menz 201009

 米沢勤務も2年目の中盤を向かえ、市中の有名どころのラーメン屋も一部を除いてほぼ訪問を試みてしまっている。
 なので今回は、わざわざR13は万世町梓山まで足を延ばして「麺ず、くらぶ」に行ってみました。

 米沢ラーメン大盛り550+100円。
 昼時のピークの入店だったためか、少々時間がかかって登場したブツは、大量のスープが神々しく輝く立派なものでドドーン!と。湯気がもうもうで嬉し。おばさんもやさしそうだし、いいですね。

 しかしながら麺のほうは、茹で時間が短かったためだと思われますが、米沢の細麺にも関わらず、縮れが縮れとしてしっかり機能しているままのギンギンにコシのあるもの。
 まあねぇ、こういう麺を好む人もいるのかもしれないけど、我が家でこんな茹で上がっていない麺が登場したら、おれはつくり手である女房にすぐ言うぞ、「なんだ、この半端なゆで方は!」と。
 でも今回は、お店だから、言わない。というか、言えない。(苦)

 量に好感を持ったスープは、かなりハイレベル。独特の「まろみ」というか、不思議な甘みを感じさせるマイルドさの中にもしっかりとしたコクとキレが見出せる、というか、うまく表現できないので、実際に味わってみてください。そして、街道沿いのひなびたラーメン屋のものとは思えない何かを感じとってみてください。

 しかし、全体として言えば、洗練の度合いは高いとはいえないでしょう。
 見た目だって、冴えないですよね。ネギは少ないし、彩りもイマイチだし。
 メンマは少なめ、チャーシューは大盛りだからなのか旨みのあるもの3枚、海苔の味はしっかりしていて溶けていかないタイプ。
 これらひとつひとつについては欠点らしいものはないのですが、どうも全体としてやっつけ仕事というか、「ご馳走」というより「賄い」というか、そんな印象を受けてしまいました。
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takedaya 201009

 自家製手打ちラーメンを標榜する店が香澄町にあることには前々から気づいていて、いつか行ってみようと思っていました。

 狭い駐車場に狭い店。意外と奥行きがなく、カウンター7~8席に、小上がりに小さなテーブルが3つ、かな。

 ラーメン大盛り500+100円。今どきの山形市内にしては、安い!
 そして、結論から言うと、このラーメンは秀逸です!!
 これは掘り出し物ですな。

 麺はさすが。プリプリのツヤツヤで、コシのしっかりした手もみウェーブ麺。白河のとら食堂の麺を髣髴とさせるもので、それよりちょっぴりだけど太いでしょうか。
 一部にひらひらの不揃いな麺があるあたり、これはまちがいなく手打ちでしょう。

 スープは、やはり山形、ご覧のとおりオイリー。山形にあっては、麺が手打ちで立派なところはスープで手を抜いていると感じさせる店がいくつかあるのですが、ここは美味いです。独自にダシをとったものに、おそらく塩と若干の化学調味料で味を調えていると感じましたが、どうでしょうか。

 そのオイリーなスープに麺をくぐらせて掬えば、見た目もなまめかしいほどに独特の色艶をたたえています。ソイツをズバッ!とすすりあげる醍醐味と言ったら、これ以上はありません。シアワセです。

 具は、立派は厚みのチャーシュー、海苔2枚、深い味の染み込んだメンマ、刻みたてのネギ、なるとではなくカマボコ、そしてほうれん草。なかなかいいんじゃないですか?

 大盛りとはいいながら大量ではなく、一般店の普通より多めぐらいの量なので、ちょうどよし。
 ココに来たなら絶品の麺を大盛りで食べるべきですね。それでたったの600円なのですから。
manpuku 201009

 酢豚が食べたい。じゃあ中華料理屋だ。
 ネットで調べて、酢豚もうまいよとあったので、まだ行ったことのない五十鈴のまんぷく亭に行ってみました。

 はるばる市内を横断して行ってみたものの、酢豚は確かにあったが、一品料理で880円。一人の昼食としてはチト高くつく。
 なので、予定を変更して、中華そばのCセット550+350円をいってみました。
 Cセットとは、半チャーハン+鶏のから揚げ2個+サラダ+漬物です。

 中華そばは、いかにも山形ラーメン。中太、といってもその範疇でも太めだなぁという感じのウエーブ麺。多加水で、もっちりしていて美味。
 スープは、いつも米沢ラーメンばかり食べている人間にとってはややオイリーな印象。山形って、そーゆー店が多い。
 具には安定感があり、安心度高し。チャーシューも分厚くて大きく、味もよし。

 チャーハンについては、いずこのセット物もそうなのだろうけど、作り置きを温めたもの。だからといって味はそう悪くなく、ボリュームも良好。ちゃんと紅生姜がついていてよろし。

 サラダは、いかにも中華料理屋。最近の洋食屋はキャベツの千切り器を使っていて見た目きれいですが、こちらは店主か誰かの手切りで不ぞろい。それも家庭的で不満はありませんが、その上に載っているパセリはしょぼくれたもので、これはいただけません。そういうものなら載せないほうがいい。

 から揚げは特徴なし。業務用? キュウリの漬物旨し。

 これで900円は、まあ妥当と思われますが、逆に言えばお得感なし。
 おれは、おいしくてリーズナブルな店だったらそこに行く労力などは惜しまないほうですが、ココに関してはそこまでして通うことはしないのだろうなぁ。

 いずれもいいセンはいっているのです。カジュアルだし。
 近い方には手軽で重宝するいい店だと思います。
fukuyoshi 201009

 美味いラーメンで名を馳せている高畠町の福よし。
 福よしといえば中華そば!なのですが、今回は味噌ラーメン大盛り650+150円に初挑戦!

 ・・・なのですが、登場したものを一目見た時点で、ああ、やっぱり中華を頼むべきだったと反省。(笑)
 見た目、圧倒的に中華よりインパクトがありませんよね、これ。なんつったって、ココの中華のビジュアルは秀逸だからねぇ。

 味のほうは、ひらま製の麺は中華と同様秀逸で、プリプリのほろほろ。これが味噌に合うかというと、覚悟はしていたものの、ベストマッチとは言いがたいと思う。
 スープは、このあたりのものとしては赤味噌にシフトした味噌を用いており、味噌らしい香ばしさ。それに若干の唐辛子味がついていて、味全体を引き締めている印象。

 具は、チャーシューに、野菜炒めはもやしとキャベツ、それにわかめ、ネギ。
 中華には入っているメンマ、なると、海苔がカットされてしまうのは実に残念です。

 っちゅうことで、ここではやっぱり、中華を食べるべきだなぁ。
 福よしの中華そばを食べに、もう再訪したくなってしまったゾ。(笑)
yoshinoya 201009

 通るたびに気になっていた国道沿い、窪田の吉野屋に初潜入です。

 ここって、日中でも暖簾が下がっていなかったり、開いていても駐車スペースがなかったりでなかなか行きづらかったのですが、このごろ国道13号線において米沢ラーメンと赤湯ラーメンのボーダーラインはいずこに引かれるのか?!という課題意識を持っており、まずは南から攻めるならこのあたりから、と思っていたワケです。

 中華そば大盛り550+100円。
 入店するや、ずん胴で獣類のガラでも煮込んでいるのか、動物園みたいなかなり強い動物臭がします。むむっと怯みますが、おれの場合はなんとか慣れた。なじめない人もいるはず。

 じいちゃんとばあちゃんでやっているようで、じいちゃんは軽自動車による出前で出たり入ったり。
 で、ばあちゃんはかなりのマイペース。水についても所望しないといただけない。(笑) 給水器やセルフのコップがないのだな。ますますこの店に興味がわく。

 「はい、おまちどう」と持ってきてくれたばあちゃんに「美味しそうだから写真撮りますね」と言うと、「あらぁ、おしょうしな」とかなんとか。顔はマジだが、このナチュラルさが面白い。

 そしてこの中華、いやぁ、ホントに美味い!
 スープは濃い目のガラだしで、麺は純粋米沢ラーメン。この麺がまたたっぷりで、なんか昨日食べた赤湯の某店の大盛りナンゾどこかに放ってやりたくなるほどの充実度です。
 してまた、ネギはたっぷりだし、メンマは太め多めでい~い味わいと歯ざわりだし、チャーシューだってスープとは異なる深い味がついている。海苔も2枚。

 ああ、至福の時だなあ。
 「ラーメンなんてどこも同じだろ」なんて、マヌケなことをのたまう人間がかわいそうになってくる。
 おなじ600円そこそこのものが、どうしてこうも人間の満足度に差をもたらすのだろうか――ということに思いをいたしてみる。

 ばあちゃんが後づけで丸茄子の漬物を持ってきてくれた。氷のまじった皿に4つも。
 それもまた、きりりと冷えておいしかったですよ。

 なお、定休日は第2、第4水曜日だそうです。一応。
fukutomi 201009

 社用で南陽市に赴き、終わってちょうどお昼になったので、久々にと百福亭に行ったら定休日。ザムネン。
 で、ふとそのとなりを見ると、そこには新しいラーメン屋があった。
 「麺や福とみ」。ものは試しと入店しました。

 店のイチオシは南ばん味噌ラーメン650円らしいが、まずは基本をと、しょうゆラーメンの大盛り530+100円を。

 見た目どうですか?
 「麺や」を名乗るからには徹底した求道精神をもって取り組んでいるのだろうと思ったのですが、そういう気迫のようなものは、見た目からはあまり受けません。
 以下の感想が精彩を欠くのは、もしかして、このあたりですでにモチベーションがやや下がってしまっていたからなのかもしれません。

 コンセプトこそ、赤湯ラーメンらしく青海苔がまぶしてあり、麺は太目のやや縮れ。
 しかしだな、そのように赤湯ラーメンを期待させておきながら、目指すところはどうも少し違うようで、スープはあの独特の魚系の香りではなく、い~い生姜の香りなのだな。

 で、あれぇっ?!なんて思いながらそのスープをすすると・・・。
 やはり期待した深み、というか、コクがない。味も薄めでちょっと期待はずれ。

 麺は、よい。多少茹で過ぎの感があるが、それ自体は満足すべきデキの範疇だと思う。自家製ではなく製麺所のもののようだけど。(○○製麺所と書かれたコンテナに麺が入っていた)

 そして、麺のほかの投入物は、久々に見た薄さのヒラヒラのチャーシュー2枚と、メンマ少々、刻みネギ、青海苔、以上、と素っ気ない。立ち食いラーメンじゃないんだからさぁ。

 食べ進むうちに感じたのは、このしっかりした太麺にこの淡白なスープはミスマッチだなぁということでした。

 これは一種のフェイクなのではないか。
 あ~あ、新規店開拓もいいけれど、赤湯ラーメンだったらこってりガツンの、たとえば「手づくりラーメン館くめ」あたりに行って食べるのもよかったかなぁ。
yanome 201009

 米沢市の北のほうにある矢野目食堂に初入店。
 中華そば大盛り550+100円。

 古いつくりの店には3つのテーブル席と小上がりに2卓。昼の時間帯の先客4名でしたが、ほどなく注文の品がやってきました。

 生姜のいい香り。濃い色をしたスープですが、味わいはというと、塩辛さの角がすっかり取れてしまったような熟成感のあるスープで、これが案外うまい。
 はじめの一口こそ味の濃さに物足りなさを感じたものの、啜れば啜るほどに芳醇な味わいが増していくような、だんだんよくなるホッケの太鼓のようなスープです。
 うまいなぁ。どこの醤油を使っているのだろう?

 麺は正統派の米沢ラーメンで、独特の黒っぽさにほろほろ感があり秀逸。細麺としてはわりと伸びのこないタイプのもので、プリプリ感が長持ちしています。
 こちらのほうは、一口目がもっともおいしかったです。

 具のほうは、素朴系。「シナチク」と古臭い言い方をしたほうがふさわしいような細裂き長めのメンマ、スープの熱で周辺からじわじわと変色していくような切りたてのチャーシュー、しっかりとそれ本来の味がするナルト、それに長ネギが少々。
 海苔とかワカメとか、客に媚びるようなものは含まれません。

 これは案外高いレベルなのではないか。西のこやなぎ、東のひらま、北の矢野目に南の福原屋――といったら褒めすぎかな。(笑)
kawai 201009

 市内東部の川井食堂で中華そば大盛り550+100円を食べてきました。初訪問。新規開拓です。
 デコラ張りテーブル3、座敷テーブル4?ほどのそう広くない店ですが、昼過ぎの入店時は満員! 一人で中華大盛りをすすっている人のテーブルで相席させてもらいます。

 満員のわりにスピーディーに登場したブツは、ひゃ~、でかいドンブリ! でも、スープがたっぷりのため、中で麺が泳いでいる感じ。そういうの、いいなぁ!!
 スープにくぐらせながら掬った麺は、オーソドックスな米沢ラーメン。麺同士がくっつかずにさらさら。それをふーふーしながらすすりあげる醍醐味! これぞまさに米沢ラーメンって感じでしょうか。

 スープは、特筆すべき際立ち方はしていないのですが、これはホント美味かった。黒胡椒をまとわせて味わえば、独特の深い甘みがほのかにあり、最後の一滴まで楽しめるあっさりスープでした。

 チャーシューは、脂分と赤身の部分がはっきりした歯応えのあるもので、動物臭をあえて多少残したような、なかなか野性的なもの。おれはこういうのも好きだ。

 ほかにメンマ、ナルト、ネギ。いずれも目立つことを嫌う地味系のお嬢様といった風情で、何気なく添えられています。
 しかし、この道を知る人にとっては、逆にそのことが、ひそやかな自己主張をしているようにうつります。
 このお嬢様たちはそんなことには気づかずに、静かにたたずんでいるというわけだな、フフ・・・。

 ギンギンに主張を効かせた“ハレ”のラーメンとはいえませんが、飾らない日常において日々味わうラーメンとしてはかなり秀逸だと思います。
 客層も、どちらかというとブルーカラーが多いことをとっても、そういうことが言えるのではないかな。

 そして大勢のお客さんたち、自分が食べ終える頃にはほとんど食べ終えて店からいなくなっていました。
 昼のわずかの時間帯が勝負なのだろうな、この店は。
kaname 201009

 職場の昼食会は、ちょっと遅めのうなぎを食する会。
 市内随一のうなぎの老舗、可奈免のうな重です。

 自分にとっては、この夏2度目のうなぎです。とは言っても、一度目はHot Mottoの弁当なので、事実上初です。(笑)

 美味い! おれって、うなぎが好きなのかも。
 あるサイトによると、ココのうなぎの蒲焼きは、独特らしい。蒲焼には、背開きにして一度蒸してからタレで焼く関東風と、腹開きで蒸さずにタレで焼く関西風があるのだそうですが、ココでは蒸さずに湯どおしをしてから焼くのだそう。
 ナルホド、言われてみれば確かに煮たようなふうが若干感じられ、ふだん食べる関東風のものよりも川魚独特の香りがしたものだ。
 かと言ってそれが生臭すぎるわけではなく、いわば関東と関西のいいとこ取りをした製法なのだろうな。

 米沢在住の職員が言うには、米沢ではうなぎといえば「可奈免」なのだそうで、去年の夏、同じように職場の昼食会でうなぎを食べたときに発注した「石の家」は、ココからのれん分けした店なのだそうだ。

 幹事に聞いたところ、今回のはうな重の「竹」。中級グレードのようで、2,415円だそうです。
kintoki-m 201008

 久々の金時。
 この日の最高気温は34度台。職場からそう遠くないこの店まで歩いただけで汗をたっぷりかくことができます。というか、かかざるを得ない。

 いやはや、客は結構いるのに、オヤジ一人で切り盛りしているものだから、水は出ないし、注文はとらないし、できるまで時間がかかるし、支払いは待たされるし、マイッタ。

 そして味噌ラーメン700円。
 ココの基本形のラーメンは経験済みなので、暑いとかに関係なく今回は味噌なのだ。

 出来ばえは、まぁ、可もなく不可もなくといったところ。
 細麺での味噌ラーメンというのもなかなか風情があってよろしいし、野菜もしっかり油で炒めたものが入っているし、それには乱切りしたチャーシューが多めに入っているし、スープもコクの深い甘めのものでよろしい。ボリュームもよろしい。
 でも、なんかこう、おぉ!と言わせるものが不足しているような印象です。

 それから、店内を覆うにおいが、なぜかインスタントラーメンの香りなのだな。いわゆる、油揚げ麺のにおいがするのです。なぜなのだろう?

 ラーメンを食べて大汗をかき、また職場まで歩いて大汗をかき・・・。
 職場に戻れば13時からただちに上司への説明事項があり、こんどは冷や汗をかいて、なんだかもうこの日はこの時点でぐったりとなってしまったのでした。

(2010年9月記)