は撥ねずにすみました。
 しばらく前に群馬県桐生市の「ふる川暮六つ」という店でカレー南蛮ひもかわを食べたことを思い出しましたが、幅10センチほどもあるようなひらひらしたものでは唇が熱くて火傷必至。そういう意味ではふつうのうどんであれば唇にやさしい。そしてまた、蕎麦ほど伸びないので途中でぶつぶつと切れてしまうようなこともありません。
 つまりは、麺類にカレーを合わせるのなら、個人的にはうどんがベストマッチなのだろうとの結論を得たところです。
 なお、「ふる川暮六つ」のカレー南蛮ひもかわの様子はこちらです。

 いなりずしも美味。50~60円ならなおウレシ。
 ここ、とてもいい店ですよ。うどんがうまいし、トッピング各種も安い。店のおばさんたちの庄内弁も軽やかだし。
ikeda 201612

 鶴岡市本町の「池田食堂」を7カ月ぶりに再訪。前回はここで「孟宗みそラーメン」というのを食べたのでした。
 「My Bloom」の第5弾を使っての8軒目。そのブルームには「食堂 池田屋」と紹介されています。「池田屋」という店はかつて酒田市山居町にもありましたが、何か関係があるのかな。おそらくはないのだろうな。

 味噌うどん、800円のところ540円。
 「手打ちうどん鶴」で上出来のうどんを食べたのに続いてのうどんチョイスです。

 うどんのデキについては、コシが少し抜けている感じでやわらかく、まあ、ふつう。「鶴」のほうがオリジナリティがあって格上でしょう。鶴はうどん専門店ですからね。
 つゆは味噌味なので、うどん本来のダシの味が得られないことも残念なところです。
 七味をばばっと振って食べれば、なんだかやさしい味の味噌ラーメンのスープでうどんを食べているみたいで不思議。

 不思議という点では、トッピングの構成もなかなかおもしろい。豚肉4枚はいいとして、白菜、タマネギ、モヤシ、ニンジンの野菜たちにしめじとわらびの山のものが加わるという一風変わった組み合わせです。
 うどんにモヤシ? 山菜に味噌? かな~りユニークなんじゃないかい。

 前回訪問時は塩支那そば、味噌カレーラーメン、味玉海老とろみ麺などの変わりダネメニューに目を奪われたところだし、今回訪問時のウリは台湾ラーメンと台湾まぜそばとなっていました。
 ここの大将はいろいろなメニューをつくって楽しんでいるんじゃないのかなあ。
tsuru 201612

 余目の「手打ちうどん鶴」を初訪問。庄内町のめぼしい店はほぼひととおり巡りおおせた感じになっていて、この店が残り少ない未訪の店になっていたのでアタックしてみました。

 肉うどん750円。
 第一印象は格別驚くようなものではありませんが、ぱっと見、豚肉の脂分が多くてどうかなあと思ったところ。
 しかし、食べてみなければわからないものです。感動が多かったです。

 透明度のあるダシは、いくぶん塩味が明確な感じがするものの、昆布風味があって極めて口当たりがいいもの。うまいなあ。この澄んだ液体に七味を振りかけることに罪悪感というか、背徳感すら感じてしまう。でもかけたのだけど。

 手打ちを謳ううどんは、色白で透き通った感じすら湛えており、手切りされて太さに微妙なばらつきがあり、部分的に平打ち気味の形状になっているところもあって、見ているだけでおいしそう。
 単に硬いだけではない絶妙な弾性を持っており、噛み応え、喉越しともに申し分がありません。

 脂分が多い肉は5枚。きゅっと噛むとじゅーっと豚肉の旨みが染み出くるのがある意味快感で、おしとやかなものが多いこのどんぶりワールドの構成物の中では異色を放っています。
 適度に煮込まれたネギも美味。

 うまかった。うどんとは、なんてステキな食べ物なのだろうと再認識。
 この一杯ですっかりうどんの魔力に弄落されてしまった感があり、今後しばらくはうどん攻めが繰り広げられることでしょう。
touen 201612

 鶴岡市本町の「中華料理桃園」(箸袋には「飲茶點心店桃園 海鮮酒家武蔵」と書かれている)を、1年1か月ぶりに再訪。ブルーム第5弾を使った店めぐりの7軒目です。

 マーボー焼そば、815円のところ540円。
 「香ばしく焼いた麺の上にあつあつの麻婆豆腐をたっぷりとかけた食べ応え抜群の一品」とのこと。
 ビジュアルは麻婆丼。しかし中には焼き麺が潜んでいるのです。

 ふと思うのだけど、麻婆豆腐を焼きそばにかけたものってメジャーなメニューなの? 少なくとも自分は初めて食べるものだと思う。あとで調べてみたところ、仙台で始まったものらしいですが。
 まあ、中華丼にかける五目あんを焼きそばにかければあんかけ焼きそばになるわけで、麻婆丼の麻婆豆腐を焼きそばにかけるということには大きな違和感は感じないけれども。

 しかしここの店、上等です。麻婆豆腐の味は、すごく辛いとか痺れるとかいう奇を衒ったものではなく、日本人の誰もがおいしいねと言って食べられる類いのもの。かと言ってこの味は一般の家庭でも出せるようなシロモノではなく、いかにも中華料理専門店で食べていると感じさせる奥の深いものなのですから。
 そしてその具が、麺を覆いつくすほどの量ですから、おいしくないわけはありません。大満足。これを540円で食べるのがなんだか申し訳なく思えてしまいました。

 豆腐のスープもごま油風味があって美味。
 前回のログでもこの店で食べたものを「非常に美味しい」と結論付けており、ここは鶴岡中心商店街の名店と言っていいのではないかと思います。
 もうひとつの感想としては、やはり麻婆豆腐であれば、ごはんにかけて食べたほうがおいしいと思ったところです。
gatti amando 201612

 鶴岡の美咲町にある「ガッティ・アマンド」というパスタとピザの店を初訪問。ブルーム第5弾を使った店めぐりの5店目です。
 パスタ・ピザ・ケーキの店で、店の前の駐車スペースが4台分しかなく周辺も停めづらい雰囲気なので、客の入りが制限されている感じです。幸い1台分空いていたので、すんなりと入店。店内は小ぢんまりとしたフロアにわりと稠密にテーブルが並べられています。

 生パスタのナポリタン、サラダ付き、880円のところ540円。
 茹で上げ熱々で、全体としてぽってりとした感じの仕上がり。生パスタを謳うだけあって、平打ちのパスタの食感はもっちりとしていて、パスタというよりも中華麺のよう。おいしいです。
 ウインナーソーセージ、タマネギに加えて、本音を言うとあまり得意でないアスパラガスが入っています。
 タマネギの炒め具合がよく、適度な存在感があって、いいと思う。ソーセージの味がやや強めで、こちらは全体の味を引き締めている印象です。
 サラダも、様々なものが入っていて秀逸です。

 外でパスタを食する習慣がないので他店と比較できる材料は持ち合わせていませんが、出来のいいパスタの範疇に入るのではないかと思いました。

 ブルーム第5弾が始まって間もないからか、これまでのところお邪魔した各店とも混雑にはぶつかっていません。3月末まで使えるわけですが、後半になればそういうわけにもいかなくなると思うので、今のうちに精力的に回っておきたいと考えています。
sousuke 201612

 「MyBloom」を使って夜限定の特別メニューを食べに、旧藤島町の「草介」を、8カ月ぶり2回目の訪問です。

 小天ぷらと東根古代板そば540円。
 ご覧のとおり、とても540円で食べられるものとは思えない立派なもの。日頃「天板」として1,020円で提供しているものの海老天をゲソ天に変更しただけのもののよう。海老が烏賊に変わるだけでほぼ半額って、すごくない? おれはそれで十分だ。

 揚げたての天ぷらは、タケノコ、春菊、チーズちくわ、しめじ、かぼちゃ、ゲソの6種。
 これに薬味と漬物が付いて、麺量もきっちりあって、手抜きはまったくありません。
 そばたれも蕎麦湯もたっぷりなので、漬物をつまみながら蕎麦湯を猪口に2杯楽しんで仕上げました。

 庄内ではついうどんに走ってしまい蕎麦を食べる機会は少ないけれど、食べてみればうまいものです。
 生真面目そうな店主の丁重な客あしらいにも好感。蕎麦屋なのに「草介カレー・マーヴェリック」というカレーも出すそうで、これも魅力的。カレーを食べにちょいと蕎麦屋へというのもまたオツというものではないか。
 こりゃあ正規の料金でもう一度は食べに行かなければならんなあ。
fireball 201612

 庄内グルメクーポン誌の「MyBloom」の第5弾を手に入れました。せっかく買ったのだから少し通わなければと思い、ある月曜の夜に活動開始。昼はラーメンを食べたので、ラーメンじゃないものがいいな。
 しかし内容に目を通すと、要予約、月曜休み、昼のみなどの制約があり、ラーメン以外となるとここしかないみたいだゾ。

 というわけで、鶴岡市平京田の「レストランファイヤーボール」を初訪問して、「トマトソースのスパゲティーとカレー風味のライスコロッケ」を、1,000円のところ540円で。
 イタリアン系のレストランのよう。店内はポップな感じで、音楽はラップ系。苦労人風だけど気のよさそうな店主が「ブルームですね、どうぞ」と。

 ずいぶん待たされてから運ばれてきたのは、ご覧のとおりのもの。うん、食器は違うけれども内容は本に載っていたのと同じだ。
 パスタはダレていず、おいしい。コロッケも揚げ具合がよくておいしい。でもこれ、普段千円ってのはありえないと思うぞ。

 自分の場合、スパゲティーは具をたくさん入れ、ケチャップをたっぷり使って、家でおいしく食べるナポリタンこそがそれだという古典的なイメージがあり、外でパスタを選んで食べることはほとんどありません。つまりは、ブルームがなければこの店にはおそらく一生入ることがなかったのだろうな。

 そうだ、家にいただきものの高級トマトソースがあったな。近いうちにあれを使って、具をたくさん入れたスパゲティーをつくろうかな。
naniwa 201610

 余目の飲み屋街の一角にある「お好み焼きなにわ」を初訪問。古い鉄製の階段を上がっていったところにあるディープ感のある店でした。
 入ったところ、客はゼロ。オヤジさんが一人で1枚のお好み焼きを焼いています。

 計画どおり、「たべぶらパスポート2016」に載っていた一風変わったメニューの「ナポリタン焼きそば」650円を所望します。メニューに大盛り100円増し、特盛り200円増しとあるので、大盛りにするべきなのかオヤジさんに尋ねると、結構量があるよとのことなので、普通盛りを。

 カウンターの大きな鉄板で麺と具を別々に調理し、お待ちどうと。うむ、たしかに量は十分です。
 中華麺を使っているのかと尋ねれば、「いや、焼きそば麺だよ」と。焼きそば麺という別ジャンルのものがあるとはつゆ知らず、すみまへん。
 その麺は極太で、たしかに中華麺とはベツモノ。これを箸で食べるのが流儀なのだそう。

 あとで調べてみると「やきそば麺」とは、原材料は中華麺と同じで、中華麺を蒸した後食用油をまぶしたもののよう。ほほう、なんだか沖縄そばみたいだな。
 中華麺と違い、蒸しているためコシがないが、かわりにもちもちとした食感になる、調理時間が短縮できるのも蒸し麺の特徴――ということのようです。

 味は、その名のとおりケチャップで合えたナポリタン。とは言っても、洋食のような酸味はある程度抑えられており、若干の甘さが加わったうえに、そこはかとなく漂うにんにくの香りがあります。
 タマネギの炒め具合がよく、ほどよく豚肉やピーマンが投入されていて、家庭で食べるナポリタンとは一味違います。

 途中から入ってきた男性常連客が、我がもの顔の大声でしゃべっているのがウザい。ここに客が一人いるんだけどなあ。店のフロアはパブリックスペースであるという認識がちょいと足りない「田舎の変なオジサン」。まだ若いのに同じ話を繰り返すし。
 それを除けばまあまあでしたでしょうか。変わった名前のメニューが多く、それらは和・洋・中・多国籍のジャンルに広がっていて、興味をそそられたところです。
 余目って、街の規模のわりにやたらと飲食店が多く、掘り下げるとけっこう面白いところです。

ginka 201609

 2度目の銀華飯店。昼の混雑時の入店で、しばらく並んでからの着席です。
 前回は旗艦メニューのあんかけチャーハンを食べたので別のものをと、「五目ヤキソバ(什景炒麺)」610円をチョイス。
 しかし、この店、安い。今どきラーメン480円、チャーシューメン610円だものな。全体として昭和料金というか、現代の一般店よりも200円ぐらいは低めの設定になっています。

 五目ヤキソバは、運ばれてきたものを見てナルホドと。つまりは、あんかけチャーハンのチャーハン部分が軽く揚げた中華麺に代わったものでした。
 いやはや、ボリュームは見事。次々にやってくる客の大部分が若者から壮年、中年の男性だというのも頷けようというもの。味のほうはまあ、格別すごいというわけでもないけれど、この価格でこれだけ食べられることに喜びを見出している男性は多いのでしょう。

 野菜炒めが420円。これに150円のライスを付けて570円。こういう組み合わせもいいなと思ったところ。
 次回があるならばこれら炒めもののライス付きか、もしくは同行者が絶賛していた五目ソバ610円あたりが狙い目だろうな。

 この日の酒田は県下最高の32.5度。銀華飯店内は風がない分外より暑く、食べる前から汗ふきふき状態だったので、食後は推して知るべしの結果となりました。
 大将の特徴のある「あぁりやとぅ・・・」の定番セリフに送られて、店をあとにしたところです。
kikuya 201607

 湯の浜温泉に用事があったので、鶴岡市湯の浜の「きく屋」を再訪。今年5月以来だから、あまり間をおかずに行ったことになります。本当は同じ湯の浜にある「春華食堂」を狙ってみたのですが、休みだったようなので。

 前回はエビラーメンを食べたので、今回はエビ焼きそば700円にしてみました。
 いい感じ。麺の上の具は、ラーメンとまったく同じ。同行者が注文したエビラーメンにも同じ餡をかけて同時にサーヴです。
 適度な塩味がして、大ぶりのエビが3尾。あとは白菜、キャベツ、タケノコ、ヤングコーンなど。とろみも適度で、揚げ焼きした中華麺とほどよく融合します。
 前回も感じたことだけど、麺も悪くありません。透明感のあるもっちり麺です。

 この店、小さいけれども実力はかなりあり。店にたどり着くにはカーナビが必須で、すごい細道の先にありますから、穴場度は極めて高いです。

 店のテレビでは夏の高校野球地区予選の準決勝第1試合をやっていました。意外な大差がついて、鶴岡東が第1シードの酒田南を5回コールドで破る圧勝。
 そうこうするうち、顔見知りの同業者たちが7人で店にやってきて、やあやあと。1階はカウンター4席のみなので、2階の座敷へと階段を上がっていきました。彼らも同じ用向きで湯の浜に来ていたようでした。
onogi 201607

 酒田市一番町の「小野木精肉店」を初訪問。しばらく休んでいた食堂部門が再開されたと聞いたので。
 入店すると、左側はすっかり肉屋で、右奥に厨房があり、右手前に4人掛けのテーブルが3つ。ははあ、ここで食べてねということなのね。フツーの大衆食堂とはちょっと違うぞ。

 五目焼きそば810円。
 いい感じですね。この出来栄え。
 中華麺の揚げ具合は、一部が堅焼きそば化し、残りは部分的にさらりと焦げが入っている程度で、この両極端が楽しめるもまたよしといった感じです。
 餡の出来は、とろみ具合もやや甘さを湛えた味も非常に満足のいくもの。白菜、チンゲン菜、タケノコ、ニンジン、シイタケ、豚肉、むき海老など入るべきものがきちんと入っており、中華料理専門店といってもいい充実度です。あ、うずらの卵がないな。
 肉屋なのに、メニューは海鮮系が多いというのも不思議な印象です。

 精算時にタンとハツの串焼きを買って帰りました。
fukusoan 201607

 旧羽黒町の川代にあるそば・うどん店「福湊庵」を初訪問。「山形漬物の里 羽黒のうきょう食品加工」に併設されています。

 ざるそば650円。
 細打ち、太打ちが選べるというので、今回は細打ちをチョイス。
 自分の中では「ざるそば」は刻み海苔がかかっているもので、海苔がないのは「もりそば」だと思っているのですが、ここの「ざるそば」は海苔がかかっていません。ちょっぴり残念。
 十割蕎麦だというのですが、これは機械打ちの蕎麦なのではないかな、手打ち感がありません。
 山手の街道沿いという立地から勝手に手打ち蕎麦だろうと思いこんでいたので、かなり残念。価格から想像すれば、それもあると気づくべきだったと反省。

fukusoan2 201607

 蕎麦はともかく、この店の真骨頂はズバリ、漬物でしょう。10種類ぐらいはあったでしょうか、キュウリ、大根、山芋、カブ、わらびなどの漬物を自分で取って好きなだけ食べていいのよというシステムになっていて、備え付けの取り皿もけち臭いサイズではなくたくさん載せられるもの。これだけでも高い価値があります。

 まあなんですな、ここでは「漬物自由の原則」が適用されることを知っていたので、注文の段階で「板そば」1,100円や天ぷら350円などの過剰オプションはついつい控えてしまうことになっちゃうのよね。ごめんね、お店の人。
zen 201603

 鶴岡市布目の鶴岡バイパス沿い、「らー麺工房はくが。」のとなりにある「お食事処善」を初訪問。この店、庄内では珍しく肉そばを供する店のようなので、以前から気になっていたのでした。
 大山方面に「麺工房 善」というラーメン店があるけれど、そことの関係はどうなのでしょうね?

 肉そばを出すのだから蕎麦屋なのだろうな、ぐらいのノリで入店。蕎麦のほかに天丼などのどんぶり物もある様子。
 メニューを見て気になったのが、“善の限定”だというまぜそば。肉そば目当てだったのに「限定」に目が眩んでこっちを選んでしまいました。

 まぜそば900円。
 ラーメンのまぜそばは何度か食べたことがあるけれど、蕎麦のまぜそばは初体験です。
 ご覧のようにつくりはラーメンのまぜそばの応用系。
 「すこしラー油をかけてもおいしいですよ」とのことなので、ラー油を回しかけていただきます。

 トッピングは、上から時計回りにタマネギのかき揚、糸唐辛子、ネギ、鶏チャーシュー?、ネギ、そして中央に半熟卵。さすがにメンマは入っていません。
 この下に蕎麦。つゆは熱々で、和風味だけではない濃密なテイストがあります。
 これ、けっこう旨いです。「アリ」です。

 で、余ったつゆに無料のごはんをどぼりと入れて、レンゲではくはくと。ああ、いいなあ、これ。
 最後のひと啜りには蕎麦湯を注ぎ込んで、こっくりと飲んでゴチソウサマ。

 店はご夫婦二人での切り盛りかな。とても感じのよい方々で、またどうぞ~♪の声に送られて気持ちよく店をあとにしました。
tenten 201603

 余目の庄内町役場近くにある「テンテン」を初訪問。
 荻窪の焼鳥居酒屋「鳥もと本店」の名物オヤジのキャラを多少薄くしたような(それでも十分に濃い)店主が一人で店を切り盛りしていました。

 庄内シーフード焼そば(普盛)、750円のところ「MyBloom」を使って540円。
 すんげえ刻み海苔の量。これ、海苔好きなのでウレシイ悲鳴です。これに卓上のこの店オリジナルの配合と思われるウースターソースを回しかけると、海苔同士がくっついて大きな塊になって口に運ばれてきます。ほへぇ、うめぇうめぇ。

 写真を撮っては見たものの、海苔しか見えないのが残念。この下には目玉焼きが鎮座していて、この黄身を割って食べればマイルド感が増して旨い。
 麺とともに炒められているのはキャベツ、むき海老、干し海老、イカの身の部分とゲソ、アサリなど。
 麺量250gだそうで、圧倒されるほどのボリュームではありませんが、それでも十分な量でした。

 しかし、余目って、飲食店が多いよなあ。車で流しているとそこかしこに店の看板が見えます。これらの店が共存共栄して仲良くやっている商店街って、なんてステキなんだ。
nagomi 201602

 「My Bloom第3弾」の使用期間が3月9日までと迫ってきているので、掲載店の「手打ちそば和み」を初訪問。第3弾の利用回数は、数えてみるとこれで17回目。まあまあ健闘したというところかな。
 勝手に大箱だろうと想像していた店内は、案外にもこぢんまりとしていました。

 ゲソ天付き麦きり540円。
 通常は麦きり680円、ゲソ天単品170円、計850円をセットにしてみましたというもの。
 麦切りは、つるりとして美味い。この店らしい部分というのは格別感じませんが、しっかりとしたコシと艶やかな口当たりが素晴らしく、非の打ちどころはありません。

 ゲソ天は、ゲソの部分は一つだけで、ほかは胴体の部分の輪切り1と、耳の部分が1の都合3個。もちろん揚げ立てでしょりしょり。いずれの部位も極めて柔らかく、これなら歯の弱い高齢者だって楽に行けちゃうだろうなと思わせます。
 太い足をゴリゴリに揚げたゲソ天を食べて育った内陸の村山地方の人間(自分のことですね)にとってはちょっと上品過ぎかも。もっと下品でいいからもう少し量をくださいという感じでしょうか。

 会計時のオバサンの笑顔がグッド。メニュー的には、麦切りまたは蕎麦とミニ天丼のセット1,080円あたりが魅力的でした。
oishi-ohmatsu 201602

 酒田市生石(おいし)集落の東側の山裾にある「大松家」で昼食をとりました。

 天婦羅セット、1,500+税=1,620円。
 来客接待だったため落ち着いて賞味することはできませんでしたが、田舎そば的な位置取りをしながらもどこかにそこはかとないモダンを感じさせるような蕎麦で、なかなかに美味。
 天ぷらのふきのとうが少し遠い春を感じさせるえぐみがあって、これも旨かったと思う。

 板そばと天ぷらのほかには、写真には写っていませんが、食前に胡桃豆腐のあんかけ、食中にいぶりがっこと青菜の漬物、食後に柚子羊羹がそれぞれ供されました。
 蕎麦湯もとろりとしてグッド。「こんなにおいしいそば湯を出すところは東京にはない」と来客者。喜んでいただけましたか?

 店主は銀座「大松屋」で修業し、その後故郷の山形に戻り、建築後160年と言ったでしょうか、ここの古民家で開業したとのことです。また、鶴岡市の「大松庵」も兄弟が経営しているものなのだそうです。
muryoan 201602

 旧羽黒町押口にある「無量庵」を初訪問。
 リーズナブルな価格とボリュームが特徴の店で、そばも麦きりも国産粉にこだわり、つゆは無化調という触れ込みです。

 もりそばの大盛と天ぷら盛り合わせ、540+310円。
 もりそばは当然ながら生蕎麦で、普通200g440円、大盛300g540円、特盛400g690円。安いよなあ。
 安いけれども蕎麦はホンモノ。細切り仕立てで自分の太め蕎麦好みからはやや外れるけれど、蕎麦の香りが鼻に抜けるいい仕上がりです。
 加えてこの量。蕎麦は多めに食べないと食べた気がしませんが、そういう尺度から言っても自分にはこの大盛りが適量でした。

 天ぷらは少し値上げしたようですが、海老、春菊、マイタケ、サツマイモ、レンコンの5種でこの価格なら他店と比べれば格段に安いのではないかな。
 このコンビネーションで食べても850円というのは、価格破壊の範疇に入るかもしれません。

 そばつゆは徳利にたっぷりあり、不足感なし。薬味にも不足はなく、本わさび添え。サツマイモの甘煮が箸休めになっていて漬物なしというのも潔い。卓上にはご自由にドウゾの天かす。熱いそば茶に蕎麦湯。店員のホスピタリティもいい。
 安いからと言ってどこにも手抜きが感じられないのがスバラシイと思います。

 店では麺の直販もやっているぐらいの自信の麺。
 ああ、美味かったな。この価格で満足のいく蕎麦が食べられるシアワセ。
 再訪確定。麦切りも賞味してみたいな。