ryushang-takahata 201703

 久々に置賜地方に足を踏み入れ、高畠町の「龍上海高畠店」を初訪問してみました。
 そう、意外にも初訪問なのです。龍上海はこれまで赤湯本店、山大病院前支店、山形店、米沢店、栄町支店、宮内支店の6店を経験。龍上海で行っていないのは高畠店だけだなあと思っているうちに、取りこぼしてしまっていました。その後、東根、鶴岡にも系列店ができています。

 からみそラーメン大盛、850円。普通盛りの100円増しの価格です。
 どんぶりからして他店とは異なり、手づくり風の和風のもの。違うものですね。
 味も全体として龍上海だぞ!というトンガリ感が薄く、つまりは誰にでも食べやすく仕上がっているといってよさそう。その証拠にご近所の高齢者夫婦や小さい子供を連れた家族連れ客なども見受けます。

 スープは、飲む前の香りからしてすでに「龍上海」しており、久々に食べる者にとっては懐かしささえ覚えます。魚の脂が表面を覆っており、湯気が立ちません。
 一口めは懐に深い甘みを感じ、これってこの店独特だよなと。でもって、辛味噌を溶かすと強烈なニンニク風味がガツンと広がり、龍上海キター!という感じ。これこれ、この味ですよ。

 麺は、さほどの太さを感じないノーマルちょい太ぐらいのもので、自家製感のあるピロピロを軽くもんだもの。うまいんだよなあ。でも麺の個性も、他の龍上海系列店と比べれば薄いかもしれません。
 チャーシューは薄いけど、大きく柔らかくてジューシーなものが2枚。画像ではわかりづらいですが、メンマは辛味噌の下にザクザクと。浅茹でのキャベツはさほど多くはありません。

 ああそうだ、赤湯ラーメンにはたいてい入る青海苔がなかったような気がするな。
 結論としては、やや優しめの「龍」といったところ。本流から少しだけはずれて独自色を発揮している店だと思います。
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katsura-sapporo 201411

 出張で米沢に来て、チョイスした昼食どころは桂町さっぽろ。米沢ラーメンを供する店の代表格といった感じの店。
 ここに来たのはおそらく4年ぶりぐらい。店の佇まいも店主のおじいも店員のおばさんも、あの時のままだ。

 中華そばの大盛り600+100円。
 ラーメンの見た目もどんぶりの柄も、これまたあの時代のまま。うーむ、すごい!
 いやはや、多い。麺量は、倍の2玉だろう。ちょっとしんどいが、ウレシイ!
 少しくすんだような色をした米ラー本来の細ちぢれ麺は特有のほろほろとした喉越しがたまらなく、これぞ喉で食べるラーメンといった印象。

 変わらないというのは「強い」と同義なのだなと感じたところです。
satsuki 201411

 米沢市街のずっと南のほうの山手、関根地区のラーメン屋を初訪問。
 ここは米沢勤務時代の2年間にも結局訪問できなかったところ。米沢からでも結構距離があり、つまりはわざわざ行かなければありつけない店だったというわけなのですな。なので、ある3連休の中日にわざわざ行ってみたところ。

 名物のネギラーメンの大盛り750+100円。
 ここのウリはこのきれいな盛り付けにあるのでしょう。ノーマルのラーメンよりも150円高いのですが、メニューの写真から察するに、ラーメンから増えたのはほぼ白ネギの部分だけのようです。

 久々に食す細麺縮れの米沢ラーメンは喉越しがすごくよく、たまりません。スープもダシの効いたあっさり味なのでするずるとあっという間に啜り上げてしまい、身体からは汗が大量に流れます。

 わざわざそこまで食べに行くほどのものかというと、味的には特別すごいオリジナリティがあるというものではありませんが、どんぶりの中の美しい見た目はもとより、いかにも雪国の家といった風情の店の外観、店を切り盛りするおばちゃんたちの会話、外の山並みなどが相俟って、この店でなければ醸し出せないいい雰囲気がありました。
yoshimura 201410

 だいぶ前から訪れたいと思いつつ、なかなか行けなかった吉村を初訪問。

 吉村らーめんの大盛り、700+100円。
 でっかいどんぶりに、たっぷりのスープと自家製の麺。これはラーメン好きにとってはたまらないビジュアルです。

 濃いめの色のスープは、一口啜ってみて納得の美味さ。格別特徴があるわけではないように思いますが、かなり凝っていると思わせる深みがあり、ついついレンゲで10口ほど啜ってしまいました。

 麺は極太。しっかり手もみしたとみえて、こぶこぶの形状になっています。安直に山形市内の店で例えれば、ケンチャンラーメンのそれとも似ています。
 大盛りわずかの100円増しで、この麺がたらふく食べられると思うと、シアワセな気持ちになれます。

 チャーシューをはじめとして、添えられた具材もなかなかのもの。自分の場合とりわけ、ネギの小口切りの具合に感心。中央のみずみずしいそれの近くのスープを味わい、それを麺に少しずつからめて食べれば至福感たっぷりでした。

 わざわざ出向いた甲斐あり。
 噂どおり、店のお姉さんの自然な笑顔の接客が気持ちいい。
 次は味噌ラーメンあたりをいってみようか。
kaminari 201406

 このところよくジャンボレンゲの店に当たっており、それならばここにも行っておかないとと思い立ったのが、雷ラーメン元気っ子。ここのレンゲはすごいと聞いている。

 数年前に置賜勤務をしていた頃も入ったことはなく、今回が初訪問。
 みそラーメン野菜入の大盛り650+100円をチョイスしてみました。

 いやはや、でかいレンゲ。でかいどんぶりに麺がたっぷり入っていますが、このレンゲのせいで全体が小さく、少なく見えてしまっています。
 このレンゲでスープを掬うと、かなりの量のスープが持っていかれます。結果、スープは完飲。

 麺は太くてしっかりしたもので好感。
 わざわざメニュー名に加えられる野菜は、今どきのドカ盛り野菜には及ばないもののそれなりにたっぷり。煮出しはしていないようで、炒めるにも挽肉は使っていません。
 スープは、擂った白胡麻がたっぷり入っているようで、胡麻風味が強い。そしてほのかな酸味があります。これは独特かも。
 チャーシューは、美味いとの情報どおり、とろとろで熟成感があって主張は十分。
 これだけの量と質でこの値段は、高く評価していいのではないか。

 みそラーメン野菜入は、正油野菜入と同額で、辛みそラーメン野菜入とも同額。このあたり、内容はどう違うのだろうか。
 また、みそ中華、辛みそ中華(野菜なし、いずれも600円)というメニューもあるけど、みそラーメンとどう違うのかという興味も湧いてくる。
 そのあたりを解明するべく、こりゃあもう一度行かねばならないかな。
kiden-otsuka 201405

 出張時の昼メシ。昨年3月にオープンしたようで、自分が置賜地域で勤務し、ラーメンの食べ歩きをしていた3年前にはなかった店。米沢にも同名の店舗があるようです。
 メニューは基本、中華麺とみそ中華麺で、これらのゆず風味と肉中華麺のバリエーションがあります。

 そのうちでは最も正統派の中華麺680円。
 とても上品な、いい見栄えだね。(太田和彦調)
 美味しいよ!と視覚に訴えてきます。こうなれば、もう間違いなく旨いでしょう。

 自家の製麺機で今朝打ちました、といった風情の太目の麺は、もっちりとしていて最高の食感。いい麺にめぐり会えてうれしい、と素直に思えます。
 スープも、透明感の際立つあっさり味でありながらも、表面を覆う多めのオイルがコクを加えてなかなかに美味。
 箸で持ち上げた麺にこのスープが吸い寄せられ、麺は滑らかさが増した形で喉に流れていきます。

 消費税アップの値上げのあおりか、やや高めの値段設定ですが、満足感は高いです。
 消費税の影響で、500円台で食べられるラーメンは巷から激減してしまったのだろうなぁ。
kume 201405

 南陽まで足を伸ばして5年ぶりに「くめ」へ。
 ここの醤油味のラーメンが、いかにも「赤湯ラーメン」然としておいしかった記憶がある。あれをもう一度食べたいが、今回はちがうものをということで、みそらーめんの大盛り、4月に値上げして800+100円にしてみました。

 これまた立派。魚のものだと思うが濃厚な脂と地元の味噌のマリアージュ。醤油にはかなわないだろうけど味噌も赤湯ラーメンらしいいい味を出しています。
 ネギ少々のほかに軽く湯通ししたニラがたっぷりなのがユニーク。厚みがあり、白の際立つナルトがココのラーメンのワンポイントであり、それが健在なのはうれしい。
 ザクザクのメンマに、三枚肉風の塩辛いチャーシューが、チャーシューメンでもないのに4枚、それに青海苔がたっぷり。
 スープは、すするほどに脂分が減って味噌の発酵風味が増し、味噌粕、青海苔、チャーシューやメンマの切れ端などが混然一体となっていくのがいい。

 何よりも、赤湯ラーメンらしい太くて手もみの縮れがついた麺がいい。前回も思ったようにこの麺はスープと折り合いをつけるタイプではなく、麺が麺として存在しようとする主張の強いものだと思う。
 その点についてうまく表現することができないので、興味を持たれた方はぜひ実食してその感覚を体験してほしい。
maru9 201404

 仕事がらみで西置賜方面に赴いた際に初訪問。前から行ってみたかったのだ。

 馬肉支那そばの大盛り、630+100円。4月から30円アップで、大盛り料金は据え置き。
 たまらないルックス。写真ではわからないけど、換気扇から外に流れるダシの香りもまた良し。

 山形市内のラーメンよりも数段細い見た目博多ラーメンのような麺は、きりりと浅茹で。細麺なので足が速く、徐々に量が増えていく印象があり、その段階でもっちりとしてきます。中華麺らしい香りがして、こういうのはいいなぁと思わせます。

 立派な馬肉チャーシューが3枚。馬肉の常として色は悪いが味はよく、弾力のある硬い食感のものを塩辛めに仕上げています。
 メンマは穂先づくりで繊維質がしっかり感じられるものでグッド。あとはネギのみといったトッピングですが、この素朴さが秀逸で、これらは食べる者に食感のバラエティさを意識させてくれます。

 スープは、臭み消しの生姜香がほのかに感じられるまろやかな醤油味。これまた馬肉ラーメンの常として色が濃いものですが、味は逸品。

 麺、スープ、チャーシュー、トッピングの3つのバランスの妙味がすばらしく、このようなすごいラーメンをつくる店が長井市の五十川という小さな集落に存在することに、山形ラーメンの奥深さを感じざるを得ません。

 レンゲが付かないので、両手でどんぶりを持ってスープを堪能。
 久々に奥様の「おしょうしなぁ」の声に送られて、気分よく店をあとにしました。
banrai 201103

 かねがね米沢ラーメンと赤湯ラーメンの地理的境目はなへんにあるのか?!ということを考えていて、米沢側から北へ漸進する方法でこの2年間にわたってラーメン店の数々を踏査してきましたが、そろそろ結論を出すべきときがきているようです。
 で、今回は、以前からその境界線上あたりに位置するのではないかと考えていた食堂万来に赴き、ラーメン大盛り550+150円にチャレンジです。

 結論から言うと、行政界では高畠町にあるこの店もまた、米沢ラーメンでした。
 生姜の香りが漂い透明感のあるスープ、細縮れの麺、衒いのないシンプルなつくりといった米沢ラーメンの粋を集めたような純粋米ラーです。
 もしもこの店が米沢ラーメンを出す店の北限なのであれば、米ラーの北の玄関口には極めて秀逸な米沢ラーメンが配されているといえるでしょう。

 麺は極細で、こういう麺はほぼ噛まないで喉越しのよさが楽しめます。2年間米沢ラーメンを食べてきてようやく気づいたのは、米ラー特有のこのほろほろ感のよいところは結局のところ喉越しにあるのではないかということ。
 適量を箸で掬って、ふーふーして、啜りこんで、喉に流し込んでやる――という一連の動作の円滑なことといったら。
 思い起こせばそういう流れは、米沢市内のこやなぎとか、さっぽろとか、高畠の福よしとか、その他多くの店でも堪能することができたのを思い出しますねぇ・・・。

 チャーシューも、濃い目の醤油味のジューシーなつくりで、これもまた優秀。
 使い込んで模様が薄くなってしまったどんぶりも、貫禄十分でよろしい。
 店で働くおばちゃんたちもはりきっていて、これまたよろし。

 中華麺のほかにもさまざまなメニューがあるので、何度か通って楽しめそうな店でした。
irori 201103

 ネットでココのラーメンの画像を見て、これはゼッタイにうまいはず!との確信があったので、いつかは行ってみようと思っていましたが、このたびそのチャンスがめぐってきました。
 蒲生田という集落のなかにポツンとあるような店なので、行こう!と思わないとなかなか行けなかったりするものですから。

 らーめん600円。
 いやはや、これまた秀逸。
 いかにもというような赤湯・宮内系のもっちり太麺。これがすっごく美味い!
 つい先ごろ来々軒で食べたばかりなのでそれと比較しても、来々の麺にまったくひけをとらないというか、勝っているというか。

 そしてココのラーメンは麺だけにとどまらず、具も充実しています。
 チャーシューは厚みのあるグルグル系(わかりますね)で、箸で持ち上げると、あぁ、もう私、くずれていくわ・・・というような感じでほろほろと身が崩れていくようなつくり。
 これは米沢のホテルべネックスのラーメンのチャーシューに通じるものがあります。べネックスの作り手は洋食で修行を積んだいわばシェフ。それと互角に戦えるシロモノだと思います。

 そして、刻んだ長ネギはどんぶりの真ん中にスープに浸らずにトッピングされ、青海苔が多めにパラパラとかけられ、ピンクのナルトとともに彩り鮮やかです。

 スープも、これはスバラシイ。どこまで飲んでもおいしくいただけるコクがあり、後味も、くどさがなくさっぱり。これは凝ったスープだぞ、化学調味料系はおそらくいっさい使っていないのではないかと思われます。

 普通盛りで600円とは高めではないかといぶかったおれが悪かった。
 この麺で大盛りはたったの100円増しなのに、「らーめん大盛りですか?」と訊かれて「いや、普通盛り」と答えたおれが浅はかだった。

 キャベツの浅ヅケもシャキシャキで小皿にいっぱいだったし、この店は掘り出しモンだぁ!と思いましたですな。
rairaiken 201103

 蔵安というラーメン屋をめざしてみたのですが、なんだココ、いつも休み。閉店したの?それとも夜だけの営業なの?
 まあいいや。赤湯にはたくさんのラーメン屋がある。べつなトコ行こうっと。
 で、行ったのが来々軒。ここはまちがいなく旨いラーメンが食べられる。

 中華そば大盛り550+100円。
 あいかわらず美味い。すばらしい食感の自家製麺。ラーメン好きにとっては至福の時間を味わえますね。

 ラーメンの基本形とも言える具の面々。チャーシュー、シナチク、海苔、ナルト。
 チャーシューはスープよりやや濃いめの醤油の味付けで、三枚肉風。その脂分がジュワッとして秀逸。これが3枚。
 シナチクは繊維質のためにとてもよい歯ごたえのものが数本。足りなくもなく多くもないという絶妙な量感。
 小さな正方形の海苔と鮮やかな色のナルトが食欲をそそります。

 ちょっと感じたのは、スープの大味感。最初の一口こそスバラシイのですが、啜るうちにだんだんつまらなくなってしまうと感じました。
 コレはナゼカ?? もしかしたら、中華の調味料で味を調えているからでないのかなぁ。
 ま、ハイレベルななかでの小さな欠点、ということなのでしょうが。
daikatsu 201103

 かつて一度来たことがありますが、そのときはステーキのようなチャーシューがのった黒獅子ラーメンを食べました。
 今回は、同行者が言うにはココは「野菜みそ」だと。
 で、その野菜みそラーメン750円をいってみました。

 野菜たっぷり。味噌かすがかもしだすコクのある味噌スープには平打ちの太麺がとてもよく合います。
 野菜は豚バラ肉とともにさらりと炒められたもののようですが、味噌ラーメン特有の脂っこさはなく、こういうのは美味しいと思う。
 長井には、味噌中華のすえひろのほかにも、和風というかあっさりめの味噌ラーメンを提供する店があちこちにあるんですね。
 トッピングには太ネギとシャキシャキのミズナ。大阪のはりはり鍋か!? こういう趣向もなんだかゴージャスに見えますよね。
 これに、テーブルに備え付けの辛味噌をのせてハフハフと食べれば、美味しさのあまりあっという間に完食。スープも美味しいので、粗めの味噌かすとともにレンゲですくってすべて腹の中に収めてしまいました。

 また行く機会があれば、今度は納豆みそラーメンをいってみようかと思います。
 ごちそうさまでした~♪
gosenban 201102

 このところ比較的よく行く伍泉ばん。冷やしラーメン、ちゃんぽん麺などに続いて今回は肉ラーメン680円にチャレンジ。

 なんだか黄土色ばかりであまりおいしそうには見えませんが、これがなかなかに美味。豚バラ肉から滲みだした肉汁がしみじみと美味いです。
 その炒め方もかなりの強火でジュワジュワやっているようで、キャベツやタマネギにほんのりとした焦げ目がついています。ほかにモヤシも。

 麺は、米沢の街なかにありながら米沢ラーメンは使っていず、黄色が際立つ中細のたまご麺。これはこれでたいへんによいと思う。

 肉ラーメンにしてしまうと、ラーメンに本来入るべきチャーシュー、メンマ、ナルトなどが割愛されてしまうのは残念。
 しかしまぁ、バナナが1/2ついてこの値段なら納得でしょうなぁ。
kubo 201102

 南陽市役所近く、113号線沿い、蒲生田にある窪ラーメンに初入店。
 ここ、少し前まではひまわりラーメンだったよな・・・。

 ワンタンメン大盛り600+100円。
 料金は良心的。だがしかし、内容は値段相応というところかなぁ。

 評価を下げている点は以下のとおり。

 南陽市にありながら、麺は赤湯ラーメンを使わずに、スーパーで売っている袋麺のようなものを使用していること。
 熱さが不足しており、大盛りを食べても汗が出てこないこと。
 スープが塩辛く、チャーシューに至ってはそれよりもさらに塩辛いこと。長井のかめや並み!

 一口目の味わいは、独特の甘みが感じられて好印象だったのですが、完食するころには喉がヒリヒリしていました。その後の訪問先で出されたお茶のうまかったこと。(笑)
 ワンタンは、5つぐらい入っていたのかなぁ。あまり印象は強くなかったですかね。
momofuku 201102

 おそらく7~8年ぶりの訪店。赤湯界隈ではわりと評判の店で、いつも店の前には車がいっぱい。でも裏に駐車場があるので大丈夫なのだ。

 百福ラーメン550円。
 太めの麺は秀逸。自家製麺なのだそう。
 赤湯ラーメン特有のもっちり感はありません。しかし、つやつや、プリプリで、きりりとした食感があり、すんげぇ美味。人気があるわけだ。

 具は、チャーシューがしましま系とぐるぐる系の2種類で、しっかりした厚みのものがなんと3枚。ほかに太くて噛み応えのあるメンマが7、8本、半熟卵1/2、ナルト、海苔、それに長ネギではなく細ネギ。
 充実の極みで、これでこの値段は安いと思うけどなぁ。600円はとっていいゾ。おれは650円でも喜んでまた行くゾ。

 スープは、はじめの一口はこんなもんかという程度の印象でしたが、啜るほどに味わいが深まり、さまざまなダシの旨みが口に広がって、食べる者(おれですね)を唸らせます。
 食後しばらく舌に痺れがあったので、化学調味料を多めに使っているのかもしれません。でも、ココの場合そんなことは許容できるくらいの納得感があります。まぁ、体調なんかも関係しているかもしれないし。

 麺の量は200グラムだそうですが、やや少なめ。底のほうがやや平べったいどんぶりの形がそう感じさせるのかも。
 今回は空腹感が高くなかったため普通盛りをいってみましたが、次回は美味なる自家製面を味わうべく300グラムの大盛りをいきたいと強く感じさせるクオリティの高い逸品でした。
watabe 201102

 ようやく行けた麺家わたべ。よく店の前を通ってはいたのですが、初訪問です。

 味噌中華650円。
 味噌中華というと、長井市すえひろの白味噌中華を思い出しますが、それと比較すると、ややインパクトに欠けるというのが正直な印象。
 あっさり系の味噌味で、もやしも炒めたものではなく茹でたものが使われていて好感度は高いのですが、何が原因かというと、おれはわかってしまったゾ。
 それは、チャーシューもメンマも味が薄く、言ってしまえば全部スープの味になってしまっているのだな、味が平板というか。
 だから、ぐるぐる系(わかりますね)で立派なチャーシューももっさりした食感ばかりが伝わってくるし、メンマも食べていて特徴がないと感じてしまう。ワカメにいたっては完全にスープと一体化しているし。
 これらはもう少し味を濃くすべきである、と思う。

 なおおれは、ラーメン屋はどのあたりまでが米沢系なのかを探るべく、国道13号を米沢から南陽市方面へと北上して調べているのですが、高畠町にあるこの店は米沢ラーメンを使っていました。
 米沢ラーメンは行政界を越えて普及しているのですね。

 それから、米沢ラーメンと味噌味というのは基本的にミスマッチだと思うのですが、米沢ラーメンファンの方、いかがでしょうか?
suzuho 201101

 今年1杯目のラーメンは、あら町の寿々保食堂。
 初訪問。
 入店すると昼時なのに客が2人。いずれも常連さんらしく、カウンターで店の人と話をしながら麺を啜っています。同僚と2人で入りましたが、おれたちは新参者なので、フツーのテーブル席へ。

 なかなかユニークな店で、つくりがなんだか居酒屋風。店に来る前に、雪に突っ込んで亀の子になっていた車をスコップで救助したので、なんだかビールでも呷りたくなったりして。(笑)
 で、「この雰囲気はビールに煮込みなんかがあればサイコーだよなぁ・・・」なんて、2人で話をしていると、ナント! 煮込みが出てきたではありませぬか!! それにほかほかの豆腐田楽も。
 おぉ、これがウワサのオマケかぁ! すげぇすげぇ。

 その、居酒屋風に言えば「つき出し」をつついていると、ほどなくしてラーメンが登場。
 こぶりの器にわりと稠密に麺が入って、味はいたってシンプル。テーブルに胡椒がないのはナゼカ?と思っていたのですが、最初からかかっているのですな。
 麺は、若干太めではあるものの、それは米沢ラーメンとしては、ということであって、いい具合の縮れがあり、スープも香ばしい醤油の味が楽しめるまさに米沢ラーメン。
 ネギも刻みたてだし、チャーシューもパサパサ系ではあるが2枚だし、ワカメもふんだんに入っています。

 奇を衒ったところがどこにもないラーメンに加えて、2品の「つき出し」がついて、いくらだと思います?
 これが今どきたったの500円ですよ、あーた。
 店主は何を考えているのでしょう。儲けって、あるのでしょうか?

 この内容で納得しないわけにはいかないでしょう。
 そうそう、給水器がないので厨房のおじさんに水を所望したところ、いかすグラスに氷がたっぷり入った冷たいのを持ってきてくれました。
 ありがたやありがたや・・・。こいつぁ新年から縁起がいいや。(嬉)

suzuho2 201101

 これが「つき出し」の煮込みと豆腐田楽です。どーだどーだ。

gosenban 201012

 川西町の大都嘉屋で食べた五目そばのあんかけがスゴかったという話を職場の同僚にしたところ、五目あんなら伍泉ばんもすごいですよというので、その同僚と行ってみました。

 2回目の訪問。前回は夏の盛り、冷やしラーメンを食べたのであった。
 そのときはメチャ混みだったけど、今回は客も少なくゆったり。・・・昼どきなのに大丈夫か?

 ちゃんぽん麺730円。
 ぐひゃ~、なんじゃいな、こののっぺりしたビジュアルは!
 あ、思い出した! これは栄屋山辺支店のもやしラーメンのルックスに、よ~く似・て・い・る!

 どろ~り、どろ~りとしたスープに箸を入れてまたびっくり。「つゆ」がない!
 ・・・そう、大都嘉屋同様に、スープがほぼすべて「あん」なのですな。(笑)

 そのどろりで熱いあん、唐辛子が入っているうえに胡椒がけっこう効いている。これはもう、大量発汗は必至である。
 火傷しないように食べようねといいながらゆっくり食べたのですが、ワイシャツの袖をたくし上げたり襟元を開けて風を送ってみたりするも、ほぼ効果なし。
 鼻をかみ、目の涙をぬぐうこと数度、汗についてはハンカチをずぶぬれにしながらなんとか完食。
 う゛ぁ~~、あっづい・・・。
 おれもう、午後から仕事したくねぇっ!! ビール飲みてぇっ! 風呂入りてぇっ!
 これは一種の労働に近いですよ。食べるという名の労働・・・。

 でもまあ、漬物、バナナがついてこの値段ならリーズナブルでしょう。
nanaya 201011

 今泉のななやに行ってみました。
 ななや醤油ラーメン大盛り、650+100円。
 登場したどんぶりのたたずまいを眺めながら、食べ物、特にラーメンというものは、見た目のよさが大切だなあと思いました。唾液腺を刺激する第一印象、これが食べ物をおいしくするのですね。

 ほうれん草の緑とナルトのピンクが美しい。
 見た目という面からは、スープの量が絶妙です。麺の量に対してスープが多すぎるとなんだかスープの色一色になってしまってつまらないし、少ないと麺が伸びているように見えたりしますよね。ですが、コレは完璧。きっと店の人はそういうところまで気を使っているのでしょう。

 加えて、写真の上のほうに見えるのは岩海苔。このあたりでは珍しいトッピングと言えるのではないか。
 人によってはスープに溶け出してしまうこういうものはスープ自体の味を損なうことから嫌うことがあります。自分もどちらかというとそのくちなのですが、この店のこのアイディアはマルなのではないか。いい具合に磯の香りを付け加えているように思いました。

 そして、チャーシューも凝っていて、片面が焙られています。これがまた独特の香ばしさを加えていて、これもマルだと思う。

 スープはというと、このあたりのスタンダード、色の濃いコク醤油。見た目ほどには塩辛くない、かめやに代表されるあの醤油です。
 運ばれてきたときのそこはかとない生姜の香り、そして啜ってみるとブシ粉の強い魚介系。
 安易にブシ粉で味をまとめていると感じる人もいるかもしれませんが、長井市内の二段や米沢市の麺屋いなせほどの強引さはなく、許容範囲と思われます。

 麺は、地域性を重視するというよりも、このスープに合うものをと考えて選んでいるようで、中太、手もみ縮れの艶やかなもので、秀逸な部類に入るものだと思いました。

 再訪したいと思わせてくれる店。
 第一印象のインパクトは、高い評価のインプレッションを書かせてしまう魔力があるようです。
kanedaya 201011

 米沢市内に「銀の餃子」という隠れ店中の隠れ店があるというので同僚に連れて行ってもらいました。
 それって細い路地の奥にあるフツーの民家。こりゃあ連れてきてもらわなきゃたどりつけないな。
 しかしその店、建物に入ってみると、おじさんが出てきてもう1年ほど前にやめたとのこと。
 くーっ、残念。でも、なんで営業中の看板が出てるんだ??

 で、それではまぁ、どっかテキトーなところでラーメンでも・・・なんて言いながらクルマでほんの少し走ったところ、赤いラーメンの幟が!
 おぉ!こんなところにラーメン屋がある!!

 ということで、行き当たりばったりで入ったのがこの店。暖簾には「金田や」と書かれています。
 入ると、案外モダンなつくり。突き当たりにオープンな階段があり、それを上って中二階のようなところが座敷。そこにどっかと腰を下ろすと、なんか、とても寛ぐねぇ、このスペースの大きさ、そして客の入り具合。

 ラーメン大盛り550+150円。
 色の濃いスープですが、塩辛さも適度で、調味料の多少入ったいい甘みが感じられる、清廉なもの。油の浮きはほとんどなく、醤油の味が引き立つあっさり系。というよりも、この店ほどにあっさりしているところはいかに米沢といえどもそう多くはないのではないか。
 いやぁ、美味ですなぁ。こういう淡白な美味さなんて、若いやつらには理解できないのだろうな。

 麺も、なんの変哲もない米沢ラーメンだし、具もナルトなどの色モノが入らない、米ラーらしい茶色基調。チャーシューも伝統的パサパサ感があり、よろし。
 メンマは太くていい具合の食感があり、美味。

 この境地までオリジナリティをそぎ落とした米沢ラーメンというのも悪くないです。
 大盛りは100円増しにしてほしいけれど。