yousuke 201609

 水戸からの帰り足となる4日目は、途中佐野に寄って、もう一度佐野ラーメンを食べたい。
 「日向屋」「大和」「大金」「田村屋」「一乃胡」・・・と、数ある名店の中から1店だけを選ぶのは容易ではありませんが、一杯の見た目に惚れて「麵屋ようすけ」を選択してみたところ。

 「青竹手打ちラーメン」と記された暖簾が誇らしい。その暖簾の内外で20人ぐらいの客の後ろについて入店までしばらく並び、入り口左側のカウンター席へと案内されます。そこからは厨房での調理の様子もうかがえて、入り口近くとはいえむしろいい席なのではないか。

 ラーメン大盛り580+120+56(税)円。
 ご覧のとおり容姿端麗で食欲がそそられます。山形のラーメン店で例えれば、「金ちゃんラーメン城西店」クラスのハイグレードだと思う。

 黄金色のスープは、鶏ガラと野菜でダシを取ったと思われるオーソドックスなもので、わずかに背脂のコクが加わっていてたいへんに美味。
 麺は、いかにも手打ち、手切りで、エッジの残る麺に手もみが少々加わっているもののほぼストレートと言っていい形状。太・細の混淆具合が絶妙で、全体としてみればやや細めの範疇になるでしょうか。口に含んでみればけっこうコシが強く、さすが佐野の麺だなあと思わせるものがあります。

 トッピングも充実していて、ナルトの赤が鮮やかだし、緑色のホウレン草が添えられるあたりもポイントが高まります。とりわけチャーシューは脂分たっぷりでジューシーなスグレモノでした。

 おいしかったためか、大盛りにしても過不足を感じることはありませんでした。
 まったく満足。消費税を後づけするような、ラーメン店らしくないことさえしなければ、100点!なのですけれどねえ。
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matsugorou 201609

 旅の3日目は小山から水戸へ。
 大都市水戸ならば食事場所はより取り見取りだろうと、事前のピンポイント設定はしてこなかったので、スマホでよさげな店を探します。
 画像を見てビビッときたのは「スタミナラーメン松五郎」。とろりとしたあんかけのラーメンがうまそうではないか。
 というわけでナビを頼りに行ってみたところ。ちょっとばかり土地勘のあるあたりからほど近くの上水戸といわれる地域に店はありました。しかしそうは言っても30年ほど前のことを知っているというだけのことで、記憶と大きく変わってしまっているなという印象。
 少しの間、5台のみ停められる駐車場が空くのを待っての入店です。

 旗艦メニューのスタミナラーメン750円。いいんじゃないですか、これ。
 まずは、たっぷりとかけられたあんかけ部分が混じらないうちにと澄んだスープを啜ると、これがびっくりぽん。ギンギンの鰹ダシ味で、ここは和食割烹かとすら思わせるこの風味は長いラーメン食べ歩き経験の中でも初めて味わうタイプです。うまいなあ、どんどん啜っちゃおうっと。

 あんかけの下に潜む麺は極太のほぼストレートで、これも存在感があって、あんを絡めて食べるのにまことにふさわしいものです。

 でもって五目あんは、スープとはベツモノの、醤油味が際立つ中に甘めの味を湛えたぽってりとしたつくりのもの。肉の代わりに大ぶりのレバーがごろごろと入っており、これが「スタミナラーメン」の名を冠するのにふさわしい一杯にしています。
 レバーについては最近までは苦手なほうだったのですが、あすなろ食堂のレバニラを食べてからは違和感がなくなってきており、とうとうこうやって進んでレバーを出す店を選ぶまでになってしまったのだなあと、感慨深いものがあります。
 あんにはごろごろレバーのほかにキャベツ、ニンジン、ネギ、ニラなど。また、カボチャが入っているところがミソで、これによってしっかりとしたボリューム感が加わります。

 このたびの北関東巡りをしている間に食べたものの中では最もインパクトを感じた逸品だったと思っています。
oguraya 201609

 桐生でカレー南蛮ひもかわを食した同日の15時前ごろに、佐野市を通過。
 佐野? だったら佐野ラーメンは食べていきたいところだよな。おれは麺喰いで、店主が心と体力を込めて打つ青竹手打ちの佐野のラーメンが大好きなのだ。
 佐野にはラーメン店がたくさんあるけれど、昼だけ、もしくは夜もやるんだけど中休みがあるよという店がほとんどで、この時間に店を開けている人気店はあそこぐらいか。
 というわけで、佐野市の郊外出流原(いずるはら)町にある「おぐら屋」に寄り道です。へえー、この時間でも結構客が入っていますね。

 ラーメン594円。
 見よ、この麺姿。味もそうだけど、ザ・中華!ですね。
 鶏ガラ味。獣系、魚介系のWスープみたいなものを食べ慣れてしまうと、このシンプルさがいいなと感じられるのだけど、正直言うとダシの奥行きに不足感を覚えてしまうのだな。困ったものだ。

 麺は、佐野特有の青竹打ちと思われる、平打ちに振れた手もみの極太。佐野ラーメンはこの麺だよな。旨いんだよ、これが。
 チャーシュー2、しっかり味が感じられる厚手のナルト、メンマ、ネギ。とりわけチャーシューは、噛むとじゅわっとした脂が感じられてうまい。

 ほとんど腹が減っていない状態で食べたので、店にとっては不利なインプレとなってしまったかもしれません。ご容赦のほどを。
ajihei 201609

 北関東方面を4泊5日で旅する機会を得たので、昼と夜に食べたものをドキュメントしておきます。
 新潟県を南下、魚沼市あたりで昼になったので、まずはこの地でラーメンを食べます。

 食べログで「醤油一筋!魚沼地域を代表するラーメン」とのコメントを見て、魚沼市小出東町にある「味平ラーメン」をチョイス。
 各メニューには並、中盛、大盛があり、100円ずつ高くなっていく設定。ドンカララーメンや、店名を冠した味平ラーメンというのも気になりますが、メンマが好きなので、「メンマラーメン中盛」800円をいきます。

 カウンターの向こう側からドウゾとスープがなみなみと注がれたどんぶりがサーヴ。高いところから手元に下ろすまではスープをこぼさないように、熱さに耐えつつ慎重な手さばきが必要となりますが、それもおいしいものを食べるセレモニーと思えば楽しい。

 見た目まさに「ザ☆醤油」といった感じ。たっぷりのスープがうれしいじゃありませんか。
 このスープ、表面にうっすらと脂が張っていて熱々。動物系に振れたダシが優れていて、醤油の味が際立って、なかなかおいしい。

 麺は、中太のウェーブで口当たりもっちり。これって極めて一般的な味で、山形の製麺所でつくられる麺群にとてもよく似ています。したがって、違和感全くなし。

 メンマがたっぷりなのはいいのですが、ほかに海苔とネギしかトッピングされていません。あれれ、チャーシューやナルトを忘れたのかなと思ったりもしたのですが、品書きをよく見ると、メンマラーメンってラーメンと同料金じゃないか。つまりは、メンマが多い分、チャーシューがカットされたメニューだったのですね。
 うーむ。チャーシューを食えない喪失感は大きいぞ。
 ちなみに中盛は1.5玉だそうですが、大盛ほどの量的プレッシャーはなく、すんなりいけました。

 ゴチソウサマ。
 旅の立ち上がりはまずまずといったところです。
akashamoji 201608

 佐渡島旅の帰路に寄ったラーメン店。R7沿い、「道の駅加治川」の道路を挟んで真向かいにあります。けっこう人気があるようです。朝10時から営業しているので、車で移動する者にとっては使い勝手もいいです。

 濃熟味噌ラーメンの大盛り、670+0円。しっかり食べ続けているとは言いながら、大盛り無料ならば大盛りをたのむしかあるまい。
 「濃熟」の名に恥じないコク深い味わいの味噌スープ。盛り付け後に焦がし油を少々振りかけています。どろり系ですがざらざらした感じがないので、クリーミーな舌触りです。

 トッピングの大量モヤシがスグレモノ。さっと湯通ししたものと思われますが、ご覧のように新鮮でツヤツヤ。モヤシの生臭さも感じられず、どうやればモヤシがこうなるのか、不思議でなりません。他店ではなかなか味わえないモヤシだと思う。
 これをシャキシャキのまま食べるのも悪くありませんが、天地返しをしてスープに浸し、麺とともにパクつくのも悪くありません。

 麺は自家製の太麺。塩辛めのスープをたっぷりまとわせて食べれば美味。
 メンマはおよそ1.5cm角のしっかりしたものが数本、豚チャーシューは薄いものが2枚、ヒルトップにカイワレ。

 おいしく食べられるためか、大盛りでもまあ適量。この充実した内容で大盛りにしても670円というのは、かなり安い価格設定なのではないかと思量します。
ebisutei3 201608

 何種類かある担々麺の中から「グリーンカレー担々麺」(そんなのがあるのか?!)880円をセレクトしてしばし休憩。
 麺類には小ライスを無料で付けることができるのだけど、それはさすがに辞退です。
 なんだか食べるのを休んでいる間にどんどん満腹感が広がっていくのだけど、大丈夫かな、おれ。

 しばらくすると、キター! 緑色でカレーの香りを漂わせた独特の一杯がーっ!
 グリーカレーのラーメンなんて初めてだよなあ。心もち麺まで緑色に見えてしまうのだけど、それって気のせい? どれどれ・・・。うん、麺は、太麺の平打ちに振れたもので、おいしい。
 トッピングもなかなか凝っていて、豚チャーシューではなく鶏胸肉、焼きの入ったトマト、いい味付けの味玉、たっぷりネギ、挽肉、糸唐辛子など。

 担々麺としての破綻感はなく、研究し尽してつくられたものであることがわかります。
 しかしいかんせん、すでに満腹の状態で食しているので、これはおいしいなあ!という感覚が得られないのが残念です。それって店が悪いのではなくこちらが一方的に悪いのですけど。

 それにしてもいい店を見つけました。新潟、古町に泊まることがあれば次回もココに行くことになります。
 これだけ飲んで食べて満足して、あがり1,980円ですからねぇ。
 再訪時には、ラーメンを諦めるか、ラーメンをいくならば日替わりメニューを1品にして臨むことになるでしょう。
ashira 201607

 食べログで新潟県の「五泉・新発田・村上」エリアのラーメン店を検索すると4位にランクされている、「荒川らーめん魂あしら」を初訪問。
 このたびの目的地(岩船港)からさらに10数km南下したところ、つまりは帰るべき庄内と反対方向にあるのだけど、評判とあらば行ってみようではありませんか。

 R7沿い、「自家製麺」の看板が誇らしげに立っており、店舗の脇には自家製麺施設までありました。期待が持てます。15時半ごろの入店でしたが、この時間になっても多くの客で賑わっています。

 味噌らーめん岩のり入り770円。大盛り無料なので、大盛りで。
 サーヴまでけっこう時間がかかりましたが、運ばれてきたものを見て納得。極太麺です。茹で時間がかかるのでしょう。
 それに、ご覧のとおりボリューム感がすごい。ドカ盛りモヤシにロース系チャーシュー2枚、ぶりぶりメンマにシャキ感十分のコーン。これに岩海苔を150円分ごそっ!てな感じでトッピング。
 スープは、味噌味ながらけっこうブシの香りも。加えて新潟らしく背脂がチャッチャされていて風味とコクが両立している感じです。スープの量は多くなく、それがためになんだかまぜそばのようにも感じられるところがあります。
 青海苔に少しずつスープをしみこませて麺とともに啜れば、磯の香りが口や鼻に広がって、他店では得られない極めて優れた味わいが体験できました。

 麺も、スープも、全体コンセプトのしつらえも、そして量的満足度も含めて、かなりの実力店と見ました。
 無添加で、動物系の食材を一切使わず、うどん粉でつくったという「さぬき手打ちらーめん」と銘打つものにも興味が引かれました。これも食べてみたくなったなー。


 4日目の夜はまたもや名瀬。居酒屋もいいけれど、今夜はしばらく食べていない麺類が食べたくなったな。
 そう思い、スマホで調べて、小雨の中を名瀬入舟町のホテルから県道79号を名瀬塩浜町方面へと少し北上したところにある「麺屋くろべえ」に行ってみました。

 カウンターもあるけれどここは座敷席について、まずは瓶ビールと餃子550+350円を頼んで一段落。
 この店のオネーサンは若くてなかなかの美人なのだけど、餃子が焼けないうちはビールを持ってきてくれないのでしばらくの間おあずけ状態となり、ちょっぴり困った。
 で、餃子とビールが同時にサーヴされた段階で、ようやくぼくの寛ぎタイムが始まりました。

 500mlばかりの中瓶など餃子とともにあっという間にやっつけてしまい、次は麺だ。
 とんこつ味の「くろべえ」「しろべえ」「あかべえ」や、「くろ海鮮麺」などのメニューの中からこの店の最高額商品の一つである「くろ坦々麺」850円をチョイス。

 おおっ、これって坦々麺なのか?!
 スープは、豆板醤などは使わずラー油中心。したがって坦々麺特有のとろみはありません。また、黒白の胡麻は擂らずにそのままパラパラと入っています。
 挽肉は使われず、チャーシューを賽の目状に小さく切ったものがたっぷり。なのですが、これが食べるうちに底のほうに沈んでしまい、最後にレンゲで掬って食べることになってしまいます。
 ネギは、長ネギの根っこの硬いところをザク切りにしてラー油で炒めてある模様。

 麺は、西日本特有と思われる短めのものですが、太さがしっかりしていて細麺の範疇には入れられないもの。
 意図的な創作なのか、こういうラーメンの麺って初めてめぐり会いました。
 それなりにおいしいですが、これを坦々麺と名乗っていいものかどうか。
 でもまあ、奄美のラーメン、初めて食べたけど、それなりに楽しかったな。

 雨のそぼ降る中をホテル近くまで戻り、ちょっくらコンビニに寄ったところ、その間にどしゃ降りに。
 しばらくコンビニ前でビバーク(?)して、20分後ぐらいに走ってホテルへ。


 先のGWに奄美・加計呂麻方面へと旅をしましたが、その時に食べたあれやこれやを備忘のために書いておきます。

 まずは鹿児島空港。
 九州・南西諸島の悪天候のため、鹿児島に到着が遅れ、その後行くはずだった喜界島へはその上空まで飛んで鹿児島へ引き返し、行き先を奄美大島に変更。
 そんなことで昼メシを食べずに16時。奄美大島行きのフライトは17時30分なので、この間に空港内で軽く食べることにしたもの。

 鹿児島に来たならこれでしょとチョイスしたのは、とんこつラーメン900円。
 高いよ、空港内レストラン。

 とんこつ臭さはかなり抑えめでソフィスティケイトされているなと感じるものの、それらしき風情が漂っています。
 沖縄でいう軟骨ソーキが3個。甘辛い味付けでとても美味。
 細いモヤシが西日本に来たことを実感させます。トッピングはほかにワカメ、ネギ、焦がしネギ。
 麺はストレートながら細くはないもの。鹿児島のとんこつラーメンの麺って、博多あたりとは違ってこういうのがスタンダードなの? 製麺所製っぽいけど、山形の酒井製麺所の麺のつくりに似ていて好感。

 空港内レストランのラーメンとアナドッテいましたが、なかなかに美味。これが680円ぐらいだったら許せるのだけどなあ。
 空腹だったこともあり、おいしくいただきました。

 山形屋(やまかたや)というからには、鹿児島市に本拠を置く老舗百貨店の系列店なのでしょう。
 ちなみに山形屋の創業者は、近江商人の血を受け継ぐ現在の山形県庄内地方の北前船商人で、薩摩藩主の許可を得て開業した鹿児島城下唯一の呉服商だったそうです。
urekko 201603

 長野県を過ぎて新潟県の柏崎まで戻ってきて、昼の時間。老舗ラーメン店の「うれっ子」を訪問。
 表通りの看板を目当てに細い路地に入ると、そう広くない間口の建物に人が何人か並んでいます。看板には「味のホームラン」の文字が。そうか、ホームランの味なのか。(笑)

 チャーシューメン800円。
 ラーメンが570円とあり、230円プラスしてどれほどのチャーシューの増量があるのか興味津々でしたが、運ばれてきたものを見て納得。平たい形をしたどんぶりの表面全体がチャーシューで覆われています。
 そのチャーシューは、薄切り生ハムのようなやさしい味と食感。数えてみたら9枚ありました。

 その下に隠れていた麺は、ぷりぷり感のある細めのもので、近くの製麺所でつくる自家製麺とのこと。格別優れた麺とは思わないけれど、昭和にタイムスリップしたかのような店の雰囲気とも相まって、クセになりそうな印象。
 塩辛めのスープは、醤油の色の濃くない、塩で味を整えていると思われるもの。適度に雑みがあり、鶏ガラや野菜風味の庶民的な味で好感が持てます。

 店で働く親子と思われるおばさんとお姉さんが新潟美人。
 焼きそばやタンタンメンなども人気のようでした。
 柏崎駅前で見かけた「そばよし」というラーメン店でも行列ができていましたが、「うれっ子」はその姉妹店なのだそう。ナルホドね。
misoya 201603

 2日目の夜は長野泊。善光寺周辺をみっちりと巡り、権堂商店街にも足を延ばして街歩き。
 ホテルが駅前なので、今夜のお楽しみは駅前の飲み屋街だ。

 飲み屋街を歩いて、串揚げとおでんというゴールデンタッグを供する店を見つけて入り、まずは生中とおでん3品(大根、厚揚げ、はんぺん)を頼んでみました。しかし、店内のテレビがうるさく、若い大将は厨房で席をゲホゲホ。どうもしらけてしまって、おでんのあとは串揚げをいこうと目論んでいたのだけどそれはやめて、早々に店を出ました。

 今夜はこれで切り上げようかとも考えたけれど、だめだめ、ラーメンをいかなきゃと思い直して、そのすぐ近く、JR長野駅善光寺口から至近の「らぁめんみそ家」へ。

 味噌らぁめん670円。
 発注からサーヴまでちょっぴり時間がかかるのは麺が太いからなのだろうなと思っていたところ、予想どおりの太麺仕立ての味噌ラーメンがやってきました。味噌を食べるならやっぱ太麺だよなと一人納得。
 大将が炎を立てながら豪快に鍋を振って炒めた野菜がたっぷり入っています。それはモヤシとタマネギに彩りのニンジンなどでできていて、シャキ感が高い職人技の逸品でした。
 味噌スープは、赤だしが勝る合わせ味噌で深いコクが感じられ、寒い夜に食べるのにぴったり。東日本の人間の味覚にビシビシ訴えてくるものがありました。

 味噌ラーメンだけどきちんとチャーシューも入っていて(かなりしょっぱめだけど)、とてもおいしい1杯でした。
 これなら繁盛するよなあ。きっと激戦区の長野駅前ではだいぶ老舗の部類に位置付けられるのではないか。
yuiga 201603

 2日目は、午前中に旧松本高校の跡地のあがたの森公園、松本深志高校、信州大学などを見て、松代方面へ。
 その途中、長野市川中島町の「ゆいが総本店」へと赴いてラーメンタイム。

 昼過ぎの時間帯とあって、外に行列ができているところに並びました。
 並んでいるところに店員さんが注文を先に訊きに来たので、いわゆる全部乗せの「特ゆいが」1,000円は消費税込かと尋ねると、外税とのこと。ポケットには千円札1枚しかないので、ではと予定を変更して、「らーめん味玉」864円にしました。
 ようやく店に入ると、生臭いほどにブシの香りが充満。これは期待できるぞ。

 らーめん味玉、864円。
 円形と四角形の中間のような形の間口の狭いどんぶりで登場。
 一言でいえば、どろりのブシブシ。麺は細口のストレート。スープの味は濃くて濃厚なので、なんだかごはんが欲しくなります。

 チャーシューは、大きいものが1枚で、おいしいですが三枚肉的な一般的なもの。ところがメンマは極太で、歯応えがあって美味。味玉は黄身とろ~りでグー。

 「らーめん」はブシですが、「中華そば」というのあって、同料金でこちらは平たいどんぶりで供されます。これもうまそうだったな。でも、中華そばも同じ細麺だったら「?」かもな。
suehiro 201512

 秋田駅前、ホテルα1近くにある「末廣ラーメン本舗秋田駅前分店」で朝ラーメン。
 ホテルのサービス朝食って、どうも好きになれないのですな。あの混雑した中で飼育牛のようにうまくもない飼料、いや食物を一律に与えられるというのがね。ま、偏見ですけれどもね。

 券売機で中華そば700円の食券を買って、カウンター内のお兄さんへ。
 700円は高いですが、ココのウリはカウンターに置かれたボウル入りのネギが入れ放題なのです。おれってネギ大好きなので、こういう趣向ならばネギを大量に使うことで元は取れる。(笑)

 カウンター越しにサーヴされた中華そばは、濃い色をしたスープ、博多ラーメンのようなストレートの細麺、豚バラ肉のようなチャーシューの大量トッピング、というのが3大特徴でしょうか。
 これに好きなだけネギを入れて食べてねというのだから、おいしくないはずがないではないか。
 てなわけで、朝からではあるけれど、うめぇうめぇと平らげさせていただきやした。

 店内に「末廣中華そばについて」という説明書きが掲示されていたので、引用しておきます。

末廣中華そばについて
 本店は秋田に御座いますが、昭和13年京都駅前に誕生した屋台中華そば「新福菜館」がルーツで御座います。この頃、日本にも初めて屋台中華が出現したとされ、「新福菜館」は日本で3本の指に入る古さと言われております。その後、戦争を経て屋台をたたみ、京都駅前東塩小路(たかばし)に「新福菜館本店」として店舗を構えました。
 末廣ラーメン本舗は、この味に惚れ込んだ先代が「新福菜館本店」ご夫妻のご厚意の下、その製法を伝授頂けたことから始まりました。その後、先代が雪国である「みちのく」の人々に合うようにと年月を重ね味の改良に取り組み、京都とは一寸違う現在の末廣中華そばが出来上がりました。
 この地はその昔「北前船」が現在の神戸は灘の酒造技法を秋田にもたらした事と似ております。そして当時「末廣」という屋号も「北前船」で秋田に伝えられたとの話を聞き現在の名前で商いを始めたのが末廣ラーメン本舗の創業で御座います。
 京都へ行かれる機会が御座いましたら、日本の屋台中華そばの原点である東塩小路の「新福菜館本店」へ是非お立ち寄り下さいませ。
masahiro 201511

 三条と言ったら、背脂チャッチャの燕三条系ラーメンでしょうよ。・・・と思ったけれども、三条はカレーラーメンもご当地グルメとして有名。市内の70店舗でカレーラーメンが食べられるのだそうです。
 店でもらってきたパンフレットによれば、
「元々、カレーラーメンの街としては北海道の室蘭や苫小牧が有名でしたが、三条のカレーラーメンは、歴史の古さも、店の数でも、そしてメニューのバラエティさでも日本一と言っていいでしょう。スープタイプもあれば、かけタイプもありますし、冷やしやつけ麺を出すお店もあります。スープの味や辛さも店によって様々ですし、具材も豚肉のところが多いですが、牛肉のところもあれば、トンカツを乗せるところもあります。名前もカレーラーメンと呼ぶところもあれば、カレー中華、カレーそばなど個性があふれています。」――とのことです。

 それではその一番人気店の「大衆食堂正広」に行ってみようではないか。てなわけで、市内石上にある店へ。
 カレーラーメン800円。
 家庭で食べるような具の大きいポークカレーを、中華スープで少しだけ伸ばして供しているという感じのもの。このカレーをご飯にかけて食べても十分過ぎるほどに美味いはず。
 ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、カレー用にカットされた豚肉が強い存在感をもって入っています。

 カレーもノーマル、麺もノーマルですが、そのノーマルなカレーのとろみが絶妙で、極めて美味。客のほとんどがカレーラーメンかそれのごはんとのセットを頼んでいるようでしたが、それだけの実力は十分にある逸品でした。
 刻みネギがトッピングされていればなお良しでしたでしょうか。


 富山出張。富山に来たならキトキトの魚と富山ブラックでしょ。
 というわけで、富山駅の真南にあるCiCというビルの地下にある「麺家いろは」で富山ブラック黒醤油らーめん770円を賞味。
 この店、東京ラーメンショー(というものがあるらしい)でV5達成した!というのがウリのよう。

 かつて「大喜」で富山ブラックを食べたときはその塩辛さに驚いたものでしたが、こちらではそういうことはありませんでした。醤油の味に深みがあります。
 それにしてもすごい色です。真っ黒だもんな。
 機械打ちの角の立った麺も、もっちり感があっておいしい。

 チャーシューやメンマもソツがありません。ですが、値段は「?」。これで770円なら笑いが止まらないだろうなとの思いも。
 そう思わせるのは、つまらなそうな顔をして、食べさせてやってんのよとでも言いたげなフロア係の女の、よくないイメージがあったからかもしれません。たとえつまらなくても、それがキミにとってのビジネスなのだから、もっと楽しそうにやれよ。こういうタイプは山形の接客業では通用しないね。
 てことはナニカ、山形はラーメンをはじめとした麺類だけでなく、サービス業のレベルもそれなりに高いということかな。
tsurumiya 201509

 シルバーウィークに、横浜市鶴見区の沖縄ストリートと言われる仲通り商店街周辺を歩いてきました。
 その帰りに寄ったのが、京急鶴見駅付近の歓楽街の中にある「鶴見家」です。
 横浜家系ラーメンに魅せられた店主が2011年に開いた店で、ゲンコツや鶏ガラを長時間煮込んで仕上げたという乳化スープがウリの店――との事前情報。

 鶴見スペシャルラーメン880円。
 事前情報どおりの白濁したこってりどろりのとんこつスープはけっこう塩辛く、麺は短めのウェーブ系太麺を使っており、横浜家系です。

 スペシャルというのは、要は全部入りのようなもので、海苔6枚、三枚肉系のとろりとしたチャーシューが3枚、ホウレン草、ネギ、うずらの卵、味玉、だったでしょうか。
 卓上にさまざまな調味料が準備されており、自分は途中からフライドガーリックを入れてみたところ、ぐっと味が引き締まってなかなか結構でした。

 量は標準的なのですが、脂質が高めのためか腹持ちがよく、夜まで空腹を感じさせませんでした。

tachikawa 201508

 福井ドライブの帰りは、どこかでラーメンを食べたい。SAのレストランは高い、まずい、店員が高飛車というよくないイメージがあるので、いったん上越で高速を下りて、ナビを頼りにテキトーに店を探すことに。
 予備知識が一切ないので、ラーメン店を検索してその中から適当に「中華そば亀屋」という店をセレクトし、そこに行くまでの間にどこかのラーメン屋に入ろうというロシアンルーレット的店選びをしてみる。
 結局、亀屋のちょっと手前、直江津バイパスの加賀交差点にあった「中華そば立川」という店に入ってみたところ。

 チャーシューメン(こってり)900円。
 ラーメンに200円プラスして得られる大量チャーシューです。全部で7枚の、沖縄のらふてぃのような、甘辛い味付けの三枚肉の厚切りチャーシューはとてもおいしく、チャーシューメンにしたのは正解だったと思わせるに足る充実度です。
 モヤシが大量。モヤシ自体に黒ずんだ部分がなく、豆の部分がすべて取り除かれているという丁寧な処理状態なのには感心します。ほかにネギ、いろどりのわけぎ。メンマ、海苔などは入っていません。

 醤油の味が際立つ風味高いスープ。この醤油はおそらくこの辺のものを使っているのでしょう。
 新潟ラーメンらしく、背脂がチャッチャと施されています。
 中太の、ストレートに近いややウェーヴの麺は、横浜ラーメンの形状に近いか。

 全体としてハイレベルと言っていいラーメン。
 テレビでは高校野球100年大会の決勝戦、東海大相模と仙台育英を中継していました。
ken-kisakata 201504

 快晴のウィークエンドはドライブがしたくなって秋田県へ。庄内のアパートからだと、秋田の由利郡あたりまでなら造作なく行ける距離だ。

 で、昼食にと寄ったのが象潟のケンちゃんラーメン象潟店。庄内地方にたくさんあるケンちゃん系列ですが、自分は県外のここから入ることになりました。
 11時の開店と同時にほぼ満員に。

 中華そば小盛600円。
 山形店と羽黒店しか食べていないという数少ないケンちゃん経験しかないし、最近はとんとご無沙汰していましたが、そのときの記憶と比較すれば、お決まりの平打ちビラビラ麺はやや薄めにできていて、極太のようなもさもさ感がなくて食べやすい印象。
 スープは塩辛さやぎとぎとさがさほどではなく、系列店の中ではあっさりめでしょうか。どんぶりから直接ごくりと飲んでも山形店のスープよりもずっと安心感があります。

 小盛りで十分な麺量。過不足なしです。
 卓上の七味をたっぷりかけて食してみましたが、胡椒も旨いけど七味もまた旨し。
 今回は特に、板海苔の味と香りが際立っている印象を受けました。
 ケンちゃんにハマる人の気持ちがよ~くわかります。

 しかし、今回の画像は、羽黒店で食べた時(2007年5月)の画像と瓜二つ。どんぶりのデザインも同じです。
gyoranzaka 201409

 秋晴れの東京を、日暮里から谷中・根津・千駄木界隈を散策し、その後御徒町からお茶の水方面に向かって歩いてみました。かなり歩いたはず。
 で、地下鉄銀座線の末広町駅入口付近を歩いている頃合いに、腹も減ってきたしということで、飛び込みで入ったのがこの店。
 蔵前橋通りを外神田方面へちょっと南に曲がったところあたりに店はありました。

 味噌ラーメンの大盛り、730+0円。
 期待以上のデキでしたね。
 縮れとまではいかないウェーヴ状の中太麺はいかにも東京らしい形状で、なおかつ黄色みを帯びた卵麺はサッポロ系の味噌ラーメンを髣髴とさせるもの。箸で持ち上げると途中からプツプツと切れるようなハードさもありながら、もっちりとした食感も得られます。

 しっかりしたチャーシュー、キャベツ・モヤシ・タマネギなどの野菜炒め、ひらひらに裂かれた多めのメンマ、真ん中に山と添えられたネギとミズナ。
 味噌スープは合わせ味噌のコク深いもの。

 チェーン店なんですね。
 値段も東京にしては良心的だし、これらすべてに満足でき、納得です。
shiian 201404

 ゴールデンウィークを迎えたので、ちょっと遠くに食べに行きます。
 刀削麺を食べようと思い、宮城県大河原町の西安刀削麺へ。

 この店ならコレという麻辛刀削麺(山椒入)750円を小辛で。
 消費税アップ後の値上げはしていない模様。

 日本人の好みに合わせてつくったと思われるしっかりしたコシのある刀削麺は、想像以上に美味。これを狙ってわざわざやってきた甲斐があったというもの。
 熱いスープは少なめで、山椒のビリビリ効いたこれまたオリジナリティの高いもの。ああ、舌が痺れるぅ。
 これを挽肉とネギとぶっとい麺にからめて食べれば至福感が極めて高い。油断すると麺の端っこがプルンと箸から逃げて汁があちこちに飛散しますから要注意。

 麺をすすったあとに残った汁が貴重。これに無料でついてくるごはんを投入し、山椒の刺激にタジタジとなりながらもすべていただきます。
 あぁ、四川料理は食後の充実感が半端ではないな。

 この店のオバサンは中国人のようですが、言葉も愛想も少なく、いかにも中国人っぽい。常連さんもそれを知っていてか、会計時にはだまって金を渡し、互いにご馳走様も有難うもなく無言で別れていくという寸法。
 知らないで入ると異様かもしれませんが、そういうものだと思えばその様子を観察するのもなかなかおもしろいものがありました。