sakuraya 201307

 梅雨の土砂降りの中、馬見ケ崎川沿いにある「和風喫茶さくらや」を初訪問。
 ここは基本餅料理が主体のようです。

 店のおばさんが注文を取りに来たので、好きな餅が一皿付くさくらやラーメンをお願いすることにして、プラス100円でラーメン大盛りにするか、同じくプラス100円での餅をもう一皿追加するかについて相談。結論としてラーメン普通盛りに餅もう一皿追加でお願いする。
 しかし、ある程度齢のいったおばさんは、ありがちなことだが人の話をよく聴こうとしないで一人合点するのが速い。運ばれてきたものは、「ラーメン大盛り」と「餅追加」の両方でした。

 さくらやラーメン(お好きなお餅1品付)の麺大盛り+餅1品追加、700+100+100円。

 ラーメンのほうは、たまたまかもしれませんが、麺が茹ですぎでビビー。スープもコクがなく単調で、メンマは歯応えがなくメンマらしさがありません。率直に言って、一般家庭レベルを出ていないかなぁという感想。
 しかし、ホウレン草が添えられるあたりなかなかいいし、チャーシュー3枚は、つくりおきと思われますが、厚みがあって美味でした。

 餅のほうは、「づんだ」と「なっとう」をチョイス。しっかりと口内を満たす程度の大きさのある餅が各皿に2個ずつ。
 ラーメン大盛りに餅4個はさすがに量が多く、すっかり満腹になってぐったり。

 あ、そうそう、食後はデミ・コーヒーが付きます。
 膨れた腹をさすりつつ、外の大雨を眺め、コーヒーをゆっくり飲んで寛ぎました。
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yoshinoya 201307

 未訪問の食堂を目当てにわざわざ天童まで行ったところ、お目当ての店は先の豪雨による断水の後遺症があるようで臨時休業。わざわざ来たときに限ってこういうものだ。
 そこで入ったのが、ここも初めての「そば処吉野屋」。牛丼の「吉野家」ではない。
 ここは、ごはんものにプラス200円で半ラーメンが付けられるのだという。そこで、カツ丼750円、親子丼700円、カレーライス650円などと半ラーメンを組み合わせようかともと考えたが、ごはんものメニューの2番目に書いてあるスタミナ丼というものとセットでいくことにした。

 スタミナ丼+半ラーメン、700+200円。
 スタミナ丼は、ごはんの上に野菜炒めと豚の焼肉が載るもの。野菜炒めはキャベツ、タマネギ、モヤシ、ニンジンなどで、野菜の芯が残らず、かといって柔らかくもなくの絶妙な炒め具合。この野菜の炒め汁と焼肉の汁がごはんにかけられて、やや油が強め。見た目より塩辛くないのがいい。

 ラーメンは、醤油の味が際立つ素朴な味で、麺は自家製と思われます。きちんと「半」ラーメンと謳ってくれているので、量についてはそれならば妥当と思わせるものがあり、チャーシュー、メンマ、ナルト、海苔などは「半」ではなくきちんと入っています。

 これらに添えられていたのは、漬物と、梅干しかと思ったらさにあらず、さくらんぼのシロップ漬け。さすが、さくらんぼの一大産地だけあります。
suisha 201307

 天童の温泉街にある田舎そばの有名店。
 若い頃、会社の忘年会で天童の温泉旅館に泊まりさんざ飲んだ後、腹が減ったと大勢の仲間とともに雪の降る中下駄ばき、浴衣がけでこの店に来たことを思い出す。今となってはそんなこと無理だな。
 
 蕎麦も有名ですが、この店にはもうひとつ名物があり、自ら「元祖」の称号を冠している鳥中華があります。

 元祖鳥中華650円。
 細切りにした海苔と斜め切りのネギ、それに薄いだし汁で茹でただけに近いような鶏肉が数個。
 昆布の風味が感じられる甘めのつゆにパンチづけの天かすが入って、和風ながらもどっしりとした味に仕立てられています。
 これに蕎麦が入っているのなら「たぬき鳥そば」とでも呼べるものになるのでしょうが、中身は手打ちの中華麺なのだから、ユニーク極まりなし。

 これを邪道と蔑むのは簡単。しかし、その前に一度は食べてみんしゃい。なかなか旨いんだぞ~、これが。
 梅酒のようなフルーティな味がするタクアンも一興。

 メンマやチャーシュー、ナルトなどは用いられていず、自分のコスト感覚からすれば少し高めだと思う。
 しかし、この一風変わった味は650円払ってでもまた食べたくなるのだろうな、きっと。
top 201307

 ある土曜日、市内南方、112号線沿いにある自動車ディーラーにクルマを点検に出している間に、徒歩にて2度目の訪問。

 TOP日替定食530円。
 前回は味噌ラーメンをいただきましたが、今回は麺を避けてごはんものを。

 この日は黒鯛の照焼き、夏菜のおひたしの辛子醤油和え、豚肩肉の生姜焼きにんにく風味、冷奴、バナナなど。
 味がいい上に、さまざまな葉物が添えてあり見栄えもよく、手づくり感もたっぷり。よくこれだけのものをこの値段で供するものだと感嘆します。

 特筆すべきは、ごはんが非常に美味いことと、味噌汁も立派であること。したがってこの定食にはどこにも落ち度がなく、満点です。

 はやい、安い、美味い、熱い、多い。
 そして、店で働くおじさんやおばさんが元気で、彼らの動きを目で追っているだけでも楽しい。
 彼らは正直で心根のやさしい人たちと見えて、そのことが供される品の中身の随所に表れているような気がしました。

 今回は普通盛りにしましたが、大盛りは50円増し。今どきレア。
 加えてコーヒーまで付いてきます。
 また行く価値あり過ぎですな。
kijima 201307

 市内西部、門伝の集落内に存する店を初訪問。
 そのただずまいからは小売りを生業とする商店のように感じられ、店名の掲示もなく、暖簾もなく、事前情報がなければフツーの人はかなり入りにくいと思う。

 ここのみそ味らーめんやチャーシューめんが旨いらしいという情報は得ていたものの、漠然と目指しても上記のような事情で地図だけではラーメン店と気づかずに通り過ぎてしまう。
 だが、今回はナビ付きのクルマがあるのでそれに電話番号を入力して道案内をさせ、すんなりと到着です。

 入手した情報のビジュアルに惹かれて、チャーシューめん800円を。
 チャーシューは豚バラ肉のぐるぐるタイプが6枚。脂身の割合もよく美味。
 麺は、店にあった麺箱から察して酒井製麺製。ゆるいウェーヴがかかっており太さにも微妙な差が施されているもの。

 個性を主張しているのはスープ。醤油味ながら塩で味を調えるタイプのもので、油分も強いわりにはあっさりとした味わい。生姜の香りが強く、醤油味や煮干し風味を強調する傾向が強い近年のラーメン事情とは一線を画するものです。
 味の強いしょっぱい系を食べる機会が多い中にあっては、たまにはこういうのもいいと思う。

 店内は雑然としていてレトロな感じ。缶詰などの日用食料品なども売っています。
 駐車は2台のみ可。西隣の空きスペースは所有者が監視していてウルサイ。満車の際は邪魔にならない集落はずれのほうに停めて少し歩きましょう。

 店に滞在中、近隣からの出前注文の電話が3本。門伝地区の出前はほぼここ1店でまかなっているのではないだろうか・・・などと思ってしまいました。
shuriseimen1 201307

 京王線代田橋駅から北へ、首都高を越えて徒歩5分くらいのところにある沖縄そば店。
 この店の構えに惚れてわざわざ行ってみた次第。
 

 その並びの店舗がどれもこれも沖縄チックであることに驚く。酒屋の店先には「多良川」「請福」などの泡盛の幟が立っているし、中華料理店には「沖縄焼きそば」なんていう吹き流しも。ここは沖縄のコロニーなのだな。和泉明店街、別名沖縄タウンというらしい。

 「いらっしゃいませ、めんそーれー」のことばで迎えられ、カウンターに席をとり、オリオンビールとともに沖縄そばのメニューの中から「沖縄」700円をチョイス。
 ネギと生姜が添えられる素の「すば」は470円。これにらふてー、かまぼこ、こんぶが添えられて「沖縄」になります。

 まず、すば。これがまた縮れとシコシコ感の強いグレードの高いもので、袋ものとは一線を画する秀逸なもの。沖縄そば特有の油で寝かせた感じが薄く、むしろラーメンに近いような味わい。これって、数少ない沖縄そば経験の中では浦添のてだこそばで食べた麺と非常によく似ていると思う。自家製であることは間違いないでしょう。

 スープは、鰹の風味が際立っており、これまた文句なし。
 では、よく水気の切られた紅生姜をトッピングし、コーレーグースを少量垂らして食べましょう。
 2枚のらふてーはデカくて厚い。部分的には1センチを軽く凌駕する部分もあり、塩辛すぎずホロホロでこれまたラーメンのチャーシューのよう。揚げたてのかまぼこ、2つ入る結び昆布も上等。

 食べる前は本場よりも割高だなと思っていましたが、食べてみればこの値段も納得せざるを得ません。
 暑い中歩いてきたので、昼ビールも美味い!
 わざわざ出向いた甲斐がありました。
rose-tei 201307

 上京した折に訪問。
 「砂羽と可奈子があの街の美味しいギャップ大発見!だけど食堂」で「昔懐かしい洋食が評判だけどトゲのあるお店」として2013年5月26日に放映された店。
 バラが大好きな女将さんがいる洋食店で、この女将がおしゃべり好きでさらに容貌が派手!というので取り上げられていたようですが、供される定食のボリュームがしっかりしていて特に添えられた野菜が多いことに着目。値段もそこそこなので行ってみることにした次第。

 13時半ごろに訪問すると、店には5人の客。「ランチは終わったよ」「あと4、50分だけどいいかい?」とのご主人の声。了解して着席。
 「荷物はこちらに置いてね」と、看板娘ならぬ、名物女将登場。テレビで見たよりもずっとフツーの人じゃないですか。
 
 ミンチカツ、600円。
 メンチカツ自体はしょぼめ。しかし、情報どおりコールスローはやたらと多い。それにトマトとタクアンが各2切れ。これにたっぷりととんかつソースをかけて食べれば至福感高し。卓上にドレッシングが見当たらなかったので、キャベツにもソースをかけて食べる。
 
 白黒の胡麻のかけられたてんこ盛りのごはん。てんこ盛りだが、茶碗が大きいものではないので、まあ軽くイケル。米自体は、山形のものと比べるとどうしても見劣り、というか食べ劣りがするのは否めません。
 油揚げの味噌汁は秀逸。美味。
 
 食後のアイスコーヒー付き。
 東京にあってこれで600円はきっとお得でしょう。
 
 いろいろとオキテの厳しい店のようではありますが、女将に気に入られたようで、店を出るときはいっしょに忘れ物がないか確認してくれて、最後にはまたいらしてねバイバイと手を振って見送ってくれました。
 はやい、安い、うまい、多い、熱い、楽しいの、よい大衆食堂の6拍子がすべてそろっていました。
marubun 201307

 えびまぜそば、750円。
 こうも暑いと、どうも熱いラーメンには食指が伸びない。メニューを見ると左上のいちばん目に付くところにこれがあったので、すんなりとそれを発注。
 
 まぜそばというカテゴリーのものを食べるのは実は初めて。これまでの自分は暑くても熱いラーメンを食べたものだが、このごろは軟弱になって、汗が出ないのならそっちを・・・という心境になっている。
 
 むき海老がたっぷり入っていて、女性が好みそうな雰囲気あり。茹で上げた麺の下にはクリーミーなスープが潜んでおり、これらをぐにぐにとかきまぜて食べると、あれまあ、とろりとして美味しいじゃないの!
 これって、麺が太くてしっかりしているからいいのだろうな。その麺、多少黒ずんでおりいい喉越し。クリーミーパスタのような風情があります。
 
 熱々のうちに食べるのがよさそうと判断したので、ついついピッチを上げて食べてしまうのがいとおかし。
 量も普通盛りでもけっこう充実。脇に添えられた辛みを加えると味が引き締まった感じになり、これもまた良しでした。
toiya 201307

 この季節になると谷地の冷たい肉そばが食べたくなる。
 っちゅうことで、ある日曜日、ドライブがてら肉そばの町河北へ約40分かけて行ってみました。
 
 寒河江方面から谷地に入っていちばん手前の店がこの「といや」。他店を物色することなくつい車を駐車場へと進めてしまう。
 肉そば(冷)プラス ミニかつ丼セット、1,000円。肉そば単品が650円なので、かつ丼は350円だ。
 
 開店直後に入店するも、客はすでに7分の入り。すごい有名店というわけではないのだけどなぁ。
 窓側の席はすべて埋まっており、店員は店内の最も暗い席へと案内する。ああ、もう。写真が・・・。
 でも、帰宅してからガンマを当てて加工し、なんとかブログに載せられる程度の写真にしたのが上のもの。
 
 ネギも鶏肉もたっぷりで、いいんじゃないですか、コレ。
 蕎麦はちょうどいい太さ、というか細さで、大方の人たちが許容するであろう口当たりのやさしいしなやかタイプ。鶏脂が滲み出た旨みたっぷりの甘いつゆも、その濃さや塩梅はすばらしい。べつに一寸亭やいろはで並ばなくても、おれはこれで十分だな。
 
 そばを全部食べ終えてからミニかつ丼へと移行。加齢じゃなかった、カレーの香ばしい香りが鼻をくすぐり、その時点ですでに「これは美味い」という脳内理解が決定づけられます。
 カツ自体は格別優れたものではありませんが、すでに頭は美味いと決めているので、美味いのだ。ボリュームも適度でよろし。
 
 食後、満足して店を出ると、狭いわけではない駐車場が渋滞するほどの客足。また、町内のあちこちに存する他の肉そば店の多くでも行列ができていました。
 河北の肉そばは恐るべしだな、肉そばでB級グルメの町おこしをしているというのも肯けるというものです。
mentatsu 201307

 中華そばの大盛り+山盛りネギ 580+100+80円。
 
 ここの中華そばは非常に美味い。
 コイツに大好きなネギをたんまり入れて食したならさぞかし美味かろうと、強い目的意識を持って訪問しました。
 
 食べる前に中華そばのあの秀逸なるビジュアルも目で味わいたいので、ネギは別皿で供してもらうことにして、写真を撮る。
 ドウデスカ、見るからに美味そうでしょ。
 
 中華そば本体についてはかつてレポートしたとおり(「麺辰」でブログ内検索をしてご覧ください。)の、格調高く安定した味わいで申し分なし。
 一方、山盛りネギは新鮮でシャキシャキ。しかも、これでもかというぐらいの充実の量。ネギ好きにはたまりませんなぁ。
 縦切りの白髪ネギに仕立ててあるのでネギの細胞へのダメージが少なく、ネギらしい辛みがたっぷりと味わえます。至福感はいや増します。
 
 ネギの主張が強いためにあっさり基調の中華そばの風味が損なわれてしまう懸念もないわけではありませんが、ネギラーメンとして食べるとすればこういうネギネギ感もアリだろうと思います。
 
 この店は、真摯にラーメンづくりに取り組んでいるのだなと、訪問するたびに思わされます。
zaimokutei 201307

 昼休みに職場を離れてふらりと訪れた材木亭。いつもは出前でお世話になっており、店に来て食べるのは7~8年ぶりぐらいだろうか。かつての賑わいとはいかないまでも、木材をふんだんに使った天井の高い風格ある店内は寛げます。
 
 冷やしラーメン500円。
 今年初の冷ラー。自分の中ではラーメンは熱いものこそがうまいとの基本認識があり、暑い夏はどうしても蕎麦に流れてしまいがち。中華つけ麺なんてさらに邪道だし。
 
 一点の油の浮きもない澄んだスープ。味わえば、鰹ダシが強く、昆布なども使っているとみえて和風テイスト。しかしその奥には中華風味の鶏ガラも感じられ、素朴ながらいい味に仕上がっています。
 麺は、山形ラーメンにしては若干細めかなと感じるウェーヴ麺。材木亭ってこんなに細かったっけ? しょっちゅう食しているわりにはその形態はうろ覚えだったな。
 トッピング類は必要十分条件。
 
 これで500円はかなりリーズナブル。「冷やし」なので、他店なら600円以上でしょう。
 くどくないので、連続して食べても飽きが来ないタイプ。若かりし頃は夜仕事の友として連日これを食べていた記憶がある。
 仕事中の昼としては量も適量。ここの冷やしラーメンの大盛り100円増しは、麺量が倍ぐらいになるので、注文時には注意が必要です。
touri 201306

 酢豚+定食、700+200円。
 以前ここで五目焼きソバを食べたときに、次はコレと狙っていたのだ。
 
 酢豚の単品が700円で、これに200円足すとライスのほかにカップスープ、漬物、納豆、小鉢がつく定食になるというもの。
 たった200円でこれだけ増えるというのもアッパレだが、他店では一枚上に位置づけられる酢豚や海老のチリソースも、麻婆豆腐、野菜炒めなどと同じ700円デアルというのが不思議。
 
 酢豚の具材は、豚肉のほかニンジン、タマネギ、ピーマン、タケノコのみの5種混合。全体として格別優れているわけではありませんが、甘酢もまあまあいい味を出しており、この料金では確実に合格ライン。
 
 いろいろ試してみるとの観点で食べ歩きしているので、再訪の折は未体験の汁物の麺でしょうな。
futafuku2 201306

 焼きぎょうざ300円。
 
 ご覧のとおり大きなハネのついた餃子が6個。
 味のほうも、わずかに中国酒の香りがして、大陸の味だなぁと思わせるものあり。
 
 カウンター内で店の人たちが交わしている言葉は中国語。ナルホドね。
 でも、餃子を「焼く」というのは日本風だし、刀削麺の坦々麺風スープの味も日本人向けにアレンジされている。
 つまるところ、中国オンリーでも日本オンリーでも出せない味が、この店にはある、ということなのだろうな。
futafuku1 201306

 刀削麺(とうしょうめん、ダオシャオミエン)とは、中国山西省で生まれた麺の一種で、小麦粉を水で練った生地の塊を持って湯の沸いた鍋の前に立ち、包丁を用いて生地を麺状に削り落として直接鍋の中に入れ、茹でて作るもの――なのだそう。
 それを県内で唯一寒河江で味わえると知って、新装オープンした双福(ふたふく)ラーメンに行ってみました。
 
 刀削麺(四川風)780円。
 麺の形状は、2センチはあろうかという、きしめんよりもずっと幅が広いもので、長さも一丁前。厚さ、長さなどが不揃いで、極めて珍しい。
 そいつを滑りやすいプラスチック製の箸で持ち上げると、なかなかつかめずにプルリンと落ちる。麺の端っこから跳ね上がるスープの滴があちこちに飛んで、いとおかし。
 
 それがまた、絶品の麺でアル。唇に当たるつるりとした感じが素晴しく、他では体験できない類いのもの。敢えて例えれば、たっぷりのワンタンをまとめて口に放り込んだ時の感覚と似ていようか(いや、似ていまい)。
 生地を今しがた削ぎ落としたものがさっと茹でられて出てくるわけで、おいしくないわけがなく、麺好きにはたまりません。
 
 食べている途中で、いっしょにオーダーした焼き餃子が運ばれてきたので写真を撮ったりしていると、麺量はたちまち増えた感じ。うひゃあ、増えている! ウレシイなあ。(笑)
 ということで、普通盛りでも結構な量あり。麺は多くなければならないと考える自分でも、これ以上食べるとツラかったかも。
 
 スープは坦々麺風。細切れのザーサイやタマネギなどとともに炒められた豚挽肉たっぷりと、チンゲン菜2本が添えられて、風味もすばらしい。
 奇を衒ったものにはスグレモノは少ないものですが、これは優秀。あのピロピロとした食感はクセにすらなりそうです。ぜひもう一度食べたいと思わせるに十分なクオリティがありました。
 
 焼き餃子はまた別途。
 ホイコーローラーメン950円や酢豚定食980円などにも挑戦してみたいな。
aoki 201306

 ある日曜日、新車で、遠乗りとまではいかないまでも河北町まで足を伸ばして、谷地名物の肉そばを食べてきました。
 一寸亭とかいろはとかの行列店は避けたい。まだ見ぬ強豪店はたくさんあるからね。
 そば処あお木か白鳥十郎そば本舗に狙いを定め、より遠いところということであお木へ。
 
 冷たい肉そば600円とミニげそ天丼250円をセットでたのむと800円になるというので、それを。
 
 手打ち蕎麦もやっているけれども、肉そばはあえて(?)製麺所製を使っているようです。普通盛りだと足りない量。河北らしいあまり色の黒くない細めのものを用いており、そば自体はココでなければというものではないようです。田舎そば系のゴツいものがお望みの方にはやや物足りないかもしれません。
 
 そばつゆは絶品。河北の肉そばらしい甘い味に深い鶏脂の風味。しかし過度に脂っぽくはなく、脂の浮きは少ないほうかも。肉そばを左右するのはこのつゆの味だよね。
 
 セットのミニげそ天丼は、量的には値段相応の適量。小さいゲソ3つと紫蘇の天ぷらに刻み海苔と紅生姜があしらわれています。ごはんはふっくらでほんわかとした温かみがあり、冷たいそばの名脇役となっていると思う。
 
 このそばとこのどんぶりでの腹の満たされ具合はちょうどよく、腹8.5分といったところでしょうか。
 カウンター席が多く、一人でそばをたぐりに行くシチュエーションにぴったりのこぎれいな店でした。
tenryubo 201306

 今シーズン、ホーム初ナイターとなったモンテディオ山形vs松本山雅FC戦を観るためNDスタジアムに向かう途中、早めの夕食をとりに寄ってみました。
 
 本格中華料理を標榜している店なので一品料理に定食セットを付けていってみようかと思ったものの、おやおや、あんかけ焼きそばが美味そうだな。まだ早い時間だし、定食を食べるほど腹も減っていないしな。
 ということで、五目あんかけ焼そば780円を。
 メニュー表示は「五目焼きそば」ではなく、五目の「あんかけ」の「焼そば」。
 
 あんのつくりは、何を添加しているのか不明ですが白濁の度合いが強く、全体として砂漠の白砂に近い色合い。独特だなぁと思いつつ食べると、なかなかに美味。いいんじゃない、コレ。
 具材は海鮮系だけでなく豚肉も入る標準的なもので、格別特徴的なものはありません。
 
 麺は、焦げが多くないタイプ。もう少し焼いて万人の好む焦げ臭が鼻腔を刺激するようにすれば、ぐっと価値は上がると思う。
 
 超アツアツのこれらに、添えられた洋ガラシを少量まとわせつつ口に運べば、もう何も言うことはありません。
 
 ところで、五目焼きそばに洋ガラシを添えるというのは、本格中華の範疇なのだろうか。それって日本人が考え出したものではないかと思うのだが、どうなのだろう?