nanakamado 201501

 庄内出張の折、昼どきに寄った、鶴岡市田麦俣にあるR112月山道路沿いのドライブイン。民宿田麦荘に併設されています。

 げそ天もり1,000円。
 千円かあ、ドライブインだから少々高いのはしょうがないよなあ・・・などと考えて注文しましたが、どうしてどうして、なかなか充実した1食となりました。

 そばは細切りの二八ぐらいのもので、通をも含めた万人向けでしょうか。
 なによりも、立派なのは天ぷら。春菊が添えられたゲソ天は量が多く、ぷっくりとした女子高生の太もものようなゲソ(野卑な例えでスマヌ)が8本ぐらいはあったかな。そしてそれらは天つゆで食べてねという趣向。
 練りではない本わさびとおろし大根、甘めのおみ漬け。こうなると蕎麦湯まで格別においしく感じられるから不思議です。

 千円の価値は十分にあり。さすが蕎麦王国山形。山中のドライブインであっても隅には置けません。
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yabuya 201501

 3年5か月ぶりの訪問。
 わんたんめんの大盛り850+150円。

 味についての感想は、前回、らーめんの大盛りを食べた時と大きく違いありません。

 麺については、このあたりのものとしてはやや細のストレートと言っていいでしょう。
 澄んだスープ、大きくないパサ系チャーシューが3枚、海苔、ナルト、メンマ、ネギに加えて、皮が薄く口触りがとろりといった感じのおいしいワンタンが8個。
 クセがなく、くどくなく、いい塩梅のラーメンです。

 大盛りにすると麺量がとても多くなり、どんぶりも大きいものに。前回、「大盛りは、自分としては適量。普通盛りではやや不足か。」と書きましたが、今回の感想としては「大盛りは、自分としてはやや多い。普通盛りが順当か。」と変更させていただきます。

 しかし、ワンタンメン850円(ラーメン650円)で、これを大盛りにすると千円というのは、ラーメンとしてはいかにも高い。
 休日の昼前の時間の訪問でしたが、滞在中自分以外に客がいなかったのは心配。街なかの老舗の蕎麦屋として今後もがんばってほしいものです。
momoyama 201501

 東根市羽入の桃山を初訪問。
 東京ラーメンとミニ掻揚丼500+300円。東京ラーメンが事前情報よりも100円安くなっている。

 Wikipediaによると東京ラーメンとは、「鶏がらをメインに野菜や豚骨(煮干しを使用する店もある)を加えて沸騰させずに煮出した澄んだスープに、合わせるタレは醤油の和風タレで、表面にうっすらと脂が浮く。麺は20~40番の中細で、スープが絡みやすい縮れ麺を使用する。チャーシュー、メンマ、薬味はネギ、色気はなると、青みはほうれん草を入れる。半熟卵や海苔を添える店もある。」――ということですが、これでは近時の東京ラーメンを捉えきれていないのではないか。

 桃山の東京ラーメンは、山形地方に住む者にとって、ああこれは東京スタイルだなと思わせるに十分なもの。濁りのある醤油スープに背脂、煮玉子が入っていて、どんぶりの縁に海苔が添えてあるといったビジュアルです。
 麺は黄色くて加水率の高くないぼそぼそ系で、平打ちのやんわり手もみ。
 なかなかおいしいし、煮玉子まで入って500円なら格安だと思う。

 どちらかというとこちらに期待していたミニ掻揚丼は、正直言ってはずれかも。つくりおきの冷凍品を揚げたもので、長ネギとゲソのこま切れはいいのですが、どんつゆに深みが感じられませんでした。こちらの300円は少々コスパがよくありません。

 店員さんたちのサービスがよく、途中でお茶を運んでくれたり、帰り際にご年始代わりの粗品をくれたり。
 入口にある食券機は入店時には使わず、精算時にお金を受け取った店員さんがこの食券機を使ってお釣りを渡してくれました。こういう不思議なシステムは初めての経験でした。(笑)
darumaya-honten 201501

 初訪問。
 入ってみて思い出しましたが、ここはかつて「札幌ラーメン味の時計台」だった店舗で、当時息子たちと来た記憶がある。
 だるまや自体は2008年9月に大野目の旧店舗から移転してきたそうなので、入ったのは10年近く前のことになるのだろうな。
 チェーン展開している店には訪れる機会が少なく、その後この店も、そこにラーメン屋があることは知っていても、今日まで入ることはなかった。
 とりわけ「だるまや」を名乗る桜田にある店は、オヤジが商売人(サービス業)らしくなく、ずっと近寄っていない。というか、そこにはもう二度と行かないと決めている。

 期間限定という野菜からしみそラーメン800円。
 見ただけでこれはチェーン店のものだと想像がつく仕上がりではないでしょうか。
 トッピングが充実しており、野菜炒め、コーン、チャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ゆで卵と、およそラーメンに入りそうな具はすべて備えているゾとでも言いたげです。

 食べていて感じたことは、
・どんぶりが大きくないわりには、スープの中に思いのほかたっぷりの麺が入っている
・ということは、比較的スープの量が少ないということになるが、それは惜しい
・麺は製麺所製だろうか
・中辛を選んだスープは、けっこう唐辛子の刺激があるものの、ニンニクはあまり感じず、食後感はわりとさわやか
・野菜炒めのキャベツは、形として方形に近く、箸で麺とともに持ち上げてもなかなか口に入ってこない。麺と野菜は別々に食べなさいということか
・ワカメの磯の香りが食べる者の虚を衝く感じがあり、それもまた楽し
・ゆで卵って、煮卵とはまた違い、ソイツをまず口に入れて咀嚼し、間をおかずに味噌スープを啜ると、旨いんだな、これがっ!
・チャーシュー、メンマもパーツとしては申し分なし
・だが、これだけ様々な具が入ると、全体としての焦点がぼけてしまうことにもなるようだ
 ――などでした。
haruma-tendo 201501

 昨年6月に新規開店した「中華蕎麦春馬」を、夜に初訪問。休日の昼どきは激混みなので避けたわけで。
 ギンギンの煮干しの香りが入店前から漂います。今風ですな。

 まぜそば(並盛)800円。
 麺は300gと多めです。この上に特盛400gがあるようですが、自分はここまで。でも、小盛200gでは少ないかもな。

 ご覧のようなものを躊躇することなくぐにぐにとかき混ぜてパクつけば、全粒粉でも使ったかのようなやや茶色系の太麺が美味。
 わしわしとかっ込むときに注意が必要なのは、太麺が脂の飛沫をつくり、それが衣服などに飛んでくること。新しいネクタイに脂っこい飛沫がプルン! あ、やべっ。ナプキンで慎重に拭き拭き。

 うまいのですが、自分にとっては脂がきつく、後半はややツッコミ気味になってしまいました。
 今回は汗をかくのを避けてまぜそばにしてみましたが、こうしてみると、いわゆるフツーの汁物の中華そばって、完成度の高い食べ物なのかもしれないなと思うことしきり。
 まぜそばを食べながら、醤油味のラーメンが食べたくなりました。
suzuki-urushiyama 201501

 「寿々喜そば屋」と言っても、山形には似たような名前の店がたんとあるのでわかりづらいですが、今回訪問したのは市内北部漆山の「寿々喜そば屋」。鳥中華とにぎやかなオバちゃんで名を取っている店ですね。(笑)

 店内は、昼前というのにほぼ満員。繁盛しているんだねえ。
 2012年6月に初訪問した際はその名物・鳥中華を食べたので、今回は中華麺なら店のお薦めはコレというみそラーメン800円を食べてみたところ。というか、コレを狙って行ったんだけどさ。

 いやぁ、スバラシイ! 味噌風味自体は極めてオーソドックスで万人向きと言えますが、炒めた野菜で煮出したスープが胃にやさしくてサイコーに美味。
 麺よりも多いんじゃないかと感じさせる野菜炒めはモヤシとキャベツが中心ですが、それらに椎茸が入って微妙に和風味を醸し出しているところが立派です。こんなにたくさんの野菜なのに生臭さは感じさせません。豚バラ肉もいい塩梅で、ラードは強くありません。心持ち煮出しが強いかなと思いますが、しんなりし過ぎずシャキシャキ感が維持されています。

 野菜の中からようやっと掘り出した麺は、細麺の縮れ。味噌に細麺はどうかと思われる向きもありましょうが、これはこれでイケると思う。
 加えて、トッピングされたメンマの繊維質が、咀嚼するのにほどよい刺激を与えてくれてクリーンヒット。なお、チャーシューは入りません。

 盛りもよく、大盛りは不要でしょう。
hanamaru 201501

 2006年12月以来8年ぶりの訪問。前回いつ行ったかということについては、このブログや他のブログなどで書いた記憶があるため、それを検索すればワカル。

 丸亀製麺山形店が念頭にあったのですが、カレーも食べたいなと思い始めてこちらに変更。
 注文する段になって悩んでしまう。カレーセット500円というのがあって、これにはカレーライスに「小」のうどんがつくのですが、はじめから決めていた「かけ」が選べないようなのですな。
 ではというので、かけ(中)とカレーライス(小)を単品にして、これにヘルシーかき揚げを加えて230+350+140円、都合720円にしてみたところ。

 お盆の上の品々を見ただけで明らかに多すぎるということがわかり、困り果てる。
 カレーの「小」なんて、どこが小なの? うどんをメインにと考えた注文したかけ「中」も、たんまりと麺が入っている。こうなるとかき揚げも余計だったかな。
 残すのがいやなので懸命に食べたものの、超満腹。ああ、失敗、失敗。

 うどんは湯切りが甘く、せっかくのダシの味がぼやけて茹で汁の味がします。要改善でしょう。
 また、ジャガイモやニンジンが形あるままに入って家庭的な味がするカレーは、ご飯が余るほどのルーの多さは評価できるものの、添えられた福神漬の上にまでルーがかけられて渾然一体となってしまっています。独立店ならばこういうことはあまり見かけません。改善してほしいと思います。
hayasaka 201501

 3度目の訪問。
 中華そば、辛みそらーめんときて、今回は店頭限定販売(出前はしないという意味)の味噌とんこつBabyの大盛り780+100円です。

 御覧のとおり、スープはしっかりとんこつ。これに当地区としては珍しい特製の黒馬油がかけられており、コクの深い仕上がりとなっています。
 具の充実ぶりは驚嘆に値します。チャーシュー2、メンマ、煮玉子1/2はいずれも凝ったもので美味。それだけならわからないでもないですが、これらに加えて刻みキクラゲ、たっぷりのシャキシャキモヤシ、その上にネギ、鮪フレークのようになったチャーシューの切れ端がごそごそ、頂点に辛味噌、そしてどんぶりの縁に大きな海苔が船の帆のようになっています。
 うーむ・・・これは2015年の宝船だ。新年早々縁起がいいぞ。

 中に潜む麺を引きずり出すと、これまた驚きの極太自家製麺。しっかりつかまないと箸の間でぶるんぶるんと暴れるようなシロモノです。ああ、うまっ! たまりませんな。

 ホントにこの充実した内容のものが780円でいいのかという疑問も。
 こっくりとしたとんこつスープに含まれるチャーシューの切れ端をレンゲで掬って飲んでいるうちに、ほぼ完食。

 いやあ、満足。ホント、納得。
 スープといい、具といい、麺といい、なんかもう、2015年の輝け!山形ラーメングランプリはこの一杯にあげてもいいのではないかと思うぐらい、完成度、充実度、満足度のチョー高い作品でした。
 店内に静かに響く矢沢永吉のロックもステキでした。
sankosaibo 201501

 元日から元気に営業中の山香菜房。ちょうど1年ぶりに訪問です。
 中華飯セット756円。立派ですなあ、これで756円?

 まずは伸びないうちにとラーメンを。万人の口に合いそうなきわめて素朴なラーメン。なので、少し多めにホワイトペッパーをふりかけて味をカスタマイズしてからいただきます。
 麺は、この地方のメジャーである黄色の強いツルプリ系。台湾ラーメンを名乗ってはいても、使っている麺はこの地方の製麺所のものです。だから日本人の口に合うとも言えます。

 ラーメンもそれなりに旨いけれど、この中華飯を前にするとそれも印象が薄くなる――と言っていいほど美味なる中華飯に出会いました。
 しっかり熱く、具と餡と含まれる油の量が絶妙で、白菜を中心とした具がシャキシャキです。かなりの強火でジャッ!とやったのでしょう。いい味のする餡がご飯にほどよく染みて、たまりません。そのご飯も炊き方を工夫しているのか、艶がすごいです。イカも海老もうずら卵も入って、この皿だけで一人前の量があります。ラーメンはすっかり添え物になってしまった感があります。

 満腹になって食後の杏仁豆腐を食べれば、口の中が爽やかになってこれも美味。
 台湾料理店が界隈のあちこちにできてそう珍しくもなくなりましたが、その中で寒河江の山香菜房は、一日の長があるというか、清潔度やメニューの日本人受け度、料理の見た目の美しさなどの面で、ソフィスティケイトのされ具合は一群を抜けているような気がするのですが、どうでしょう。
daiji 201412

 初訪問。前から気になっていた店ではあったが、ついずるずると今日まで行かずに来た。

 ラーメン大盛り580+150円。
 スープが独特。香りだけなら単にまろやかな印象にとどまりますが、啜ってみると深みのある塩味があって、思わず唸るようなシロモノ。特別の塩でも使っているのだろうか。これはここでしか味わえまいなあ。
 はじめから黒胡椒がまぶしてありますが、それがとてもスープに合い、あとは何も足さない、何も引かないサントリー山崎状態でおいしくいただけます。

 もう一つ特筆すべきはチャーシュー。1枚しか入っていませんが、甘い味付けがされていて、スープの味付けとは異なる味がします。これならチャーシューメンにすればよかったかも。
 ほかには、中国系の酒のような味のするメンマと、ちょっぴりのワカメ、四角形の海苔、ネギがトッピングされています。

 自分以外に客はいず、出前の電話も鳴らず、厨房では高年の域に入ったと思われるご夫婦と思われる二人が夫婦漫才のよう会話をしていて・・・。
 そんなのんびり感満点の中華料理店でした。
eika 201412

 2年4か月ぶりの栄華飯店。過去2回はご飯ものの定食を食べましたが、今回はあんかけ焼きそば(焼き麺)の大盛り720+150円にしてみました。

 予想に反して塩仕立ての餡。塩味の五目焼きそばは上品と言えなくもないでしょうが、見た目が白っぽいし、醤油の香ばしい香りもなく、個人的にはあまりそそられないのです。
 それに、いつぞやウェブで見たココの焼きそばの画像には縁の赤い蒲鉾とかむき海老とかが入っていたのに、今回は入っていません。あの画像とは違いすぎるぞ。

 そして、使われている肉は鶏肉です。豚肉ではありません。
 メニューを見てみると、かつて食した酢豚定食が消えて鶏肉の甘酢あんかけ定食(酢豚風)になっていたり、カツカレーがなくチキンカツカレーしかなかったりと、人気メニュー(鶏の唐揚げ定食880円)に引きずられてか、鶏肉にシフトしたメニューになっていました。

 大盛りにしましたが、量的には格別多くなく、普通盛りだったらおそらく足りなかっただろうと思わせます。
 いい焼き色の麺や、麺量の割合に餡の比重が高い点などは評価できますが、全体として、膨らませ過ぎた期待を満足させるまでには至らない印象だったことは否めませんでした。
ibaraki 201412

 年末、家族にとって大切な人になるであろう若いお客さんが来たので、みんなで昼食を食べようと、訪問。ここに入るのもおそらく四半世紀ぶりぐらいになるのかな。

 彩々御膳、ステーキ御膳、天丼セットなど6人が思い思いのものを注文し、自分は刺身御膳1,500円+税=1,620円をいってみました。
 刺身5種のほか、酢の物、煮物、ポテサラ、穴子、玉子豆腐、香の物にご飯、味噌汁でこの値段なら納得。
 刺身の山葵が練り物ではなくホンモノだというのが嬉しい。

 食後に立派なコーヒーも付きます。
 適当な大きさの個室がそろっており、ちょっとした会合、打ち合わせにも使えそうです。
maruyoshi 201412

 初訪問。
 この店を選んだのは、天ぷらが食べ放題だと聞いたから。食べ放題? それはすごいことではないか。

 肉そば(冷)+ご飯、700+100円をオーダーすると、しばらくして「天ぷらが揚がりましたぁ」とのアナウンスがあったので、肉そばがやって来るまでの間、小皿に天つゆと天ぷらをいただいて賞味。本日の天ぷらは、かき揚げ、ニンジン、ジャガイモ、麩。麩というのが東根らしい。これら以外にゲソ天などが食べたい場合は有料で食べることもできます。

 注文の品がやってきたところで、改めてご飯に天ぷらをいくつか乗せて、天丼のタレをかけて、さあて、いただきま~す♪ それが写真になっています。

 肉そばのほうは、店の特徴らしきものを敢えて全部取り去ったかのようなつくりで、スタンダードな肉そばとはこういうものだという味をうまく表現しているかようです。蕎麦は、細くもなく太くもなく、色も黒過ぎず白過ぎず、二八かな、誰にとっても食べやすいもののようです。
 鶏脂がたっぷりと添えられており、刻みネギは水っぽくないしっかりした小口切りで、ネギらしい味がしてgood。

 天ぷらのほうは、油が強めなので、このぐらい食べれば十分。ご飯の入った器が深く、ご飯の上にどうぞたっぷりと天ぷらを乗せて食べてねという心意気が感じられてよろし。
 これで都合800円なら立派でしょ。
mikouran 201412

 天童市交り江の美香蘭には、ほぼ1年ぶり、3回目の訪問となります。
 ココではこれまで中華丼と角煮丼を食べてきており、今回は前からずっと旨そうで気になっていた麻婆老麺950円を攻めてみたところ。
 ひゃあ、立ち上る湯気が盛大で、写真が曇っていますね。

 この店の値段設定は他店比でやや高めで強気ですが、とてもおいしいのでその値段が許せてしまえます。
 麻婆ラーメンもその例に漏れません。野菜を使って臭みを消していると思われるいい香りのするスープはいかにも中華料理店風。

 たっぷりかけられている麻婆豆腐は、近時の超辛系、舌先ピリリといったようなものではなく、おそらくは紹興酒を使って味をまとめたと思われるコク深くて馥郁とした甘みを湛えたもの。挽肉の旨み、ネギの辛みなどが上手に活かされていておいしい。確かな味、といったところでしょうか。
 この麻婆豆腐を汁麺に乗せて食べるというのはもしかしたら邪道で、やはりご飯に乗せて食べるべきなのかもしれないなと思いながら味わったところ。

 麺は、これもまた中華料理店らしく細麺を使っています。中華料理店のラーメンは、麺を愛でるというよりもそれにトッピングされるものがメインになっており、その背景には、麺の茹でに時間なんてかけていられるかいという気風が感じられます。

 旨いスープに麻婆の餡が混じった絶妙の味を堪能しているうちに、気が付けばスープも含めて完食。となれば自ずと満腹に。きっとこれを頼んだ客の誰もが同じ道をたどって満腹になって店を後にするのだろうな。

 この1杯を前にして、麺のデキの良し悪しを探ることからラーメンの食べ歩きを始めて、今ではどんぶり全体から醸し出される美学を追求する唯我独尊の観点にたどり着いたのかもしれないなと、一人感慨にふけったところデス。
agoya 201412

 少し前のことになるけど、仕事納めの日の夜、駅前の居酒屋で散々飲んだ挙句、そこから吹雪を衝いて歩いて行って食べました。
 2012年10月以来の訪問。

 中華そば(並)600円。
 前回食べたときの記事および画像はこちら。

 その時のテキストに「夜更けに仲間二人と共に」とありますが、今回も男3人での入店。おそらくはその時と同じメンバーではなかったか。
 今回の画像と比べると、板海苔が青海苔に変わり、ドロリ感が薄れているような印象です。
 そのほかには今回のインプレッションは前回の時と大きく変わりませんので、その時の記事をご覧ください。というか、酔っているので舌の感覚がいい加減になっていますからね。

 「あっさり」と「こってり」から「あっさり」をチョイスしましたが、飲んだ後に食べるものとしてはこちらで正解。
 スープに旨過ぎるような独特のコクがあります。これがアゴ(飛魚)の特徴なのかなと思っていたところ、同行者の一人が言うには、ホントのアゴはクセが強くて好みが大きく分かれるものであり、口当たりの良いこのスープはホンモノのアゴではない(!)という説を披露。
 へえー、そうなのか。でもおれにとってはこれはなかなかに旨いので、格別文句はありませんな。

 というわけで、満腹至極の仕事納めとなりました。
oogiya 201412

 初訪問。休日の開店間際の時間帯に入店しましたが、そう広くない店内にはすでに客が5~6人。繁盛しているんですね。

 肉カツセット850円。肉そばか肉中華の温または冷に、ミニソースカツ丼を添えたもの。50円値上げしたようですが、値段的にはリーズナブルの範囲だと思う。
 「冷たい肉そば」を冠する店なので、季節的には寒いけどここはトーゼン冷たい肉そばを合わせてみました。

 肉そばは、うまい! けど寒い。入口のすぐ脇に座ってしまったので、板戸一枚からの隙間風が寒い。でもうまい!!
 ミニカツ丼についている蓋を取り払うと、カレー粉のいい香り。この香りを嗅ぎながら肉そばを啜るなんざ、山形衆としてのひとつの粋と言っていいのではないか。

 麺は角ばった棒状で、太さがあってなかなかグッド。肉は親鳥標準でコリコリめ、ネギは他店と比べてやや厚めの小口切りになっていて、ネギの辛味が残るもの。スープは甘じょっぱい、わりと脂分の少ないもので、どんぶりを両手で持ち上げて飲めばかなり美味。

 香り立つカツ丼は、カツの厚みこそさほどではないものの、脂の乗った部位を使っていて、それがからりと揚げられているのがご飯に絶妙にマッチ。ソースだれとカレー風味でかっ込みます。

 全体として、自分としては多すぎず、ちょうどいい量。女性でもイケそう。ご自由にドウゾの漬物もたいへん美味しかった。
charmy 201412

 1年半ぶりで訪問しましたが、ここのラーメン、いいです!
 山形味噌らーめん650円。
 ボリューム満点で大盛りは不要。豚骨風味が加わった味噌スープの中にエッジの効いた太麺がたっぷり潜んでおり、その上のトッピングがいずれをとっても素晴らしい。
 大ぶりのチャーシューがたしか3枚と半分、しゃっきりモヤシの上には唐辛子をまとった白髪ねぎがこんもり。図太い角材のようなメンマ、煮玉子まるっと1個、彩りのナルトに細切りキクラゲ。
 これだけのっかって650円というのは価値があります。
 味もナイスで、非の打ちどころがありません。

 上記のラーメンに、焼餃子6個と半ライスがセットになった「焼餃子セット」を合わせてみましたが、これも280円と極めて良心的です。
 こんなに食べれば超満腹だよな。
ohsho 201412

 15か月ぶり3回目の訪問。
 銀鮭の西京焼定食、下足みそラーメンときて、今回はカツ丼800円をいってみました。

 カツ丼のカツは、ロースの赤身が中心で、脂のところは少なめだけどそこがとてもジューシー。衣にカリカリ感がわずかに残り、なかなかいいデキです。ごはんはとても多め。
 これに味噌汁と青菜の漬物がつきます。付け加えておくと、この青菜が天下一品。新鮮でパリパリ、もっと欲しくなるような、これだけでご飯を食べたくなるような。

 そして、卵か納豆どちらかひとつをご自由にドウゾというのがこの店の真骨頂。今回は生卵を1個もらいます。
 で、食べ進め方として最初のうちはカツの割合を高めて食べ、ご飯が多めに残り始めたところで生卵を投入。
 「カツ丼道」というものがあるならば、すでに卵とじがされているところに生卵の追い打ちをかけるという食べ方はまったくの邪道なのかもしれません。しかし熱々のご飯に卵をかけてトンカツとともに食べれば至福感が高まらないはずはありません。どんぶりの縁に口をつけてずずっと卵飯をかっ込みながら一人、目をつぶって天を仰ぐ姿勢になってしまったところ。

 一人井之頭五郎状態。孤独のグルメを堪能し、満足至極の昼のひとときでした。
ikkyuan 201412

 5年超ぶりに下条の「一休庵」を訪問。ん?そんなに経ったかなあ。いずれにしても、新しい店舗になってからは初めての入店となります。
 ここは冷やし肉そばがおいしいのでいつもそればかりを攻めていましたが、今回はラーメンのカテゴリーからみそラーメン700円をチョイスしてみました。
 この店のラーメン類では味噌がウリらしく、メニューには写真入りで載っています。

 ウェブで見る写真では盛りがあっさりしているような印象を受けていましたが、どうしてどうして、ボリュームはしっかりしています。
 煮出したことで少しとろみが増したようなスープが独特で美味。スープの水位が高いので見た目損していますが、モヤシ、キャベツ、白菜、ピーマン、ニンジンを豚バラ肉とラードでコク付けした野菜がとてもたっぷり入っています。この店は肉そばもいいボリュームしていますが、ラーメンも同様だということなのでしょう。

 麺は、おそらく自家製の中太多加水麺で、手もみのウェーブがついたもの。もっちりした食感があって、かなり秀逸な部類に入ります。金ちゃん系の麺にも相通じるものがあると思いました。

 かまぼことコーンと辛味噌が添えられて、全体から醸し出される器量もなかなかいいではありませんか。
 辛味噌は、マイルドなものと違って、喉にぐさりと来るような唐辛子系の刺激が強いもの。ちょいと溶かすと味がかなり変化しますのでご注意を。

 旨かった。今後は一休庵ではそばかラーメンかで悩むことになるかもね。
 そうそう、今回は汗もしっかりかきました。(笑)