kinchan-shironishi 201212

 年末に、家族5人で入店。
 山形を離れた二人の息子たちが帰ってきて、何が食べたいかと問えば、金ちゃんラーメンだと。
 ラーメンなんてどこで食べたって大差ないだろと思いがちですが、ウチの息子たちはラーメンの違いがよくわかるようで、山形の、それも金ちゃんのラーメンがいいのだと。
 彼らは彼らなりに、郷土の味を知り、いい味覚を身に付けて成長したのだなぁと、親として嬉しく思う。
 
 彼らは中華系を食べていたが、自分は久々に味噌ラーメンの大盛り660+120円を。
 このブログで2011年の9月にやはりここの味噌ラーメンを紹介していますが、今回撮った画像はそのときの写真といささかも出来ばえに差がありません。
 この安定感は立派。
 
 ただ、感じたのは、今回の麺はずいぶん太くなっていたこと。
 かつてここの麺は、他の金ちゃん系列の店よりも細く、その口当たりが絶品だったのです。
 しかし今回は、むしろ他店よりも太いかなと感じるほどの存在感。去年食べたときも太いと感じましたが、それよりもさらに太い!
 こういう麺になってしまったのか、それとも自家製なのでその日によってデキが異なるのか。
 できれば以前のような細麺も味わいたいところですが、これは「進化」あるいは「時代の要請」と受け止めるべきなのかもしれません。
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katsuya 201212

 仕事で帰りが遅くなったので、ではまあ、かつやにでも寄って食べていこうか。
 ここはカツ丼がメインで、必要十分と評価できるカツ丼が供されるのですが、今夜はここのカツカレーってどんなもんか試してみようかな、ってなノリで。
 
 カツカレー+サラダ、619+105円。
 カレーはフルーツフレバーが感じられ、エスニックなテイスト。だけどなんだかルーを溶いただけのような印象があり、お得感はあまり感じられません。
 
 見た目は見まごうことなくカツカレーですが、シンプルすぎてか、他店でいつも感じるようなワクワク感が得られなのは残念。
 こう言っちゃなんですが、全体から醸し出される印象は、「ほれ、もう夜なんだから、早く食べて早くお帰んなさい」といった、気が強くて素っ気ないキツネ顔の場末スナックのママ的な感じかなぁ。
 
 やはり食堂で食べるのならば、地域の人に愛されて長年地元でがんばってきたインディペンデント系の店がいいかも。そういう店って質実剛健だし、生き残ってきた実力があるものな。
 
 724円支払うつもりになれば、独立系の定食屋やラーメン店ならばもっと充実感が味わえるもの。たとえば、あすなろ食堂のあすなろ定食はあの充実度を誇りながら750円だし、国味のジューシーな鶏の唐揚げ定食もあんなに満腹になれてたったの680円だかんね。
 
 チェーン展開の店は比較的安いと思いがちですが、内容を比べてみれば、そんなことはないことに気づいてしまいます。
isago 201212

 いさご食堂の親子丼ってどんなだろうなと考えて、いさごへ。
 しかし、メニューを見て、どうしても味噌ラーメンが食べたくなった。なぜ?
 
 みそラーメンの大盛り、750+100円。
 ここの味噌ラーメンは、サッポロ味噌ラーメンのつくり方を採用しており、野菜を豚肉とラードで炒め、そこに味噌スープを投入して野菜の旨みをそのままスープに移してしまうというもの。
 サービス精神旺盛ないさご食堂ではその時に生卵1個を丸まま投入していて、それが煮込み卵となって登場。その卵といったらなんとも奥ゆかしく、これ見よがしに具の表面にあってよさそうなものを、たっぷりの野菜たちに隠れて中のほうにひっそりと鎮座していました。
 
 ところで、味噌ラーメンといえばかつてはどこの店でもこういうつくり方だったように思うのですが、スープに味噌をぶっこんで混ぜ、炒めたままの野菜を乗せてハイできあがりという今のような製法が巷を席巻したのはいつの頃からなのだろう。
 
 つくり方がこうなので、味噌スープは野菜の甘みがたっぷり出ていてまろやか。味噌そのものの味も丸く、今風のギトギト、濃厚、激辛といったものとは対極にあるやさしい仕上がりになっています。美味なるかな。
 
 野菜は、キャベツ、白菜、モヤシがメインで、加えてタマネギ、ニンジン、青菜など。もちろん豚のバラ肉がたっぷり。
 小さい頃は野菜の“芯”が苦手だったものですが、カットが大きめなために火の通り方が足りない部分なんかが見つかると、まずはそのあたりから喜んで食べてしまう自分に気づく。嗜好とは、変わるものなのだな。
 
 麺は、角のシャープな平打ちやや太麺で、味噌味にぴったり。
 
 いさご食堂は中華そばが有名ですが、味噌も太鼓判。
 さらには、カツカレーやカツ丼などのごはんものもスバラシイ。
 そうそう、今度こそ親子丼を試してみなければなるまいな。
mentatsu 201212

 昨年9月に訪問して以来、2回目。
 前回は鶏中華を食しましたが、ここは中華そばもウマいという情報があったので。
 
 中華そば大盛り、580+100円。
 確かに美味い! グレードが極めて高いという印象でした。
 
 まず、見た目が優れています。おいしいものは見た目である程度は想像がつくというもの。
 澄んだスープに新鮮な刻みネギ。各種トッピングの素晴らしさも、まずは「見て」感じることができます。
 
 スープは、一口すすってみて、「おや、やや淡泊?」との印象。ブラックペッパーでコクを加えてみました。
 そして麺。これは秀逸! 平打ちの範疇に多少シフトした、太めでもっちりした麺が、しっかりと手もみされて縮れを帯びています。おそらくは自家製麺。この麺を愛してやまない人がいましたが、その人の味覚が優れて正しかったことを実感。これならば何度でも食べたくなるでしょう。
 淡泊なスープも、実はこの麺との釣り合いを考えて敢えて深みを抑えているのではないか――と思えるほどに、麺とスープがマッチング。そうだとしたならば、もうほんの少しだけスープに添加する食味油を減らせば、自分にとってこの上ない味となると思いながら、堪能します。
 
 厚みがあって柔らかいおいしいチャーシューが2枚。繊維質の強いぷっといメンマが数本。ぶわりと溶け出さない海苔。それらはひとつひとつがかなり吟味されてどんぶりの上にある、という印象。
 久々に格調の高いラーメンに出会えた満足感がありました。
 
 ココでは山盛りネギのトッピングが80円とか、ライス80円とか、リーズナブルなサイドメニューも楽しめるよう。
 次は、魚介・背脂系のとっつぁんラーメンというのを食べてみたいと思います。
monzen-shiten 201212

 富の中にある門前つくも支店を初訪問して、中華そばの大盛り550+100円を食す。
 
 やや濁りを帯びたスープは、薄味でシンプル。多少の塩を使って味をまとめているような印象。
 それがどんぶりにたっぷりと注がれており、どんぶりから「自慢のスープを心ゆくまで味わっていってね」という声が聞こえてきそう。ムフフ・・・なんだか嬉しくなるなぁ。
 
 透明感を湛える自家製手もみ麺は、もっちりとした食感があり、それでいてなかなかいい喉ごし感があります。
 自分はこういう麺も大好きですが、もしかしたら人によって好き嫌いがあるかもしれません。別の言い方をすれば、中華麺に対する観念が、固定的か、柔軟か――ということ。食べ慣れた麺以外は許容できないという人には不向きかもね、ということです。
 
 全体として、素朴な味わいで美味。輪切りにしたナルトが2個。見た目はカップラーメンのようにも見えなくはありませんが、実力はイッパシだし、量も十分。
 ここでしか味わえない味、オリジナリティというものが、この一杯にはあったと思います。
asunaro 201212

 マイ・メインダイニングのあすなろ食堂。しっかりごはんものを食べたいときはココだ。
 
 あすなろ定食750円。
 日替わりとなるこの日の献立は、焼肉と温泉玉子、白菜煮。
 それぞれシンプルな表現ですが、食べてみればその充実した内容は理解してもらえると思う。
 写真に写っているもののほか、しっかりした量のどんぶりメシと、白胡麻をかけたさいのめ豆腐の味噌汁。全部写そうとするとかなり身を引かなければならなくなるので、この二つはカットしてみました。
 
 付け加えると、温泉玉子の出汁づゆと白菜煮の煮汁がべらぼうに美味く、全部飲んでしまう。
 また、メインディッシュのたっぷりの千切りキャベツに添えられたいつものオレンジ色のドレッシングも美味。焼肉の汁とこのドレッシングを吸ったキャベツがウマいのだ。
hiroya 201212

 手打ちラーメンを食べに、久しぶりにひろやへ。
 
 しょうゆラーメンの大盛り、600+100円。
 栃木県佐野ラーメンの青竹打ちのような純粋手打ちの麺が相変わらず最高。
 手切りなので、太いのから細いのから、棒状のモノからひらひらのものから、いろんな形の麺が入っています。もっと上手にそろえて切ることなどたやすいことなのでしょうが、多分わざと、このようにバラツキを持たせているのでしょう。
 
 その麺の食感たるや、独特。口当たりや喉越しについては他店の麺とは明確に一線を画しており、口に運んでほとんど噛まずに喉にとおしてやるまでの一連の動作中におけるある種の快感は、他ではなかなか体験できないでしょう。
 
 麺はとにかく最高の域。反面、スープやトッピングについては、そこまで配慮がゆきわたっていないのではと感じるところがあります。
 スープは、ブラックペッパーを振りかけることによってある程度はカバーすることができますが、どちらかというとコクや深みが感じられません。
 ならばあっさりしているのかというとそうでもなく、けっこうな油を含んでいるように感じます。
 トッピングも、それぞれ一応付いていますというレベルなのて、こちらには大きな期待を持たないほうがいいと思う。
 
 それでも時々無性にひろやのラーメンが食べたくなるのは、やはり麺に力があるから。
 この素晴らしき麺を、たったの100円アップで大盛りにしてもらえるのだから、ここでは必ず大盛りをいくことにしています。
 
 客のほとんどが手打ちのしょうゆラーメンの大盛りを注文。黙ってささっと啜り上げ、満足げな顔をして店をあとにする姿が見られます。
 
 そしてまた、比較的客の年齢層が高いような気がします。
 昔からの変わらぬ味だし、麺のしなやかな食感が高齢者の口に合うのかもなぁと思ったり。
netsuretsu2 201211

 この店を訪れた一番の理由は、これ。
 鶏唐揚げセット300円です。
 
 ラーメン類にプラス300円で注文できるもので、ネギソースとマヨネーズが添えられた鶏の唐揚げ4個と半ライスからなります。
 
 唐揚げは、そうなぁ、国味のものと大きさや味が似ていると思う。やわらかジューシーで、箸で小分けにできるぐらいのふわりとした揚げ方。
 それらをただ皿にのせて出てくるわけではないのがいいところ。きちんとソースやマヨをつけて食べると旨いんだかんねという店側の考えやホスピタリティが伝わってくるではありませんか。
 
 ラーメンとともに食べるのであれば、ライスはこの程度の量が適当。いや、自分の場合、チト多い。
 
 いずれにしても、このセットは秀逸です。
 体のことを考えれば、こってりではなく普通のラーメンをチョイスすべきであったかと思うも、後の祭りだよね。
netsuretsu 201211

 こってりラーメン(醤油)600円。
 
 背脂びっしりで結構濃厚。しかし、見た目ほどではないように思いますからご安心を。
 海苔2枚の陰にはミズナとネギがあり、それらが脂のしつこさをいささかではあるものの相殺してくれます。
 ほかに厚みのあるチャーシュー、煮玉子半分、色鮮やかなナルト、メンマがトッピングされてこの料金ならば、比較的お得なのではないか。
 
 量に関しては、どんぶりも大きいほうではなく、普通。
 
 実は、あえてこの店を訪れたのは、ラーメンが旨そうだったからだけではないのです。
 ・・・つづく。
marugin 201212

 11月に続いて2度目の訪問。いやね、仕事のため帰りが遅くなり、前回いい思いをしたので再度寄ってみたというわけなのですが・・・。
 
 20時近くに入店したところ、魚介スープの醤油・味噌、肉そばは売り切れたと。
 では何があるのかと問えば、先日食べた昭和スープだけになると。
 ・・・そうか。ではしょうあんめいと、その中から昭和ワンタン麺を所望すると、ワンタンは今月中旬からだと。
 むむっ。ではではとたのんだのが、もやしあんかけラーメン650円。普段なら頼まないメニューだ。
 
 で、待つことしばし・・・どころか20分ほど待たされて、運ばれてきたと思ったら、いきなり客(ワタシですね)に向けてスープをこぼしやがってですね、かろうじて衣服にまでは到達しなかったからまだよかったものの、店員は何を思ったかどんぶりをいったん厨房にまで下げ、おもむろにテーブルを拭いてですね、再度スープの減ったままの同じどんぶりを改めて運んで来られました。
 
 ・・・何をやっているんだか。
 おれは黙ってチラ見していたが、そのラーメンは出来上がってから30秒以上は厨房のカウンターに放置されていたんだぞ。その間、数人いるアルバイトの一部は手持ち無沙汰そうにして動こうとしなかったぞ。
 
 これではラーメン店としていかがなものか。
 出来立てをてきぱきと運んでくる美学が、新装開店のこの店にはまだ根付いていないようだ。
 
 食事後、店の外で涼んでいる時に店から出てきた中年男女の連れ合い客が語っているを聞けば、「ダメだダメだ」、「動作が遅くて」・・・と。
 ほらな、そう思っていたのはおれだけではなかっただろ。
 
 開店一週間にして、漬物皿からはフルーツの柿が消え、メニューの大半がなく選択幅が1/4ほどになり、配膳の手際はこのとおり。
 これ以上コメントしませんが、カウンターのちょうど肘が着く部分の塗装がべたつき、ワイシャツの肘の部分が真っ黒になってしまったことはぜひ付け加えておきたいと思う。
 
 このような状況なので、味どころではありませんでした。
marugo 201211

 市役所裏の丸五そばに久々に入店。
 いつもなら「もり天」700円ですが、寒くなってきているし、もり天の画像はかつて掲載したことがあるので、この日は「かけ天」700円にしてみました。
 
 以前から気づいているのは、ここの蕎麦は細めなのでかけ系にはあまりなじまないということ。市内まるご系3店のなかでかけを食べるなら、荒楯の「そばのまるごまるご」のほうが無難だと思います。
 しかし、市役所裏のほうが、つくりとしてはそこよりやや丁寧だし、盛りもいいような気がします。そして何より、こちらの甘いそばタレに中毒性があり、クセになるのです。
 
 それらの傾向は、もり系に限らずかけ系も同様。
 一口目のそばつゆなんて、なんじゃこりゃと思うほどに甘みが強いですが、なぜか食べているうちに実にしっくりしてくるのだな。
 開口部が広く底の深さがあまりない、三々九度杯型というか、そんなどんぶりなので、写真には全景が入っていません。
 麺が揃うビジュアルもナイスだし、ゲソ天の衣もつゆとなじみ始めていい塩梅だし、量も普通盛りで十分。ただし、細麺のため急いで食べないと量が増えてくるような気になります。
 
 卓上の生卵を1個割り落とし、一味唐辛子を多めにふりかけてたぐりすすれば、極めて至福。
 ここの蕎麦は量が多いだけで蕎麦らしさがなく邪道である――などとうそぶきつつ頻繁に訪れているヒトを知っています。きっとそのヒトはすでに甘いタレの魔術にからめとられているはずであり、本音と建前のはざまで苦悩しているのだろうと思う。美味しいと感じたなら妙な小理屈や口上などなしで、ひたすらに喰らいつけばいいのに・・・。
matoba 201211

 平清水にあるこの店では本格的な米沢ラーメンを食べることができるそうなので、勇んでトツゲキ。
 
 醤油ラーメン500円。
 うむ、これはまぎれもなく米沢ラーメン。この細縮れに、この喉越し。美味いです。
 食べていて米沢勤務時代を思い出しましたが、そうなのですよ、米沢ラーメンの真骨頂は麺を啜ったときと、ほとんど噛まずに飲み込むときの喉越しにある!のです。
 
 これといって特筆すべきパーツなどはありません。それぞれがどんぶりの中で自らの役割を実直に務めていますから。
 小さめのどんぶり。微妙な酸味を感じるあっさりスープ。そしてあの麺。
 なにも言うことないくらいに満足。
 このたびは事情があって普通盛りにしましたが、米沢ラーメンの場合、基本普通盛りでは量が少ないです。麺大好きな方、大食いの方はご注意を。
 
 この店の近くにはやはり細麺の名店「すぎ」があり、ここは細麺ストリート?