uogashi 201704

 寒河江市西根、R112沿いにある「魚河岸寿司」を初訪問。以前から目には留まっていたのですが、これまで入る機会がありませんでした。
 某水産品卸会社がやっている店なのだそうで、近隣の人たちからも悪くないよとの情報を得ていたので。
 「らっしゃい」と板場の大将。奥には何人かの女性従業員がいる模様。いちおう回転寿司店のようですが、ターンテーブルから皿を取っている人は見かけず、もっぱらランパス使用の人とおまかせ海鮮丼狙いの人ばかりです。

 おまかせ海鮮丼630円。
 この価格ではどういうものがくるのだろうかと少し不安になるぐらいの格安さではないか。

 15分ほど待って着丼。ほほう、価格以上だな。
 穴子は大きくないし、刺身の切り方は薄めだけれども、文句は言えないグレードと言っていいでしょう。
 寿司めしは酢が弱めで、ややパサついています。
 えび汁、漬け物が付いています。
 ガリは食べる分だけお取りください。茶袋は一人2つまでに願いますとのこと。

 内陸に来てこういうことを言うと嫌われそうですが、やはりネタの鮮度、大きさ、味などは庄内レベルを凌駕するものではありません。
 しかしそれにしても、「オヤジ、この値段はないだろ!」と言ってしまいそうになります。もちろん、安すぎて。
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michinoeki-asahimachi 201704

 2015年10月にオープンした、道の駅あさひまち「りんごの森」を初訪問。
 西村山1市4町にある5つの道の駅で「山形どまんなか道の駅丼ぶりバトル」というイベントをやっているので、そのあさひまち版の「あっぷるニュー豚焼き肉丼」800円を食べました。

 りんごを飼料として与え、放牧で育てたストレスフリーの地元ブランド豚を使っているのだそう。
 甘じょっぱくてちょっぴり辛いオリジナルのたれが絡めてあり、なかなかおいしかったです。
 「りんご冷麺」というのにもそそられましたが、これは次回にしましょう。

 食後に外の「アップルマルシェ」で売っていた生乳ソフト300円を食べ、売店でアップルパイを買いました。
michinoeki-nishikawa 201704

 「道の駅にしかわ」での食事は初めて。
 「山形どまんなか道の駅丼ぶりバトル」という企画をやっており、道の駅河北の「河北肉そば風タコライス丼」、寒河江の「さくらんぼ鶏の親子丼」、大江の「山菜天丼」、朝日町の「あっぷるニュー豚焼き肉丼」とともに道の駅にしかわがエントリーしている「西川産牛丼」980円を食べる。
 実は昨晩も牛丼だったのだけど、4月27日までの限定企画であれば、これを食べるべきなのでしょう。

 肉質のいい部分を使った薄味の牛丼。
 牛丼って、基本的に肉がそれなりで味が濃く、ごはんも丼つゆに浸って箸でつまめないけれども、丼を持ってがしがしとかっ込めばそれなりに食べられる――というものだという意識がどこかにあります。
 したがって、このような高級かつ上品な牛丼は、もうすでに一般論で言う牛丼の範疇を逸脱しているのではないかと思ってしまいます。

 むしろいいなぁと思ったのは小鉢類。春の到来を告げるうるい、こごみ、あさつきの3点セットが西川町らしくていいのです。
 おみ漬けも美味、味噌汁はなめこ。

 食券を買うと自動的に厨房に注文が入り、機械音声で呼び出される仕組みですが、あの機械音声はせっかくの立派な店内の雰囲気が壊れてしまうので、やめたほうがいいと思う。
ajikura 201611

 「中国美食味蔵」は、昨年10月以来13か月ぶり3回目。これまで麻婆ナス丼、五目麻婆丼と食べてきて、今回は初めてごはんとメインディッシュが分かれている「定食」をチョイスです。

 酢豚定食850円。
 全体としてはまあ上等。前回と同様に、テイクフリーの5つの惣菜が並んでおり、今回もそれらのうちから3種を小皿にとっていただきます。それらはモヤシ、キャベツ、ゆばが主体のものです。
 酢豚は、味は悪くありませんが、調理時間を短くするためか豚肉が小さめ。それに合わせてタマネギなどの野菜類のカットも小さめで、大きいのをパクリと食べる醍醐味が損なわれているのは少々残念なところです。
 これに、炊きこんでから少し時間が経ったごはんと、中華料理店らしい味のする卵スープ、タクアン3切れ、杏仁豆腐という充実のボリューム。

 いろいろ思うところはあるけれども、酢豚定食を850円で食べられること自体はスバラシイ。
 14時過ぎという時間帯だったからやむを得ないのでしょうが、入り込みはさほどではなく、食中の他客の来訪はなし。こちらとしてはのんびりできるからいいのだけれど。

 中国系の夫婦?の経営のよう。食事中、厨房の男性はずっと仕込みの材料切りをしている音。奥様のほうは注文品を運んできてくれた後、小さな娘?をつれて外へ。
 まだ日本語が十分板についていないようですが、異国の地に来てがんばっている様子が感じられて、応援したくなります。これからもおいしい中国料理を提供し続けてほしい店です。

 未食のものでは生姜焼き定食800円、麺類と炒飯のセットなどが魅力的。次回はこのあたりが狙い目でしょう。
tsukasatei 201609

 午後2時近くの遅い昼食となり、では少々がっつりといくべぇかと考えて、通りがかりの「つかさ亭」で定食を食べることにしました。いつも混んでいる印象がありますが、この時間ならば席も開いているだろうと思って。
 この店は2回目。振り返れば初回入店は2011年9月だから、かれこれ5年ぶりとなります。

 予想どおり、ピークを過ぎて席には余裕があり、カウンターでもテーブル席でもお好きなところをどうぞと。一人客はカウンターなどという杓子定規な判断をしていないところがいいですねぇ。
 数ある魅力的なメニューから「鶏南蛮定食」850円をチョイスし、ライスは大盛り無料なので、そのように。

 あすなろ食堂のような手際よさはなく、しばらく待つことになりましたが、運ばれてきたものを見て、すでにこの段階で満足、満腹になりそうな勢いです。
 鶏の唐揚げに甘酢だれとタルタルソースと青海苔をかけたもので、唐揚げはでかいものが5個。そいつにどこからかぶりつこうかと箸で持ち上げましたが、肉質が極めて柔らかく、これなら箸で切り分けるのも造作ない。ということで、時にはかぶりつき、時には箸で分けてという具合に食べ方を変えながら進めました。
 食べていて思い出したけど、ついこの前に佐渡島の「島の食堂ふく福」で食べたから揚げユーリンチー定食も似たようなものだったな。

 メインディッシュに添えられていたのは、赤のフレンチドレッシングを冠したキャベツ千切り、スイートコーンをまぶしたポテトサラダ、スイカ。
 冷奴の四川風?と漬物が別皿で。
 味噌汁は、前回と同様ワカメととろろ昆布。
 大盛りのライスは、米自体へのこだわりはないように思え、炊き具合の関係なのか、今一つの感じがないでもありません。

 いやはや、満腹。これだけ食べてしまうと、今夜の夕食は不要です。てか、これ以上食べられません。今夜は呑むだけにとどめることにしましょう。
santourou 201608

 東根市神町北の中華料理店「山東楼(さんとうろう)」を初訪問。山形県東根市にあるから「山東」なのでしょうか。

 五目あんかけ焼きそばもいいかなと思いましたが、何にしようかとしばし考えて、エビチリセットの大盛り850+100円にしてみました。
 エビのチリソースと回鍋肉が供されるお得なセット。
 全体の感想として、850円は価格的には良心的といえるでしょう。

 このところ自宅でも自作を試みている回鍋肉ですが、さすがに中華料理店のそれはよくできています。炒めるときの火の勢いが違うのでしょう、キャベツの火の通り具合がバッチリです。心持ち油を多めにするとおいしくできるのかもしれません。キャベツ、ピーマン、ネギのほかにパプリカを使って彩りを添えているあたりも高評価です。
 エビのチリソースは、エビが5尾ぐらい入っていたでしょうか。それに味付けを施した揚げシシトウが添えられていました。
 漬物はキュウリとナスで、漬け具合がよく美味。

 中華料理に大根おろしが添えられるというのは珍しいように思います。これをどのようにして食べるべきだったのかは不明ですが、箸休めに少しずつ口に含めば中華料理特有の油っこさが緩和されていくようで、これはヒットだなと思いました。
 スープは、溶き卵の入ったコーンスープでこれも美味。
 2品の料理とスープはきりっと熱く、漬物とおろし大根も含めてそれぞれに鮮度の良さを感じました。

 また、秀逸だったのはごはん。白くて艶があって熱くて、うまいのです。
 大盛りにしたので米1合近いぐらいの量はあったのではないかと思いますが、すべてたいらげました。
 おいしいおかずにたっぷりのおいしいごはんというのは、日本人の心をなんと幸せにしてくれることか。

 大いに満足して店をあとにしました。
 ここも再訪したい店の一つです。
ohsho 201608

 1年7カ月ぶり、4回目の訪問。ビジネスホテルの併設ですが、いい食堂なんですよ、ここ。この界隈では本業よりもむしろ食堂として名が通っているんじゃないかな。

 今回は豚汁定食800円にしてみました。
 ボリューム満点。納豆もしくは生卵どちらか1つサービスは続行中です。今回は卵で。
 メインの豚汁は、大きくて厚みのある豚の三枚肉が4つ。べろ~んとしていて存在感抜群です。ほかには豆腐、キクラゲ、ピーマン、モヤシ、キャベツ、ニンジン、シイタケなど具だくさん。
 スープは味噌仕立て。その味は、いわゆる笹谷の味噌ラーメンといわれる天狗山グループの味噌スープの味に酷似していると感じました。つまりは濃厚で、油分が豊富でクリーミー、ごま油風味びんびんの、あの味、ということです。

 ほかにはブロッコリーのマヨネーズ添え、油揚げ・ニンジン・糸こんの煮物、大根・ワカメ・シーチキンの和え物、漬物2種(ナス・白菜)など。
 たっぷりのごはんにサービスの生卵をぶっかけて食べれば、「めし」を食べる幸福感がいやがうえにも高まります。

 汁物料理としての総合評価は、沖縄首里の「あやぐ食堂」の味噌汁定食や酒田の「ごはん職人六兵衛」の豚汁セットに匹敵する傑出さがあり、特Aランクと言っていいでしょう。
benihiyori 201605

 河北町谷地の宿泊・温泉施設「ひなの湯」の至近にある「紅ひより」を初訪問。
 お品書きを見ると、穴子と野菜の天ぷら丼、海老と野菜の天ぷら丼、からあげ定食、豚カツ定食、カキフライ定食、焼き魚定食、生姜焼き定食、親子丼の8種類がどれも850円。これにセルフですが紅ひより特製ブレンドコーヒーが付きます。

 いちばん上に書かれているものがもっともウリなのだろうと考えて、穴子と野菜の天ぷら丼を注文。
 いやあ、大迫力。これでホントに850円でいいの?というのが第一印象でしたか。

 天ぷらネタは、穴子3、サツマイモ、マイタケ、ナス、カボチャ、シシトウ。口径の広いどんぶりに盛られていて、ご飯はほどほどの量で、どんつゆは塩辛めの濃いものが適量ないしはやや多め。

 ほかの小鉢類は、左上から小松菜(?)と油揚げの煮物、千枚漬け風大根の漬物、がんも・厚揚げ・椎茸煮、生野菜ドレッシングがけ、ホウレン草とみずのおひたし、麩・ワカメ・ネギの味噌汁。
 きわめてゴージャスではありませんか。

 穴子天はやや身が締まり気味だったり、ナス天が大きすぎて油通しが甘かったり、しばらく保温したごはんだったりということが感じられましたが、副菜の充実度は秀逸で、それらを大きく上回ってカバーしています。
 850円でこれだけしっかりやってくれる店はそう多く知りません。河北町は肉そばが有名だけど、それだけではないのですね。

 すっかり気をよくしたので、いずれ機会をとらえて他の850円メニューにもチャレンジしてみたいと思います。
furaitei 201604

 寒河江市柴橋にある「とんかつ ふらい亭」を初訪問。
 数ある揚げ物定食は大部分が4ケタ価格。そのうちとんかつ、味噌カツ、イカフライの3種が3桁で、チョイスしたとんかつ定食がいちばんのサービスメニューなのだろうと思料します。

 とんかつ定食850円。
 デカいカツ。厚みもほどほどにあり、不足感はありません。肉はしっかり叩いて下処理されているのか、とても柔らかです。スジは全くないというほどの上等なものではありませんが、スムーズに噛み切れます。
 粗めのパン粉で揚げられており、このサクサクとした食感がとてもいい。また、手切りした千切りキャベツも手づくり感を演出しているし、存在感のある食べ応えでいいと思う。

 付け合わせは、山芋の酢の物の小鉢、タクアンと、寿司で食べるようなスライスしたショウガ。ショウガってのはめずらしいけど、これはトンカツの箸休めにいいかもしれません。
 ごはんもおいしいし、これで850円なら上出来すぎる出来栄えだと思います。
kabochatei 201603

 27年前のことだとしっかり覚えているのだけど、当時の村山市出身の同僚が会話の中で「かぼちゃ亭」ってのも悪くないと言っていたのを思い出し、初めて訪問してみたところ。

 事前情報では、ここならば親子丼かハンバーグらしい。
 親子丼の単品が550円だが、ここは定食にして、「ふわふわ親子丼定食」770円にしてみました。

 店には女性中年の先客1。天井が高いつくりになっているので話し声がよく響くのだけど、コイツが店のマダムを相手に頻繁にタバコを吸いながら便秘の話なんかしているものだから、かなり興醒め感を味わう。
 店が悪いわけではないのに、傍若無人な客が付いていると、店全体のイメージにもよくない影響を与えるようですね。

 気を取り直して、運ばれてきた親子丼を食べましょう。
 たしかに卵がふわとろでいい感じ。シンプルに醤油味を利かせたつくりになっていて、誰にでも受け入れられそうな印象です。
 具は、卵と鶏肉だけのよう。親子丼って、家でつくるとタマネギがいい役割をしているのだけど、ここはなし。
 鶏肉はむね肉。脂分が少なく、もう少しジューシーな感じがあってもいいのかなあと思ったところ。

 ふろふき大根の小鉢と漬物、タマネギのスープ。タマネギをここで使うわけか。
 ほかには、食べ終わる頃に「かぼちゃは嫌いではないですか?」と持ってきてくれたサービスのカボチャ煮。
 大根もカボチャもおいしかったけど、どちらも保冷温度のままで冷たかったのは残念でした。

 インプレッションが多少シビアになってしまいましたが、これも便秘おばさんのせいだと思う。
kobayashi 201602

 庄内から山形に戻る途中、寒河江で昼食。
 初見参の「味処こばやし」をチョイスしてみましたが、玄関には3月27日をもって閉店する旨の貼り紙が。17年間の歴史に幕を閉じるというのでありゃまあと思いましたが、よく読んでみると4月からは「そば処あじこば」としてリニューアルオープンするのだそうです。なあんだ、そういうことか。

 奥の座敷に着席し、いろいろあるメニューからしばし黙考して「肉そば&ミニ野菜天丼」840円+税=907円をオーダーしてみました。

 メインの冷たいそばからいくべきか、それとも熱々の天丼から食らいつくべきか、ここでまたもや黙考しましたが、麺派ならばやっぱり蕎麦からだろうと、まずは肉そばから。
 鶏脂がたっぷり入ったスープは、醤油味が控えめのつくりで、甘すぎず塩辛すぎずの上出来なもの。
 麺はごっつりとした太さがある黒めのもので、喉越しがよく美味。
 鶏肉は白っぽく、身がしっかりついていて、谷地あたりの鶏肉とは少し趣が異なっています。ほどよい噛み応えがあり、加えて量があるので、顎に心地よい疲労感を覚えます。
 このつくり、全体としてオリジナリティが高いです。

 蕎麦を全部平らげて、ミニ野菜天丼へと移行。
 茄子、カボチャ、ジャガイモ、大葉、4種の天ぷら。間口が狭くて深さのある器に盛られているので、まずはでっかいかぼちゃ天をいったん小鉢に避難させて、おもむろに食べ始めました。しかしそれでも食べづらさがあり、天ぷらとご飯の間に配置された揚げ玉がこぼれることひとしきり。あれあれ・・・。
 でもまあ、こうしておぼつかない手元を嘆きながら食べるのもまた、案外それなりに楽しかったりして。

 とてもおいしゅうございました。「あじこば」になってからまた寄ってみたいと思います。
tsuboroku 201602

 先に訪問した羽後本荘市の名店「いときん」のカツ丼を思い出し、あれに勝るとも劣らないカツ丼って近くにないのかなあと。
 で、そこで急浮上したのが、寒河江市「つぼ六」。いいぞという噂を地元寒河江の関係者から聞いていたので、これは実食するしかあるまいと。
 つぼ六はぼ2年ぶり3回目で、チャーシューメン、味噌ラーメンに次いでの3品目となります。
 厨房には耳の遠くなったおばあさんが一人。呼んでも聞こえず、なんとか気づいてもらって「かつ丼ね~」と告げても、「あ?ラーメン?」てな調子でした。

 かつ丼750円。
 くーっ、このボリュームに、胃や唾液腺をぐりぐりと刺激する大迫力。心は困ったウレシイ状態です。

 まずは味噌汁。
 これって「つぼ六」独特の味だよなあ。熟成した赤味噌仕立てで、具にタマネギや白菜を配して、甘めかつバタ臭い味付けなのです。これはもう、味噌汁というよりも味噌ラーメンのスープのようです。

 さて、カツ丼。
 カツは分厚くて赤身、脂身のバランスが絶妙なものが5切れ。このままだとご飯に到達できないので、端の一切れをいったんどんぶりの蓋に退避させてかっ込み始めます。
 どんつゆを含んだ御飯がおいしく、箸で掬おうとしてもうまくいかないので、えいっとどんぶりを持ち上げではくはくと。
 カツとご飯の間には、タマネギのほかに椎茸も何切れか。ははあ、この椎茸がつぼ六カツ丼の味の秘訣なのだな。
 味は、濃すぎることはないものの、やや甘いほうに振れていてしっかり。ラードが効いているので胃に重く来るものがあります。カツ丼ならこう来なくっちゃ。
 キャベツとキュウリの漬物だってこのとおり皿に山ほど。箸休めの範疇を逸脱しています。

 いやはや、これはかなりグレードの高い確かな一杯でした。このぐらいのものが食べられるならば、わざわざ羽後本荘まで赴かなくても十分です。おばあさん、やるではないか。
 しかし、この齢になってもカツ丼をわしわしとかっ込んでああ旨いと思えるって、健康でとてもシアワセなことなのではないか。
 カツ丼が旨いと感じるのもおそらくあと数年のことなのかもしれないな。ま、そうなったら脂ものを避けて、蕎麦でもたぐってグルメ探訪をしようと思っていますがね。(笑)
takehachi 201601

 ドライブ中、尾花沢市新町にある「竹八」で昼メシ。
 四川風陳麻婆豆腐がおいしいと聞いていたのでそれを、と思ったのだけど・・・。それは「一品料理」の欄には850円と載っているだけで、麻婆飯とか麻婆定食が見当たらない。
 これにライスを付けて1,000円超えというのはどうにも納得できないので、まあいいやと、店側が人気NO.1だと自負する元気ラーメン650円を食べることにして、半チャーハン250円をつけてみました。

 元気ラーメンは、背脂チャッチャに焦がしニンニク風味を効かせたもので、この鄙にあってなかなかの新しい味。どんぶりも逆三角錐型とニューウェーブ風です。
 麺が自家製風のもっちりタイプで、チャーシューもデカい。これなら人気が出るでしょう。

 半チャーハンは、量が多め。卵、ネギ、刻みメンマが入っており、チャーシューは少しだけ。しかしながらジャジャッとやった香ばしさがあって、なかなかに美味でした。

 杏仁豆腐と漬物つき。
 ラーメンのスープがとてもおいしく、塩辛めでしたがチャーハンのスープ代わりにして全部飲んでゴチソウサマ。
 店は満員で活気があっていいのですが、裏を返せばそれは、調理が追い付かず大勢の客を待たせているため。厨房内の店員さんの掛け声だけが忙しそうだ、ということのようでした。
rinsho1 201601

 中華系をガッツリ食べたい。ということで、天童の「林商」へ。
 2015年11月以来、2か月とあけずに5回目の訪問。
 ここって、暖簾はないし、入り口は殺風景だし、開いているのか閉まっているのかよくわからない店構えなのよね。だから知る人ぞ知るって感じになっていて、満員になるような場面にはまだ当たっていません。

 中華飯セット780円。
 まずは中華飯とザーサイ、杏仁豆腐が運ばれてきて、ラーメンは少々オマチクダサイとのこと。
 先に食べた「五目あんかけ焼きそば」の具の構成とほぼ同様のものがごはんにたっぷり。味付けは少しだけ甘めに振れているようです。
 ご飯の量はしっかり。これだけで十分なボリュームです。皿の縁が欠けているのはご愛嬌でしょう。

rinsho2 201601

 ほどなくして運ばれてきたラーメンはご覧のとおり。
 メニューの写真とはずいぶん違っていて、すげえシンプル。麺量は2分の1なのか、かなり少量。言ってしまえばスープの大、麺入りといったところでしょうか。
 でもまあ、このラーメンもしっかり一人前だったら、中華飯のボリュームがあるので、多すぎてげんなりしてしまったかもしれません。
 一応チャーシュー、メンマ、ナルトが入っていて、きちんと中華料理店の中華そばの味がしました。

 これだけ食べて780円というのは優れたコスパです。
 「林」姓の人がオーナーのよう。
 沖縄にかつて不世出の唄者と言われた人がいて、自分も大好きだったのですが、その人の名が嘉手苅林昌(かでかるりんしょう)。この店に来ると、1999年に亡くなった彼のことが思い出されます。
ajikura 201510

 2012年11月以来、2回目の訪問。
 前回のインプレはこちら。 
 その時もコスパの高さには瞠目しましたが、今回はさらにパフォーマンスが上がっているように思えます。

 五目麻婆丼750円。
 麻婆豆腐ライスと中華丼が合体したような、2種類の味が楽しめるものとなっています。
 これに漬物、卵スープ、杏仁豆腐が付きます。

 で、4年前にはこれにキャベツのサラダが付きましたが、今はそれの代わりに、たしか5品目ぐらいの中華前菜がカウンターに並んでおり、それらを自由に取ってきて食べることができるようになっています。
 メインディッシュの右にある皿がそれ。今回は3種類をもらってみたところです。
 このサービスは昼の時間帯となる模様です。

 中華料理をたっぷり味わったなという実感。
 量も中華用のどんぶりにたっぷりなので、朝食をとらずじまいになっていた胃も大満足したようです。
 この内容で750円はどう考えても格安。
 前回メニューになかった酢豚もラインナップされていたし、ほかにも興味深いものがいくつかあったので、また寄らせてもらうことにします。

 いい店なのに客は少なめ。中国人系の料理店は入口に暖簾を下げないところをよく見かけますが、それでは日本人には営業しているのかどうか判断できかねるところ。暖簾を下げたほうが客の入りは間違いなく増えると思いますが、いかがなものでしょう。
ryuen 201508

 龍園(天童市奈良沢)の麻婆ラーメンとギョーザを食べようと思って、およそ5か月ぶりに訪問。
 その麻婆ラーメンは夏はやっていないというので、みそラーメンとギョーザをたのんでしまいましたが、それって5か月前に食べたものと同じじゃん。
 ということに気づき、急遽味噌ラーメンを変更して、チャーハンとギョーザ、600+350円にしました。

 店は大忙しのところを、親方と中国人らしい奥様の二人で切り盛りしているため、ラーメンの調理スピードが遅くなって伸び気味になっています。
 チャーハンは時間がかかるがいいかと問われ、それでもいいと待つことにしましたが、今回は麺類を注文しないで正解だったようです。

 チャーハンは、チャーシューが少なめで、刻みメンマは入らず。ニンジン、ピーマン、卵などを使っていて、色取りは悪くありません。塩がやや強めでしたが、許容範囲。
 これに中華スープとキュウリの漬物が付きます。

 ギョーザは、いまさら説明するまでもなく秀逸。一つひとつが大きくてジューシー。親方はほぼギョーザの包みと焼きに集中していました。
yamamichi 201506

 未踏の店を着実に減らすべく、今日も活動。
 東根の「とんかつ山道」もそのひとつ。自分で食べてみなければわかりませんからね。

 店のおばさんに何がおススメか尋ねると、スタンダードは「山道かつ」840円だが、お肉が好きな人なら「ロースかつ」1,030円だと言います。そうですか。ならばせっかくだから「ロースかつ」にしてみようね。

 自分が一番乗りでしたが、その後3世代家族がやってきて、じいさんは大声、父親は子供に対してケンカ腰、子供は泣き叫び、母親は見境なくあやし。そのあとに来た客のばあさんは小さな子供ににぎやかに話しかけるし、阿鼻叫喚といった状態に。うーむ、おれは知らんふりを貫こう。

 しばらくしてようやくサーヴ。
 いやはや、とんかつ、でかっ! 面積にして普通サイズの2倍はあるかも。それに肉の厚さもかなりのもの。ロースなので適度に脂身があります。
 とんかつソースをだぼだぼと回しがけして、からしをチョチョイと塗って口に放り込めば、アツアツかつジューシー、そして衣はサクパリで美味。
 しかしこの量はプレッシャー。食べていて思ったのは、脂ものの肉をさらに油の海に落としこんで揚げたもの食べるなんて身体にいいわけないよな、ということ。
 そう感じたのは、しばらく焼肉、ステーキ、とんかつなどの肉そのものの料理を食べていなかったこともある。しかしそれよりも、齢のせいでそういうものを身体が着実に欲しがらなくなってきているということが大きいのだろうな。

 添え物は、スパゲッティ、菜の花のおひたし、ふき煮。ホッとする付け合せと言っていいのではないか。
 六田に近いところにある店なので、ワカメの味噌汁の具には麩も。
 ごはんは残念ながら炊き立てではなく、おいた匂いが少ししました。

 我ながらよく食べた。満腹、満足、油酔い。

 精算時、値段はなぜか3%プラスで1,060円だとのことでした。メニューにはしっかり1,030円と書かれていたし、そもそも3%プラスってなんなの? メニューは消費税5%時代のものをそのまま使っているということなのだろうか。腑に落ちないけど、満足できたし、そのぐらいならどうでもいいや。
mitsuhiro 201502

 2013年10月以来、2回目の訪問。
 前回はラーメンとかつ丼セットだったので、今回は蕎麦と牛丼の「牛丼セット」980円にしてみました。
 ラーメンまたはもりそばに天丼、牛丼、かつ丼、カレーのいずれかをプラスできる「お得なセットメニュー」の中からの組み合わせです。消費税上げの影響で、前回比プラス50円。

 蕎麦のほうは、石臼挽きの細打ちで、都会派にも合いそうなやさしい味と口当たり。ネギと山葵に加えてうずらの生卵が添えてあるあたりが小粋。このあたりのメジャーになっている田舎そばよりも量は華奢でしょうか。
 まずは蕎麦のほうを手繰ってあっさりと食べ終えます。

 お次は牛丼。驚嘆するのはそのボリューム。これは「ミニ」とか「小」とかの範疇を完全に逸脱しており、ほぼ一人前と言っていいのではないか。なので、このセットの場合こちらの丼がメインと言っていいでしょう。牛肉も惜しみなく入っているし、タマネギ、シラタキなどもいい塩梅です。大根のたまり漬付き。

 そばたれにとろりとした蕎麦湯を注いでぐびりと飲んで仕上げを。
 前回同様、たいへん満足です。
 近いうちに、再びラーメンで、カレーセットも賞味してみようと思います。
rinsho 201502

 ある土曜日の昼食。餃子が食べたい。
 で、脳内リストアップしたのが龍園(天童市)、ひろしの餃子亭(東根市)、そしてここ、信頼性の高い林商でした。

 10か月ぶり3回目。
 餃子定食780円。
 ご覧のとおり、餃子が12個。龍園やひろしの餃子亭がいかな名店であっても、このボリュームとコスパの誘惑には勝てまへんやろなぁ。

 台湾系の中国料理店ですが、餃子の味はいたって普通の日本風。珍しいものを食べるのもいいですが、いつもと変わらない味をたっぷりと味わうというのも、シアワセ感が高いです。
 餃子定食は好きだけど、餃子が5~6個では自分の場合足りません。このぐらいの個数がないとねえ。

 餃子を箸でつまんで酢醤油をつけ、そいつを途中で噛み切らずに丸ごと口に入れ、ごはんを一口追い入れる醍醐味がステキだ。
 これを11回繰り返したところでご飯が尽きる。このご飯もつやつやで、量はたっぷりなのですけどね。
 最後の1個をよーく味わって、デザートの杏仁豆腐へと移行すれば、至福感もいや増します。

 卓上にはサービスの冷たい烏龍茶のポット。台湾らしさがピカリ。食後はこれを3杯飲んで大満足。沖縄の定食屋で供される無料アイスティーを思い出しました。

 林商では過去2回も回鍋肉と酢豚の定食を食べているので、次回は麺類の五目あんかけ焼きそば680円あたりを狙ってみましょうね。
sankosaibo 201501

 元日から元気に営業中の山香菜房。ちょうど1年ぶりに訪問です。
 中華飯セット756円。立派ですなあ、これで756円?

 まずは伸びないうちにとラーメンを。万人の口に合いそうなきわめて素朴なラーメン。なので、少し多めにホワイトペッパーをふりかけて味をカスタマイズしてからいただきます。
 麺は、この地方のメジャーである黄色の強いツルプリ系。台湾ラーメンを名乗ってはいても、使っている麺はこの地方の製麺所のものです。だから日本人の口に合うとも言えます。

 ラーメンもそれなりに旨いけれど、この中華飯を前にするとそれも印象が薄くなる――と言っていいほど美味なる中華飯に出会いました。
 しっかり熱く、具と餡と含まれる油の量が絶妙で、白菜を中心とした具がシャキシャキです。かなりの強火でジャッ!とやったのでしょう。いい味のする餡がご飯にほどよく染みて、たまりません。そのご飯も炊き方を工夫しているのか、艶がすごいです。イカも海老もうずら卵も入って、この皿だけで一人前の量があります。ラーメンはすっかり添え物になってしまった感があります。

 満腹になって食後の杏仁豆腐を食べれば、口の中が爽やかになってこれも美味。
 台湾料理店が界隈のあちこちにできてそう珍しくもなくなりましたが、その中で寒河江の山香菜房は、一日の長があるというか、清潔度やメニューの日本人受け度、料理の見た目の美しさなどの面で、ソフィスティケイトのされ具合は一群を抜けているような気がするのですが、どうでしょう。