tomo 201504

 山形市役所に用事があり、その近くにある「キッチン友」を1年5か月ぶりに訪問。
 というのは、いつも通っている理髪店のオーナーがいつになく感情を込めて「友のナポリタンって旨いと思うんだよなぁ」とつぶやいていたのを思い出したからだ。
 子供のころにお母さんがつくってくれたスパゲティを食べたときの懐かしい味がするというのだった。

 ナポリバーグ700円。
 とりわけ何かを主張しようという様子が微塵も感じられない極めてオーソドックスなスパゲティ・ナポリタン。
 ははあ、これか。彼が言っていた「旨さ」というのは。その気持ちはとてもよくわかる。

 これを「普通」と一言で片づけてはいけない。普通であることこそ素晴らしいのではないか。
 奇を衒ったところがなく、パスタの茹では硬めできりりとしており、妙な油っぽさがなく、シンプルな具は万人受けし、味付けのきつさもない。そういうことをこそ評価すべきではないか。

 なかなかによし。100円増しとなるトッピングのハンバーグがしょぼいのがちょっぴり気になりますが、上等と言っていいでしょう。
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sagata 201504

 余目駅からR47を南東方面へしばらく行ったところにある砂潟を初訪問。「さかた」と読ませます。

 中華そば600円。
 すごくあっさりした、魚ダシのスープ。このやさしさ、好きだ。
 艶があり、くにくにに手もみされた自家製麺が美味。
 チャーシューが少し薄いけど、全体としてなかなかのおいしさでした。

 中華そばとビビンバ丼で800円台のランチセットが魅力的でしたが、仕事中の昼食なので、控えてみました。
 15時まで営業で、材料がなくなり次第閉店とのことなので、再訪問はタイミングに留意が必要かな。
gonbei 201504

 ずいぶん前に、世にセンセイと呼ばれるある人から神明町の「ごんべい」のごんべい麺というのがおいしいと聞かされたことを覚えていたので、行ってみたところ。
 13時頃の店内は大混雑。カウンターのはじっこに席を確保すると、少し(時間が)かがっどもいいかのう? と訊かれました。もちろんオッケーと答えて待つことにします。
 ここは中華料理店のようで、五目焼きそばやチャーハンなども多く出ている様子。

 ごんべい麺780円。
 キャベツ中心、豚肉とちょっぴりのタマネギに卵を溶いて片栗粉でゆるいとろみをつけたものが麺の上にかけられるつくり。いやあ、熱っちいなあ。
 メンマ、チャーシュー、ネギなどはなし。
 ラーメン店ではなく中華料理屋なので、おそらく麺は製麺所から取り寄せたものでしょう。

 期待が大きかったものの、それに比例するほどの高い満足感は得られず。
 接客はやさしそうなおばあちゃんが笑顔と庄内弁で応対してくれますが、いかんせん動きがスローモーなのが残念。男性店員2名も庄内弁丸出しですんごくフレンドリーです。
 しかし庄内のおもてなし精神というか人の好さは、今のところどこに行っても強く感じます。

mikazuki-higashinaka 201504

 庄内地方で暮らすことになったからには、全国的にもその名が轟いている「酒田ラーメン」を食さなければなるまい。
 で、そのメジャーはどこなのだろうか。旧来店では「満月」が著名だけど、今回はそこと並び称される「三日月軒」にしてみよう。
 ということで、市内に何軒かある三日月軒の中から「東中の口店」をチョイス。

 酒田であればワンタン麺なので、ここはオーソドックスにふわとろワンタンメン(普通)750円を。
 スープは、今どきのラーメンとしては意外にも淡白で、濃密なコクが感じられません。ダシ取りにあれこれ混ぜ込まず、アゴ(飛魚)の風味をシンプルに極めていったという印象でしょうか。
 重層的な奥深さがやや足りないと考え、ブラックペッパーを少し振りかけると、多少味が引き締まった感じになりました。
 あっさりしているので、完飲。

 麺は、酒田ラーメンらしい加水率の高くないもので、いかにも自家製らしいやや細のもの。「普通」は220グラムで、大盛り150円増しは1.5倍の量になるそうです。

 特筆すべきは「ふわとろ」の形容詞を冠するワンタン。向こう側が透けて見える薄い生地。包まれているはずの肉の部分がワンタンから脱落しているのが常態になっていますね。(笑)
ajiyoshi-ekihigashi 201504

 以前から興味があったJR酒田駅東口の「味好駅東店」を、ある日の夜に初訪問。麻婆ラーメンがいいらしいのだ。

 マーボメン650円。
 持参した文庫本でも読みながら待とうかとページを開いたところ、3分とかからずに配膳。うひゃあ、速いなあ!

 どうだと言わんばかりの見てくれ。一面麻婆豆腐の海といった感じで、麺はもちろんスープすら見えません。それをレンゲで掬ってすすればピリ辛、その後ろに甘みが感じられる具が、たっぷりの挽肉とともにとろ~り。絶妙です。

 素早いサーヴィングのわけは、麺が極細で、しかも浅茹でだから。ほぼストレートの自家製麺は、はじめの一口はなんじゃこりゃ、これは白石温麺か?なんて思ったものですが、麻婆のこのとろみにはこういう麺もしっくりくるのではないかと徐々に納得。細いのになかなかダレない点も立派です。

 マーボ豆腐と少量の刻みネギ以外のトッピングはなし。しかしこの麻婆の量で650円なら格安と言っていいでしょう。
 期待しての訪問は裏切られることなく、深く納得して店をあとにしました。
mikawa 201504

 「とみや」と「すとうラーメン」が休みだったので、3軒目の正直とばかりに庄内総合支庁のすぐ近くにある「お食事の店みかわ」に初めて入って昼食を。

 かつ丼750円。
 肉はそれほど厚いものではありませんが、味は甘さと塩辛さのバランスがよくダシも効いていてすばらしい。
 加えて、ご覧のとおりおいしい味噌汁に食べ応えのある漬物、さらに冷や奴がついて、お得感あり。
 ごはんもたっぷりで、ボリューム的にもまったく不満はありません。

 同行者が食べていた味噌ラーメンは真ん中に豚肉がのっており、懐かしさがただよう風味だといいます。麺は太い縮れのごっつそうなもので、それもおいしそうだ。それが630円で味わえるのなら納得ではないか。

 2店に振られても満足。ごはんものを食べたことで、昼から汗をかかずに済んだし。
 「とみや」と「すとうラーメン」にもそのうち行ってみようっと。
fukunoya 201504

 担々麺がうまい店として、かつてローカル放送局のラーメン番組にも登場したのを覚えていたので、ある日曜日に行ってみたところ。
 開店時刻に合わせて到着すると、暖簾が下がったのを見て駐車場に停まっている車の中からぞくぞくと客が入店していき、自分は7~8番目となりました。人気店なんですねぇ。

 ミックス担々麺850円。
 白胡麻と黒胡麻をミックスして作ったもので、灰色まだらの胡麻ペーストが独特の存在感を発しています。
 見た目の美しさはありませんが、味は確かで、いかにも四川風の、担々麺らしい濃厚さをも有しています。

 具は、担々麺におなじみの味付け挽肉、そしてメンマ、コーンなんかも入っています。
 日本での担々麺は陳健一が主宰する赤坂四川飯店が基準となるでしょうが、それと比べると、一本まんまのチンゲン菜が入らないことが味的にも彩り的にも残念ですが、焦がしネギ(?)の深いコクと黒胡麻の香ばしさが効いていて美味。
 But、挽肉が保存臭がしたのはややマイナスだったでしょうか。

 麺は、担々麺に合う、細めの角切り麺。細いわりにはダレることなく最後までおいしくいただけました。
matsuyamaken 201504

 旧松山町の中心部にある松山軒を初訪問。ずっと前から食べてみたかったところで、20年ぶりぐらいでその望みが叶ったことになります。

 この店の名物のスタミナ麺800円を。
 すんげぇインパクト。辛みのあるスープの上には、さっと火を通した程度のキャベツ、モヤシ、ニラ、ネギ。ほかにも紅ショウガ、生卵、分厚いチャーシュー3、そしてすりおろしニンニクがたっぷりです。

 それだけのことならば、口の悪い人からは具材たっぷりの田舎ラーメンでしょという批評が発せられるかもしれません。
 しかしあにはからんや、ここのラーメンは実力たっぷり。麺が素晴らしいのですよ。極太、平打ちの激縮れで、言ってみればケンチャンラーメンあたりのコブコブ麺にも相通じるようなスグレモノです。

 味のバランスも悪くなく、自家製らしいチャーシューも他にない味がして、この店のオリジナリティがプンプン。ラーメンに生卵なんて、なんだか学生時代に下宿で食べるラーメンみたいですが、こういうのを黙々とかっ込むのもいいものです。

 開店時刻の11時前に暖簾が下がっていたので訪問したというのに、店内はそう広くないこともあってすでにほぼ満席。
 初めての方は、相席必至の店内の状況や外からの店構えに圧倒されると思います。
 こんど行く機会があったら「乳味噌ラーメン」850円あたりを食べようかな。
iroha 201504

 大山方面に出向く用事があり、昼過ぎ、同行者二人とここらあたりで昼食をと、11カ月ぶりに訪問。
 ここはチャーシューメンが有名。前回はそれを食べたので、今回はチャーシューの入った味噌系はどうだろうと思ったのですが、早くもチャーシューは売り切れとのこと。同行者が言うには、開店直後の11時15分頃にはチャーシューは売り切れるのだそうです。

 そういうことでチョイスしたのは、札幌みそラーメン750円。
 縮れの細麺で食す味噌ラーメンは、味噌なら太麺、できれば卵麺がいいと思っている自分にとってはいまひとつの食感。
 でも、スープはオーソドックスで、しかもやさしめの味。こういう素朴な味噌味はギトギトのものよりも好きだ。

 この店に来たからにはこの味噌ラーメン!とはならないかもしれないけれど、たまに食べるならばこういう選択もアリでしょう。
 同行者の一人が、注文した麦切りが極めてうまいと絶賛していたことを付け加えておきます。
yachiyo 201504

 庄内町から通っている職場の人から連れて行ってもらって初訪問。

 中華そばの大、700円。
 鶏ガラと魚出汁と思われる昔ながらのあっさり味で、格別の特徴はないものの、むしろそういうものこそが中華そばの真髄なのだと思っているところ。
 懐かしさを伴った味はすこぶる穏やかで、二日酔いの日に味わうとしたらこんなラーメンがベストだなと思わせる秀逸なもの。

 庄内人たちのやさしい言葉、店のおばちゃんの笑顔ともてなしの気持ちなどが相まって、気持ちのなごむ一杯となりました。

 庄内町の飲食店のレベルはかなり高いとみました。
zenn 201504

 鶴岡市下川字西谷地にあるラーメン店「麺工房 善」をふらりと訪問。
 飛び入りだったので店の人におススメを伺うと、「飛び魚ラーメン」750円だとのこと。
 ほほう、ではそれを。

 その名のとおりアゴ出汁のスープが秀逸。醤油の味が際立っていて、これはいい醤油を使っているに違いないと思いながら食べ始めます。
 中央、岩海苔の上に少量の魚粉も添えられ、魚介味を主張していますが、それが鼻につかないいい塩梅でとどめられているところも、評価すべき点だと思う。

 角ばってしっかりしたストレート麺もこの店ならではの食感があり、チャーシューももも肉とバラ肉の2種類と凝っていて、たいへんに美味。
 チャーシューは醤油味が強く、その一方でメンマはまた別の甘めの味付け。このあたりの味の多様性にも注目です。
 ラーメンは一杯の中でさまざまな味が楽しめるのがステキなのだなと改めて思ったところ。

 これはいい店に出会ったなと大満足でした。
 奥が深いぞ、庄内のB級グルメ。
seikarou 201503

 鶴岡市内の中華料理店の中からなんとなく選んで、夜に初訪問。
 特に食べたいものがあったわけではないので、メニューを眺めて、他店にないようなものを選んでみました。

 豚肉の卵とじ御飯750円。
 どんなものがやってくるか楽しみでしたが、名前のとおりのものが運ばれてきました。

 ごはんが見えないくらいに具がかかっているのが魅惑的。まあこれは、あまりご飯が多くないとも言うのだが。
 豚バラ肉たっぷりと細切りタケノコ、白髪ねぎを卵でとじて、グリーンピースをまぶしましたといったもので、雰囲気は家庭料理。こういうものって、本場の中華料理にもあるのだろうか。

 取り立てて意表を衝くような仕掛けはなく、安んじておいしくいただけるものでした。
 天山定食というのがスペシャル的な存在になっている模様。再訪の時はそのあたりを食べてみようか。
komenoko 201503

 ドライブインのラーメンがおいしいというので、ある日ここを通った午前9時過ぎに初訪問。
 朝9時開店というのがスバラシイ。

 あさひ満々ラーメン760円の太麺をチョイス。
 まずは魚介にシフトしたいい香りのスープを啜って、この時点で早くも納得。

 ついで、打ってからしばらく寝かせて熟成させたかのような、幅4ミリぐらいある平打ち太麺も旨い。わしわしと量を食べたくなるようなタイプで、店もそれを察してか、普通盛りでも300gのボリュームです。
 食べていて鶴岡「満び」の麺を思い出しましたが、どうやら関係があるようです。

 分厚い豚チャーシューも美味。
 いや、旨かった。朝食を食べないで出てきて大正解。
midoriya 201503

 14か月ぶり、2回目の訪問。
 前回は味噌ラーメンだったので、今回はラーメンの大盛り650+150円を。
 当地域ではラーメン大盛りは700~750円が標準的であり、ちょっぴり値段高めでしょうか。

 しかし、旨いのだな、これが。
 山形地域のラーメンらしい、牛ダシです。その香りがけっしてこれ見よがしではなく、ほどよいレベルなのがとてもいいと思う。

 いいところを挙げると、まずは噛み応えのある牛チャーシューが2枚。この味は他店にはない独創性に富むすばらしさ。
 それと、メンマは他店比で別格レベル。存在感のある太さ、長さがあり、繊維質の口当たりがよく、なによりもその味付けが絶品なのですよ。メンマラーメンというメニューもラーメンの50円増しで存在しているので、この時点で次回訪問時の発注品はそれと確定です。

 麺は、このあたりでは一般的な太さの、ウェーヴというよりもかなりストレートに近いもの。大盛りでも麺量は苦にならない程度の量、というか、おいしいのでどんどん食べてしまうのでしょう。
 厚く切った蒲鉾もグッド。
 スープも旨いのなんの。日常の健康管理も忘れて啜らざるを得ませんな。
kawamura 201503

 職場の人からココはいいと連れて行ってもらった店。JR余目駅と庄内町役場の中間あたりにある大衆食堂です。

 Mスペうどん700円。
 まかないうどんという650円のメニューがあり、それに油揚げを加えたものが賄いのスペシャル版として供されたというシロモノのよう。庄内地方はうどんが根付いているよね。

 およそうどんに入れるべき具材はほとんど入っていると言っていいでしょう。
 牛肉、揚げ玉、ネギ、ワカメ、きつね、かまぼこ、そして真ん中に落とし卵。いいなあ、こういうの。気取りのない家庭的なうどんって感じがして。

 スープは、甘さが強めで鰹と昆布ダシの効いたこっくりした味わい。揚げ玉には海老が入っており、その香りも効果的です。
 うどん自体は細めだけど、弾力とコシを感じるいいデキのものでした。

 さて、ここの麺類。中華そば、ワンタンメンはもちろん、四川ラーメン、広東メン、中国ラーメンなどのラインナップがあり、興味津々。
 また、同行者が言うには、カツ丼などのご飯ものもいいのだそうた。
mendouraku 201503

 80半ばの母がどうしても、市内浜崎にある「めん僮楽」のラーメンが食べたいというので、二人で行ってみたところ。
 母は思い込みの激しいヒトで、一度気に入ったらテッテー的にそこに行くタイプ。そんな親からどうして自分のような定番の定まらない息子が生まれたのだろうね。

 しょうゆらあめんにトッピングのメンマを添えて、650+130円。
 深みと甘みのある優れておいしいスープが印象的。そこにほぼストレートのいかにも自家製らしい麺が泳いでいます。
 焦がしネギのようなものがスープに散見。また、板海苔が溶けだしてきて、それらがいい風味を醸し出しています。

 別皿のメンマも予想以上に多く、納得です。