umauma 201110

 山形市内屈指の人気店。とんこつラーメン専門店です。
 しかしワタクシ、どうせラーメンを食べるなら、ひょろひょろ細麺の博多ではなく、野太くて朴訥、気が優しくて力持ち?の地元のラーメンのほうがいいという考えを持っていて、これまで訪れる機会を逸していました。

 しかしこのたび、高3の息子が油っこいのを腹いっぱい食べたいと言うので、んじゃまぁ、うま馬か?と提案したところ、一も二もなくそこがいいと。(笑)

 息子は博多とんこつチャーシュー、自分は細麺回避のため長崎ちゃんぽんの大盛り750+150円をチョイスしました。

 安易に大盛りを頼んでしまいましたが、運ばれてきたものを見て思わず仰天! なんじゃあ、この量は!!
 大きなどんぶり。そしてスープの喫水線を上回って弧状の稜線を形づくる麺、さらにその上にモヤシを中心としたあれやこれやがのっかっていて、一見しただけで完食は無理だということが悟られます。
 これは、完食できなかった苦い体験がある、あの沖縄の波布食堂のボリュームに匹敵するなぁ。

 おそるおそる箸でもって棹差せば、すくえないほどに稠密に麺がうごめいています。(うごめいてはいない)
 う~む・・・だめだこりゃ。スープに茹で汁が混じってどろどろになっている。
 あとで店の人に訊いたら、2玉入りだそうですが、もっと量があったような気がするゾ。

 味は、悪いというわけではありません。他のラーメンと同じとんこつ味をベースに、ちゃんぽんらしいバタ臭さをうまく演出しています。
 トッピングは、モヤシのほかキャベツ、キクラゲ、豚挽肉、蒲鉾、イカ、海老。それに万能ネギとすり胡麻。

 結局3分の2程度まで食べて、残りは息子へ。ま、まだ若干の余裕はあったのだけど、と言い訳しておこう。
 その息子はというと、くだんの博多とんこつチャーシューを替え玉まで追加して、そのあとにこちらの3分の1ほどをぺろり。
 オマエ、よく食うなあ。若いというのはスバラシイねぇ。
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megumi 201110

 久々に心から美味い!と思える味噌ラーメンに出会いました。
 この店ではいつも醤油ばかり食べていましたが、ここは味噌だっ!

 みそらーめん850円。
 少々強気の値段設定ではないかと思いましたが、食後はむしろ納得。

 まずは見た目。白髪ネギが真ん中にうずたかく載せられていて、その周りには青海苔、すりゴマが振りかけられた黄金色のスープ。いやはや、美しい。
 同時に奥ゆかしさも兼ね備えていて、少し箸でいじり始めると、立派なメンマ、煮卵、炙りを入れたトロチャーシュー(3枚)などが顔を出します。

 そのチャーシューがまた秀逸。一度食べてみんしゃいと友達に伝えたくなるほどの旨さです。
 ほかにキャベツ、もやし、キクラゲ、ニラなどを配していて充実度はかなりのものです。

 スープはニボシ系。とはいうもののギスギスしたところがなく、不思議に感じるほど口当たりはまろやか。
 近時の味噌ラーメンはいずこのものも主張が強く、濃度、辛み、脂などの面であちらこちらに角や棘のようなものを感じることが多いのですが、ここの味噌ラーメンにはそれがない。
 味わい深く、塩味もそう強くないので、チャーシューの切れ端や味噌の大豆末、各種調味料などのうまみ部分が残るスープを最後まで堪能しても、喉が渇いたり強い後味が後々まで残ったりするようなことはありません。

 麺は、黄色みを帯びた太ちぢれ。札幌ラーメン系の店でよく見かけるような形の麺です。
 ここの麺は太・細の2種類がありますが、太麺は味噌専門、細麺は醤油・塩専門になっています。
 店主の深慮遠謀でそれぞれの特徴に合わせてセットしていることが容易に想像でき、客の好みでどちらでもいいというような安易な設定を排除しているところが素晴しい、と思う。

 ともあれ、非の打ちどころがない味噌ラーメン。ブログを読んでくださっている方々にもここの味噌は強くお薦めします。
kibunya 201110

 山形の東、防原にある季分屋に初訪問。
 職場の同僚たちと行ってみようということになり、予約をして行きましたが、予約で正解。大繁盛で、フリで行ったなら昼休みの1時間では職場に戻れなかったでしょう。

 ハンバーグとエビフライセット700円。
 立派な海老といっちょまえのハンバーグに野菜添え。これにライスと味噌汁。

 味は確か。美味です。
 ライスは少量。自分のよく行く定食屋とはこのあたりが異なります。
 味噌汁はキャベツとなめこで熱々。
 これに食後のドリンクも。(今回はミニコーヒーを所望)

 これらをナイフ&フォークででも、箸ででも、もうアナタの好きにして食べていいのよ、建物のつくりは和室だけど、座ってでも、腰掛けてでも、もうどうにでもして食べていいのよ・・・という不思議な時間を楽しむことができました。

 これで700円なら大満足です。
 いろいろなメニューがリーズナブルな料金で提示されていて、また、季節によってメニューが変わるらしい。
 さらに、1,000円のメニューであればデザートのケーキまでついて、もう、超満腹になるのだとか。
 こうなれば、再訪の機会も考えなければならない、となるのでありましょうねぇ。
suiren 201110

 少し前にココの五目あんかけ焼きそばの大盛りを体験して以来、もう一度、こんどは大量ではなく、じっくりと味わうために行ってみたいと思っていました。今回、再アタックです。

 チャーハンセットという、炒飯と、半ラーメンまたは半焼きそばのいずれかとの組み合わせで800円というのがあるので、焼きそばをチョイス。

 スープにサラダ、ザーサイがついて、ボリューミーなセットです。
 焼きそばは、ケーキ皿の大きめな程度の皿に山盛り。ですが、大盛りの5分の1もない程度。少ない。
 「半」だからしょうがないのですが、麺の焼き具合と五目あんのとろみ加減が相変わらず絶妙です。
 この餡については、海鮮系の具はほとんど入っていません。だからといって、たいした具が入っていないじゃないかと文句をつけるのはご法度です。だって、この値段でこれだけの質・量を提供しているのですから。

 炒飯は、旨い! そして量がしっかり! 具は、たっぷりの角切りチャーシューのほかに、蒲鉾、ネギ、卵のみという潔さ。いいですねぇ。
 肉の味がいいし、蒲鉾の縁がちらつかせるピンク色、あまり炒めきっていないネギの緑色、卵の黄色がスバラシイ。ちょっとしょっぱいところが玉に疵。

 ザーサイも旨いし、納得の800円です。
katsura 201110

 今日の昼は肉そばが食べたい。一度そう決めてしまえば、意志は固い。
 山形市内にもお気に入りの肉そば屋はいくつかあるが、休日でもあることだし行ったことのないところへ――ということで、寒河江のそば処かつらへ直行しました。
 近時山形市内に支店を出したみたいですが、やはりここは労を厭わず、遠くても本店のほうから攻めてみるのが王道だと考えて。エヘン、律儀でしょ、おれって。

 ココの人気メニューは、平日ランチタイム限定の肉そば(温・冷)またはざるそば+小柱かき揚げ丼+コーヒー(iceまたはhot)850円。
 これをいってみたいが、あいにくこの日は土曜日なので、肉そば(冷)650円と小柱かき揚げ丼400円の、しめて1,050円となりました。

 肉そばのほうは、さすがに西村山地方の人気店とあって、旨い!
 何が旨いって、なによりもそばつゆですよ。かつおダシの効いたさっぱりベースのつゆに、鶏から出た旨みたっぷりの脂。これが黄金色になってスープの表面をただよっています。
 あっさりがいいとか、こってりがいいとかの二者択一的発想を超越した美味なるスープ。これは一度は堪能してみるべきものでしょう。

 そばは、このあたりのオーソドックススタイルで、やや黒味をたたえた中太の田舎そば風。手打ちだというのですが、そんなに手打ちらしいというものではなく、万人受けするだろうと思われるもの。
 肉そばのネギというと、すごく薄く刻んだものがみずみずしく載っているイメージがありますが、ココのばあいはそれほどでもなく、ラーメンに入っている程度の普通の刻みネギです。
 鶏肉は、わりと柔らかいものがたっぷり。

 肉そばは完璧ですが、小柱かき揚げ丼はやや期待はずれでした。
 たまたまかもしれませんが、ご飯が柔らかすぎ。かき揚げは、天ぷらの味はしますがホタテ味はほとんど感じません。
 勝手ながら査定させてもらうと、400円ではやや無理があり、300円、高くても350円がいいところでしょう。
 したがって、個別発注ならばエクスペンシブ、しかし平日ランチセットならば、650円の肉そばに200円プラスしてこれが食べられるのはかなりお得だということになるのでしょうね。

 再訪の機会があれば、肉そばに専念しようかな。
 また、山形の支店にも行ってみたいと思います。
hiroyoshi 201110

 東青田にあるひろよしへ。
 店の前は何度も通っていたのだけど、あまりマークはしていなかったというのが正直なところ。しかし、ここの麺が手打ちであるということを知って、にわかに表敬訪問の運びとなりました。

 フラッグシップは手もみらーめん525円ですが、同価格で支那そばというのがあります。どちらにするかしばし考えましたが、手もみらーめんのほうはウェブで見たスープの色からして山形風の鶏がらスープだろうと判断して、濃い色の支那そば大盛り525+155円にしてみました。

 店のおばちゃんによると、スープがちがうだけで麺は同じ。味噌や塩はやや太めの麺を使うのだそう。

 さて、ささっとつくられて運ばれてきたのは、たっぷりのスープに細い縮れ麺が泳ぐ米沢ラーメン風。なんだか久しぶりだなぁ、こういうの。米沢勤務だったついこの間までどっぷり慣れ親しんだラーメンだ。
 麺の太さや形状、喉越しはほとんど米沢。なのだけど、少しくすんだような色や、あのほろほろとした独特の食感に関しては、すこ~し異なります。でも気分は完全に米沢。さっぽろ桂町店あたりの雰囲気とそっくりだ。

 スープはというと、色こそ濃いものの、味は深みのあるコク醤油が際立つなかなかのもの。油の浮きは少なく、あっさりかつシンプル。
 上山のいく代やぶそばと似ているというコメントをウェブで見かけましたが、あのこってり感のあるスープとはまったくの別物ですね。麺の太さもちがうし。

 食後のぐったり感を感じないで済む、肩の凝らないシンプルな味。
 スープの海を泳ぐ麺を掬い上げて呑み込むようにして食べる細麺の醍醐味。
 これぞ子どもの頃にハレの御馳走として食べた「支那そば」そのものでしょう。

 でもなぁ。525円とか155円とかのハンパな料金だけは考えたほうがいいと思う。
 シンプルなつくりなら料金もシンプルに。値段は550+100円で出すとかね。
menkoiya 201110

 昼休み、職場近くのめんこいやにふらふらと。
 市の東部あさひ町の、かつて「めん蔵」というラーメン屋があったところを新装した店です。

 ちゃんぽん780円を太麺チョイスで。(太麺、細麺が選べます)
 直径3ミリにもなんなんとする、つけ麺で食べても旨いだろうなと思わせる茶色っぽい極太麺。これがなかなかうまいのだ。
 豪快にすすってしまうと最後のほうがプルンプルンになってつゆをあちこち飛ばしてしまいそうだったので、おしとやかにいただきます。

 ちゃんぽんを名乗るだけあって、やや動物臭をたくわえたクリーミーなスープ。いいですなあ、このとろみ。濃厚とあっさりのアンビバレンスを往復するこの不思議な舌ざわり。塩加減もほどよく、食後に唇がひりひりするようなこともなし。

 具もまたちゃんぽん。モヤシ、キャベツに加えて短冊切りにしたニンジンとさつま揚げ、そしてキクラゲ。立派な剥き海老も2個投入されています。
 これにたっぷりのネギと鮮やかな色をした蒲鉾。食欲をそそります。
 隠し味は、豚の挽肉。レンゲでスープを掬うと挽肉の一部が適度に紛れ込み、味わいを深いものにしています。

 これはよかったなぁ。九州系ラーメンはあのストレート細麺になじむことができず、どちらかというと敬遠してきたものですが、これは認識を改めなければならないかも。
 また、気候もいいのだ。涼しくなってきて、ラーメンをかっこんでもそう大汗はかかずに済むし、ラーメンマニアには今はベストシーズンと言っていいでしょう。

 普通盛りの量は、毎日これぐらいの量にとどめておけば身体にもいいのだろうなと考えさせる程度の、自分にとっては絶妙のボリューム。言ってしまえばやや足りないということですが、極太麺なので腹持ちもよいのでグーなのです。

 「お待たせしましたー、熱いので気をつけてくださいねー」と明るく元気に運んできてくれた女性店員さんでしたが、その直後、気を利かせてか南側の窓のブラインドを下げてしまった。
 あっ、あっ・・・。写真を撮るにはやや暗めになってしもうたやんけ。
 まぁいいか。美味いし、接客もよろしいので簡単にユルすのだ。
ichibanbun 201110

 小白川町にある一ばん分店を、おそらく20年ぶりぐらいの訪問。
 かつてよく食べた五目ラーメン787円を、なつかしくいただきました。

 一言で言って、独特。
 塩ベースで、胡麻油で全体の味を調整しています。
 具も個性あふれるもの。タマネギ、キャベツ、ニンジン、ピーマン、キクラゲ、シイタケ、豚肉、タケノコ、芝海老、卵(かき玉)の全10種類が投入されています。
 このうちタマネギは一口サイズの浅茹で。一見邪道ではと思ってしまいますが、これが甘くて旨いのだ。
 キャベツは少々、ニンジン、ピーマンはいろどりといったところで、主張は抑え気味。モヤシが入っていないのがいい。
 豚肉はバラ肉ですが、けっこう厚みのあるものが棒状の短冊切りになっていて、噛めば噛むほど豚肉らしい味を醸し出し秀逸。
 さらに、芝海老がスープを吸ってふっくらしたところがたまたま箸に混じったりすると、これまた馥郁たる風味を味わわせてくれます。
 この取り合わせはいいのではないか。取り合わせの妙というよりも、あちこちにオリジナリティが散らばっていて、全体として面白いという印象。こんなの他ではあまり味わえないと思う。

 唯一の欠点は、塩がきついことかもしれません。特に食後は脳天に突き上げるような塩辛さがあり、舌がひりひりで、心の安らぎをかく乱するような後味を感じてしまうのです。お茶がほしい。
 もう少し塩を抑えるか、もしくは天然塩などのマイルドなものを使ってみてはどうかと考えます。

 麺は、固茹での、おそらくは自家製。やや細の手もみ風で、いい味を出しています。
 なお、量は、普通盛りで十分かと思います。

 しかし、何十年経っても味はそのまま。昔からしょっぱかったからなぁ。(笑)
 揚げ蕎麦がキャッシャーのところに置いてあって、つまみにどうぞというのも昔のまま。
 変わったことは、ゆで卵が1個サービスになっていたことと、店のおばさんが若返ってお姉さんになっていたこと、それに値段が100円ほど上がっていたこと、ぐらいでしょうか。
osaka-osho 201110

 ご飯ものが食べたいなぁ。晴れた休日でもあるし、それでは天童まで餃子を食べに行こうか。

 街道沿いの人気店だという大阪王将天童店で餃子定食890円を。
 オーダーを入れると、元気な店員さんに訊かれたのは3点。
 1 チャーハンまたはラーメンのどちらにいたしますか?
 2 餃子はシングル、ダブルのどちらにいたしますか?
 3 ライスはどういたしますか?
 当初から考えていたとおり、ラーメン、ダブル、普通盛りでお願いしました。

 まずはラーメン。小さなどんぶりで、これは添え物といった感じ。
 「大阪」であることにあまりこだわりはないようで、麺は山形の製麺所のものを使っている模様。
 具はモヤシとネギのみ。あまりに素っ気ないので、ブロガーの間では評判がよくないようですが、けっしてまずいわけではありません。

 メインの餃子は、奇を衒うことのないオーソドックスなものなので、インパクトにかけるという評は否めないかもしれません。
 しかし、焼き方、羽のつき具合などはさすがと思わせるシロモノ。山形県内でもチェーン展開している幸楽苑の餃子と比べると、大きさも、あんの中身も一枚上です。単品で頼むと230円(シングル)なので、値段も上なのだけどね。
 また、個々を箸で取り分ける間、一度も皮が破れなかったことも高評価。
 ニンニクの効きはほどほどなので、食べた後に激しく困るようなことはないと思います。

 これらにプラスして、既製品と思われる揚げ肉団子2個と少量のキャベツの千切り。
 ライスは、固まったものをレンジで温めたと思われるややジャンキー感のあるものですが、まあ許容範囲。
 餃子ダブルであれば自分としてはちょうどよい量でした。(シングルであれば「?」)
ichian 201110

 駐車場はいつも車であふれている繁盛店と聞いたので、行ってみました。

 板そばで天ぷらつき、しかもそばつゆと肉そばのスープの2種類で食べられて700円の「一庵そば」というのを目指しました。
 しかし、メニューを見て、肉そばのスープの代わりにおろしなめこがついて同価格の「板そば」があったので、気が変わってその大盛り100円増しを発注。

 板そばというものはそもそも量が多いことになっているので、それを大盛りでたのむことについてはかなり躊躇しました。
 また、運ばれてきたときにもなんと板が二段重ねになっていたので大いに焦りましたが、食べてみればそう多いものではなく、普通盛りだったらゼッタイに足りなかった。正解デアッタ。

 しかしまぁ、これほどの充実度で大盛り800円は安い!
 蕎麦は、太めの田舎風で、濃いめの色合い。手打ちではなさそうですが、山芋かなにかを用いてとろりとした口当たりのものにまとめてあり、喉越し良好。
 蕎麦らしい香りもいい具合に感じられ、蕎麦を食べた、という手応えが強い。変にこだわった蕎麦よりもこういうほうがまとまりとしてはいいのではなかろうか。
 通はジャンキーと言うかもしれないが、山形のまるごそば系よりも蕎麦らしいと思うぞ。

 加えて、どうですか、揚げたての立派な天ぷら。大きなかぼちゃ天とシシトウ、プラス、ゲソが2つ。フツーの店ならこれだけで200円はするぞ。
 これにおろしなめこと漬物、薬味。(そば猪口は薬味の下になっていて見えません)
 癖のないノーマルなそばつゆがたっぷりとトックリに入っており、不足感なし。食後にあらためてそば湯で割って楽しめるくらい十分にあります。

 ナルホドね。これで流行らないわけはないよな。
 肉そばもデカくて旨いらしいので、機会を捉えて再訪してみることにしましょう。
minaminoton 201110

 醤油ラーメン大盛り550+100円。
 うん、美味いねぇ。山形市にいながらにして赤湯ラーメンを食べられるシアワセ。

 でかめのどんぶり。されど量は、とりたてて多いとは思いません。なんでだろ? 普通盛りでは物足りないはず。
 赤湯系というとどうしても龍上海と比較してしまうけど、麺はそれよりやや細い、それでも太麺。しっかりとした噛み応えがあるので、今おれは麺を食っているのだなという確かな実感があります。
 太いので、大盛りとはいいながら減っていくスピードが速いみたい。

 この麺の味は独特。悪く言えば粉っぽいということになるのかもしれませんが、よく言えば小麦粉の味がいい具合に伝わってくると言えなくもありません。
 どうやら酒井製麺製らしいのですが、もしそうだとしたら、かなり凝ったオーダーメイドなのでしょう。自分としては嫌いではない味だし、もしかしたら中毒的な要素を含んでいるかも。

 スープは、かなりニボシ系が効いている赤湯ラーメンらしい味。油の浮きはあるものの、ドラゴンのようなこってりさを求めているものではないので、あれよりも万人受けというか、無難というか。多少胡椒を振って食べたほうが旨いと思う。

 具は、豚バラ肉の四角いチャーシューが2枚とナルト。これらはピラピラで少々物足りない。
 6~7本のメンマは適度な塩辛さでいい味。ネギは長ネギと万能ネギの2種、三角形の海苔。これに青海苔が振りかけられて、正統派の赤湯ラーメンの完成で~す♪
nubou3 201110

 三代目中華そば大、背脂増し600+50+0円。
 大盛りは1.5玉だといいますが、軽い軽い。しかし。

 背脂びっしりで、一口めは濃厚。これは若い者に受けるよなぁと思って食べていました。
 しかし、食べているうちにだんだん油が強く感じられてきました。
 そういえば、自分はもう若い者ではなかったのでアル。
 背脂増しなんて無謀だったのかもしれません。

 麺は、この店でいう細麺。一般的にいえば普通よりやや細めのストレートで、製麺所でつくられたとおぼしきもの。うまいが、フツーといえばそういえなくもない。
 同行した息子は爆中華野菜増しとかいう750円のモヤシてんこ盛りの太麺を食していたが、彼曰く、太麺のほうは自家製なのではないかと。ホントにそんな使い分けをするものなのかどうか。

 食べているときはあまり塩辛さを感じず、極太メンマの味付けが足りないな、などと思っていましたが、食後しばらくして喉が渇きました。脂がきついので塩分を感じられなかったからなのかもしれません。

 ぴらぴらですがおいしいチャーシューが3枚。よくここまで薄く切ることができました。
 半熟卵が1/2。
 全体として非常にコストパフォーマンスが高く、いかにも若者受けしてリピーターが続出するだろうなと推測できる逸品。
 しかしながら、オジサンには背脂増しはキツイ。もちろん人によるでしょうが。

 今度行くことがあれば、太麺ねらいだな。爆中華はパスして、ガッツリつけ麺780円をいってみようか。
kincho 201110

 市内の老舗。初訪店。
 蕎麦も出すらしいけれど、ココのウリは昔ながらの山形ラーメン、ということらしい。

 ラーメン大盛り500+100円。
 ビジュアルもテイストも、たしかにこれぞ山形ラーメンという印象。
 なにかが部分的に突出して優れたり劣ったりしているという感じはまったくなく、素朴きわまる秀逸なラーメンだと思います。

 ラーメンには地域性がありますが、いずこの人も食べ慣れた地元のラーメンの味が基準となっていることから、よその地に出向いたときに食べたラーメンは食べ慣れた味とどう違うか、といった観点からムヌカンゲー(沖縄地域語。ものの考え方、の意)するもの。
 そういう意味からすると、山形市で生まれ育った人の中には、このラーメンを食べて口に合わないとか美味しくないとかいうヒトはおそらくは皆無なのではないか。

 また、特徴がないことをもって“フツー”などといった評価しか下すことができない人もいます。
 これはかわいそうなことで、普通の中に醸し出される“妙”を実感するまでに到達できない状況を露呈しているのだ、という場合がしばしばあります。
 ここのラーメンを食べた山形っ子が“フツー”との感想しか発せないとすれば、それはおそらく上記に当てはまることなのではないか。

 澄んだ鶏がらスープがシンプルで秀逸。この時代にあっては細めの部類に入る酒井製の麺も、このスープに実にしっくりとなじんでいて絶妙。
 よき伝統として頑なに守られているチャーシュー、メンマ、かまぼこ、海苔といったトッピングの美(ちゅ)らさ。

 山形人として脱帽せざるを得ない、完成度の高い山形ラーメンと言っていいでしょう。

 値段も優秀。量も適度。接客も朴訥かつ親しげ。
 できれば、着色料の入った輸入物の漬物は、浅漬け程度でいいのでぜひ自家製に変えてほしい。
tsukasatei 201109

 定食屋探求シリーズの、第何弾になるのかな? 休日に寒河江の112号バイパス沿いにあるつかさ亭まで足を伸ばしてみました。

 メニューを見ると、ベーコンエッグ定食680円を除いた全メニューが750円から880円までのバンドに。この程度の差だったら最高値でもいろいろあるほうがいいかなと考え、MIXフライ定食880円を。
 ライスは大盛りがサービスだというので、それを。

 フライは、鶏の唐揚げ、カニクリームコロッケ、エビフライ、白身魚フライの4種。唐揚げや海老は自作の衣・味付けでしょうが、白身魚はどうも冷凍もののような・・・。
 それに手刻みのキャベツ千切り+ミズナのドレッシング添え、バターマヨネーズであえたスパゲッティが少々、皮付きのバナナ4分の1程度。これにレモンとタルタルソースが付いています。
 小鉢は鶏の皮とキュウリのピリカラあえ、そしてタクアン。味噌汁はワカメととろろ昆布。味噌汁がぬるいとの事前情報がありましたが、そんなことはなくアツアツでした。

 店内は個室化や席ごとの仕切り、間接照明、イージーリスニング風の音楽などでソフィスティケイトされているようで、雰囲気はよし。
 一方、提供の品そのものは、全体としてよくまとまっている印象ですが、心がわくわくするようなインパクトにはやや欠ける感があります。

 どちらかというとボリュームやお得感で勝負するというよりも、ドライブの途中にカップルで、友達同士で食事を楽しむような店、という感じでした。
 実際、入店してくるのは複数客が多く、単独で来ている人は自分のほかに一人。それはたまたまかもしれませんが、自分がよく行く大衆食堂は客の大部分が単独または男同士でガッツリというのが多く、そういうのとはやや趣きが異なる模様でしたかね。

 食後しばらくして、少し胸焼け。揚げ物ばかりではツライ年代になったということなのだろうな。
mendoraku 201109

 つけ麺がウリの店。そして自分はもっぱら醤油の中華そば党なのですが、この日は浮気をして、めん僮楽のうま辛味噌ラーメン750円を。

 うま辛味噌ラーメンの旨さの秘訣は五つあって、それは、
 1 旨みの豆板醤は十数種類のスパイスをブレンド
 2 あったまりの赤いスープ
 3 こくを出す焦がしネギラード
 4 モンゴル産のかんすいと岩塩を使用
 5 当店おやじの情熱入り!
なのだそう。

 全体としてはドラゴン(龍上海)系で、あの香りのあの味。
 どんぶりになみなみというのがラーメンマニアの食欲をそそります。
 具は豊富で、たっぷりのモヤシ炒めに、味に深みを加える挽肉もまたたっぷり。トロチャーシュー、半熟煮卵半分、茹でキャベツ、メンマ、細切りキクラゲ、カイワレ、刻みネギ。
 これにたっぷりの青海苔と赤唐辛子粉、さらに、なんていうの?紅色の紐みたいなの。

 これだけいろいろなものが入ってこの値段というコストパフォーマンスの高さに、まずは感服。
 パーツでいえば煮卵が塩辛くてウマイ!
 しかし、つくり置きの挽肉が冷たかったのだけは残念。

 麺はモンゴル産のかんすい・岩塩を使った自家製なのだそうで、たしかに美味。つけ麺で食べても納得がいきそう。
 際立ったオリジナリティを求めるものではなく、通常の麺を細部にわたってリメイクしたという印象の王道追求型でしょうか。
 太さはノーマルで、縮れが少なく、四角い角がしっかりと立つようなものでした。

 発注時、普通盛りで足りるかどうか店の人に伺うと、「野菜がたっぷり入っているので十分かと思いますよ」とのこと。
 おっしゃるとおりで、普通盛りで十分でした。

 食後の後味は、龍上海の味噌と同じように、身体全体が味噌ラーメンになったような感じ。やや胸焼け。
 いい味噌ラーメンでしたが、やっぱりおれは醤油の中華そばがいいなぁ。
chikurimbou 201109

 焼きを入れた中華麺とご飯が皿に半々に盛られ、それに五目中華あんがかけられたものウリである、というので訪問。

 W五目あんかけ780円。
 メニューには各種中華香味調味料は自家製とうたわれており、かなりの本格派系のよう。

 手前がご飯、奥のほうが麺ですね。
 具は、豚肉、海老、イカ、フクロダケ、キクラゲ、タケノコ、プレスハム、ヤングコーン、白菜、チンゲン菜の10種類。なるほど、立派。具にも手抜きがないようです。
 あん自体はノーマルで、豪華布陣の具に比して少なめ。味自体にはまったく難点はありませんが、どろり感堪能派としてはもう少しあんそのものがほしいなぁという印象です。

 麺はやや細めのカリカリ。小麦色の焼け具合が絶妙で、それでいて油っこさがないスグレモノ。
 ちなみに、麺だけ、ご飯だけの五目は750円。この麺だったら、焼きそばを食べたほうがよかったかもと思わせるものでした。

 トッピングに温泉卵。なくてもうまいですが、これがあるとなんだかお得な気がしてしまうのよねぇ。
 付属のスープは、セロリの入ったラーメンスープ。独特ですが、これも美味しかったです。
 量は十分かなぁ。平常時なら大盛りでなくてもこと足ります。

 開店直後に行きましたが、もうすでにほぼ満席でした。繁盛しているんですね~。