kishimoto 201701

 旅の2日目。今帰仁、本部方面を巡って、そろそろ昼メシだ。今日は朝メシを食べていないからな。
 朝を抜いて食べようとしたのは、「きしもと食堂」の沖縄そば! この地に来たならわざわざ遠回りしたって寄りたい店なんだもんね。

 きしもと食堂はもともと本部町の町内にあり、そこが有名でしたが、町からはなれた伊野波地区に新店をオープンさせ、そちらのほうが広いし無休なので、観光客の皆さんなどにとってはそちらがメインになっている模様です。
 町内の店で沖縄そばを食べたことがありますが、それはまさにホンモノ。そのときは、つゆを一口飲んで、相席になった見ず知らずのカップルに向かって思わず微笑んでしまったことがあります。微笑まれたほうはさぞ気持ち悪かったことでしょうが、ホントは「んまぁ~い!!」と言ってしまいそうなのを必死に堪えていたわけです。

 で、こちらの伊野波の店は今回初訪問となります。
 岸本そば小、500円。
 ダシから漂ってくるかつお風味がたまりません。小さい器ですが、量はそれなりにある感じ。
 このやさしい味のスープにコーレーグースを入れてしまうのはいかにも惜しいので、それは使わないことにしました。
 やんばる地方のものらしい太い麺。ホンモノの沖縄そばは噛んで食べるものだとの思いを強くします。首里そばなんか、よく噛まなきゃ飲みこめないぐらいだものね。
 トッピングの沖縄かまぼこと三枚肉は、本部町内のきしもと食堂と同じもの使っていると思われ、いずれも懐かしウマイ。
 醤油味が微妙に強いかなと感じましたが、こちらの支店でも伝統の美味さは健在で、大満足でした。

 あ、じゅーしー(250円)も頼めばよかったかなー。それだってゼッタイうまいはず。
 でも、ここでたくさん食べてしまうと後が続かなくなるので、まあよしとしましょう。
スポンサーサイト
furukawa 201609

 桐生は、産業遺産とひもかわうどんとソースカツ丼の街なのだそう。
 で、「ひもかわうどん」は一般的なうどんと違って2~10cmの幅があり、独特の食感と食べ応えがあるので名物グルメとしてメディアにもしばしば取り上げられているのだといいます。これは食さないわけにはいかぬでしょう。

 11時チョイ前の時間帯、桐生の市街地に入らんとする道筋。おや、右手のそば屋に行列が。おお、こここそ幅10cmもあるひもかわを出すという「ふる川」ではないか!
 これはこの店に入れという神のお告げ以外のナニモノでもないと判断し、残り少なくなった駐車スペースにも運よく車を滑り込ませることができ、あっさり入店。

 何を頼むか一瞬考えたものの、自分の前の客が注文していた「カレー南蛮ひもかわ」970円がうまそうなので、それに決定。ごはんとのセットにしますかと訊かれたものの、この日はホテルで朝食を食べてきたので遠慮しておきます。紙エプロンを渡されてスタンバイです。

 登場したどんぶりの大きいこと! こんな大きいどんぶりはラーメン店でこそ時折目にすることはあるものの、そば屋では初めてです。
 カレーにごはんって、やはり頼むべきだったかなと思っていましたが、これを目の当たりにすれば、たのまなくて大正解だったなあと。

 初のひもかわ体験は、正直びっくりです。これがうどんの仲間とはとうてい思えません。たしかに幅10cmはありそうなひもかわをティッシュペーパーのように2つ折りにされたものが8枚。びろんびろんとしているので、箸でつかんで口に入れようとしてもするすると逃げていくし、カレーが熱くて唇がやられそうだしで四苦八苦。でもこれ、楽しいじゃん。もはやこれはカレーワンタンのワンタン超デカバージョンやぁ!と言っていいよな。

 でまた、カレーが美味。厚みのある大豚バラ肉が堂々の5枚。これにタマネギの甘さとカレーのターメリック風味がマッチして絶妙でした。

 桐生に行ったならぜひ食べるべきユニーク麺でした。
okesa 201608

 宿泊地の真野から小木、赤泊、畑野、新穂、両津とドライヴしてきて、昼食は軽くいきたいと考えて、加茂湖の西側の秋津にある「手打ちうどんおけさ」でうどんを食べることにしました。
 13時入店で客は自分のほかに2人組のみ。店内はガラガラなのに、店主は一人客と見るや条件反射的にカウンター席にお願いしますと。座敷で寛ぎたいし、窓際の明るいところでいい写真を撮りたいのだけど、こうも杓子定規なのはどうかと思うぞ。

 ぶっかけ820円。
 たのんですぐにサーヴ。ということはこのうどん、茹で上げじゃないよね。
 口に運んでみれば、なにこれ、冷たくないじゃん。ああもう、揚げ玉は湿気っているし。タレも瓶詰のそばつゆそのものじゃん。

 佐渡島ではここまでおいしいものをたんと食べていい思いをしてきただけに、少しがっかりです。
 値段のわりに見た目のグレード感も乏しく、量もほどほど。
 佐渡旅の道中「殺したい蕎麦屋」という本を読んでいたのだけど、著者のシーナマコトは4~5箸しか分量がない蕎麦を1,200円で供し、店内にビバルディを流す蕎麦屋を殺したいと評していましたが、自分もなんか似たような気分になってシマッタ。

 こういう店は夜の居酒屋で生き残るかさもなければ淘汰されるのだろうな。少なくとも麺類王国の山形では続けてやっていけない店でしょう。
 残念でした。
singapore 201511

 新発田市に寄って、新発田城跡などを見ました。
 昼食は、新発田市の中央町にある「シンガポール食堂」にしてみました。
 地方都市の中心地にシンガポール?! なんで??

 店主の父が戦前シンガポールでホテルを経営していたそうで、戦後、母方の実家がある新発田に戻って店を開いたということです。
 で、ここの名物は元祖オッチャホイ。それってナンジャラホイ。
 幼少期にシンガポールで暮らしていた店主は、シンガポールで大好物だった「オッチャホイ」という料理の味を1年がかりで再現し、40年来このメニューを新発田市で供しているというのですよ。それって、食べておかなければならないでしょう。

 皿オッチャホイ(肉)、850円。
 一言で言えば、シンガポール風の焼うどん。豚バラ肉がたっぷり。ほかにはキャベツ、モヤシ、チンゲン菜などが入っていて、麺は、これはきしめんだろうな。
 開店前の1時間ほどは、きしめんと野菜類の水分をしっかり飛ばすという下ごしらえの手間があるのだそう。というか、調理中も鍋で具材に焦げ目がつくほど焼き飛ばしており、こういうつくり方は極めてアジア風。麺のコシなんてほとんど重要視していないようです。
 ピリ辛の味付けで食欲をそそりますが、日本的な感覚で言うと、このべちゃっとした仕上がりはどうなのだろうな。

 でもまあ、新発田っ子のソウルフードになっているようで、新発田人が大人になって里帰りしたときなどに無性に食べたくなるのだそう。
 自分が食べているときも、帰ってきた子や孫のためにテイクアウトしていったじいさんがいました。
 年季の入った喫茶店風の外観で、中に入ると昭和の雰囲気たっぷりでした。
miyoshiya 201508

 前記のとおり朝食が重かったので、昼メシはパスしようかと考えました。
 17時ごろに福井に着き、そうだ、宿に入る前にこれを食べたらどうだろうと思い至ったのが、福井名物の「おろしそば」でした。これなら軽く食べることができ、夜の居酒屋訪問のダメージにはならないだろう。
 てなことで、事前に調べておいためしどころリストの中から選んで、福井市順化の「越前そば見吉屋」へ。とりたててすごい人気店というわけではなく、確保した宿にほど近くてアクセスがいいという理由です。

 越前おろしそば、540円。
 かつおぶしなどがたっぷりかけられた盛りきりの蕎麦に、別の器で出てくるおろしだれをどばっとかけてかっ込むというなかなか魅力的なイーティングスタイル。
 蕎麦は、平打ち気味の形状を持つ手打ちで、蕎麦どころ山形のそれにも引けをとらないきりっとした味が楽しめました。

 普通盛りだとあっという間に食べ終えてしまいます。でも、このぐらいでいいんだもん。
 蕎麦湯は濃いのが少量で温め。濃いのはいいが、熱いのをもっとたっぷり欲しかったんだけどな。
yudetarou 201505

 11時台の仙台空港発のフライトに乗る。朝食は食べていない。目的地への到着は15時前。高いだけの仙台空港内の店では食べたくない。となると、空港の近くで11時前には開店している店が必要だ。
 そんな背景があって利用したのがこの店。知らなかったけど、全国展開なのね。

 かきあげ天丼セット500円。
 安っ! 嬉しいねえ、この価格。

 江戸切りそばと銘打つ細い更科系のそば。山形のものと比べると存在感は薄いですが、午前中のこの時間帯に手繰るそばとしてはけっこうイケル。
 かきあげ天丼は、からりとした感じのしない揚げ方の天ぷら。タマネギ中心のなんということはないかき揚げですが、どんつゆがしっかりした味なのでおいしく食べられます。

 このボリュームに加えて熱い蕎麦湯でくつろいで500円ならば、納得ですね。
chuoken 201310

 なんばウォークを歩いていて、中央軒が2軒あることを発見。おいしい皿うどんが食べたくなったぞ。
 ということで、よりカジュアルな東店のほうで、皿うどん840円を。

 「皿うどんですぅ」と尻上がりのなにわ弁で運ばれてきたものはご覧のとおり。おお、旨そう。
 極細の揚げ麺のショリショリ感がたまりません。
 はじめの2~3口はそのまま食べ、その後は卓上のソースをかけて味わいます。
 かけられた野菜のあんがたっぷりで、量も十分。
 あまりにもおいしいのでついバクバクと食べてしまい、卓上にあった洋辛子を添えるのを忘れてしまいました。

 山形にもリンガーハットがあるので、いつかそこの揚げそばの皿うどんを食べてみようかな。
shuriseimen1 201307

 京王線代田橋駅から北へ、首都高を越えて徒歩5分くらいのところにある沖縄そば店。
 この店の構えに惚れてわざわざ行ってみた次第。
 

 その並びの店舗がどれもこれも沖縄チックであることに驚く。酒屋の店先には「多良川」「請福」などの泡盛の幟が立っているし、中華料理店には「沖縄焼きそば」なんていう吹き流しも。ここは沖縄のコロニーなのだな。和泉明店街、別名沖縄タウンというらしい。

 「いらっしゃいませ、めんそーれー」のことばで迎えられ、カウンターに席をとり、オリオンビールとともに沖縄そばのメニューの中から「沖縄」700円をチョイス。
 ネギと生姜が添えられる素の「すば」は470円。これにらふてー、かまぼこ、こんぶが添えられて「沖縄」になります。

 まず、すば。これがまた縮れとシコシコ感の強いグレードの高いもので、袋ものとは一線を画する秀逸なもの。沖縄そば特有の油で寝かせた感じが薄く、むしろラーメンに近いような味わい。これって、数少ない沖縄そば経験の中では浦添のてだこそばで食べた麺と非常によく似ていると思う。自家製であることは間違いないでしょう。

 スープは、鰹の風味が際立っており、これまた文句なし。
 では、よく水気の切られた紅生姜をトッピングし、コーレーグースを少量垂らして食べましょう。
 2枚のらふてーはデカくて厚い。部分的には1センチを軽く凌駕する部分もあり、塩辛すぎずホロホロでこれまたラーメンのチャーシューのよう。揚げたてのかまぼこ、2つ入る結び昆布も上等。

 食べる前は本場よりも割高だなと思っていましたが、食べてみればこの値段も納得せざるを得ません。
 暑い中歩いてきたので、昼ビールも美味い!
 わざわざ出向いた甲斐がありました。
  reimen.jpg

 昨日から今日にかけて、会議のため盛岡に出張。各県の工夫や努力の状況を垣間見、とても参考になる。
 ところで、盛岡といえば、じゃじゃ麺と冷麺。
 昨日のお昼は「不来方(こずかた)じゃじゃめん」を食べた。あつあつの平打ちうどんにじゃじゃ味噌たっぷり。これをぐにぐにとかき混ぜ、ラー油や酢などで味付けして食べる。初めて食べたけど、美味いモンだな、これ。フィニッシュに生玉子をこれまたぐにぐにし、ゆで汁を注いでつくった“ちーたんたん”もまた美味だった。

 夜は会議の出席者と呑んだ後、W杯の韓国戦も観ずに一人「ぴょんぴょん舎」で冷麺を食べた。スイカが入っていて(山形ではりんごが入っていたりするが…)なかなか美味いが、冷麺はすでに全国区といった印象で、感激の度合いはまずまずといったところかな。
 やっぱさぁ、行った先ではご当地のモノを味わってみたいよね、多少無理しても…。で、結局胃がもたれることになるワケよね。翌日の朝食は食べなくてもよかったナ。