aodaisho 201602

 遊佐町役場近くの中華料理店「青大将」を初訪問。

 店の名を冠する青大将麺800円をいってみたところ。
 これはいわゆるパーコー(排骨)麺ですね。

 スープは、多少旨み調味料が入っているような気がしましたが、味自体は独特で、この店オリジナルと言っていい味わい。化調がどうのと語られる向きがありますが、旨ければいいではないかという考えもあり、最近の自分はむしろ後者の意見に加担したい。
 ワカメが漂わせる磯の香りもいいアクセントになっていると思う。

 麺は、庄内地方の麺のイメージとは異なり、太めでもっちりとしたもの。
 パーコー麺はあまり食べ慣れていませんが、薄い衣をまとった豚肉は脂身も適度に含まれてジューシー感があり、噛むほどに豚肉らしい旨さがじんわりと口に広がります。
 トッピングに大量のコーンが使われており、彩り的にもいい感じになっています。

 連れていってくれた地元在住者が言うには、ここは広東麺もおいしいのだそう。
 そうなのか。地元民がそう言うなら間違いはあるまい。近いうちに広東麺にチャレンジだな。
 遊佐の町内って、あんかけ系をウリにする店がいくつかありますね。
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oishi-ohmatsu 201602

 酒田市生石(おいし)集落の東側の山裾にある「大松家」で昼食をとりました。

 天婦羅セット、1,500+税=1,620円。
 来客接待だったため落ち着いて賞味することはできませんでしたが、田舎そば的な位置取りをしながらもどこかにそこはかとないモダンを感じさせるような蕎麦で、なかなかに美味。
 天ぷらのふきのとうが少し遠い春を感じさせるえぐみがあって、これも旨かったと思う。

 板そばと天ぷらのほかには、写真には写っていませんが、食前に胡桃豆腐のあんかけ、食中にいぶりがっこと青菜の漬物、食後に柚子羊羹がそれぞれ供されました。
 蕎麦湯もとろりとしてグッド。「こんなにおいしいそば湯を出すところは東京にはない」と来客者。喜んでいただけましたか?

 店主は銀座「大松屋」で修業し、その後故郷の山形に戻り、建築後160年と言ったでしょうか、ここの古民家で開業したとのことです。また、鶴岡市の「大松庵」も兄弟が経営しているものなのだそうです。
ajiryu 201602

 錦町の「味龍」を初訪問。
 ここの自家製麺は、ラーメンの鬼と言われた佐野実も絶賛したそうで、期待を膨らませての訪問です。

 ワンタン麺880円。高っ! 中華そば730円というのもここいら辺ではかなり高いほうだと思う。しかし、なのだな。
 一見すると普通のワンタン麺ですが、眼力のある方ならかなり凝ったつくりだということがわかるのではないか。
 いかにもジューシーそうなチャーシュー、切り方まで考えているなと思わせる長めのメンマ、ふわりと白雲のように浮いている袴の長いワンタン。これらは旨いに決まっている。

 食べてみてそれを実感。特にチャーシューは絶品で、これが2枚入っていることだけで、そこいらのラーメンとは100円がとこ値段が高くても許せてしまう感じです。

 スープは、醤油の味が独特。外看板に「ハナブサ醤油」と出ていたので、おそらくはその醤油がこのいい味を醸し出しているのでしょう。調べてみると、余目にある醸造元のようです。
 濁りのないきりりとした醤油色。ダシは何なのだろうな。

 麺は、さすがに美味い。プリプリとした感じのやや細の縮れ麺。かん水を多めにして打ち、多少寝かせているためか、締りがよくて透明感がある麺に仕上がっています。
 もっと食べたいのですが、大盛りにすると200円増しで千円を超えしまうので、自重したところ。

 全体の印象として、福島白河の名店「とら食堂」のチャーシューワンタン麺を食べたときの味わいに似ているなと思ったところ。コンセプト的に相通じるものがあると見ましたが、どうでしょうか。

 3月中旬までという季節限定の「辛味噌ラーメン」にも引かれましたが、まずは醤油味にして大正解。でも、その「味噌」も食べたい。来年と言わず今冬のうちに食べるべきなのだろうな。
muryoan 201602

 旧羽黒町押口にある「無量庵」を初訪問。
 リーズナブルな価格とボリュームが特徴の店で、そばも麦きりも国産粉にこだわり、つゆは無化調という触れ込みです。

 もりそばの大盛と天ぷら盛り合わせ、540+310円。
 もりそばは当然ながら生蕎麦で、普通200g440円、大盛300g540円、特盛400g690円。安いよなあ。
 安いけれども蕎麦はホンモノ。細切り仕立てで自分の太め蕎麦好みからはやや外れるけれど、蕎麦の香りが鼻に抜けるいい仕上がりです。
 加えてこの量。蕎麦は多めに食べないと食べた気がしませんが、そういう尺度から言っても自分にはこの大盛りが適量でした。

 天ぷらは少し値上げしたようですが、海老、春菊、マイタケ、サツマイモ、レンコンの5種でこの価格なら他店と比べれば格段に安いのではないかな。
 このコンビネーションで食べても850円というのは、価格破壊の範疇に入るかもしれません。

 そばつゆは徳利にたっぷりあり、不足感なし。薬味にも不足はなく、本わさび添え。サツマイモの甘煮が箸休めになっていて漬物なしというのも潔い。卓上にはご自由にドウゾの天かす。熱いそば茶に蕎麦湯。店員のホスピタリティもいい。
 安いからと言ってどこにも手抜きが感じられないのがスバラシイと思います。

 店では麺の直販もやっているぐらいの自信の麺。
 ああ、美味かったな。この価格で満足のいく蕎麦が食べられるシアワセ。
 再訪確定。麦切りも賞味してみたいな。
marutan 201602

 鶴岡市美原町の「まるたん」を初訪問。
 庄内で担々麺と言ったら酒田の「福の家」でしょうが、そことも関係があるようで、担々麺の専門店的な位置づけになっています。

 担々麺(黒ゴマ)+半ライス、820+100円。
 いい担々麺です。黒胡麻たっぷりのスープは、見た目はあまりきれいだとは言えないけど、黒胡麻がどのぐらい入ってんだ?!というぐらいに濃く、こういう凝ったスープなら800円超というのも当然だろうと思わせるものがあります。

 麺は、四川担々麺らしい細麺ストレート。断面がシャープな正方形になっていて、担々麺ならこういう麺で食べなきゃねと、これも納得です。

 選べる辛さは標準にとどめたものの、食べているうちにほどよい刺激があってじわじわと発汗。うーむ、担々麺だなあ。

 そして、担々麺、特に濃厚スープの場合には必須アイテムと言っていい半ライス。
 ごはん自体は、米どころでこんなご飯を客に出していいのかと思ってしまうようなベチャ飯でしたが、麺をあらかた食べ終えた絶ウマのスープにボチャリと落とし込んでしまえばそれも気にならず、「黒いおじや」をはくはくとレンゲで掬って完食、完飲。
 いやあ、満腹。そして大満足。

 いかったいかった。今度は白ゴマの担々麺を食べに来ようっと。
46jichu 201602

 夕刻、イオン三川店でちょっとした買い物をして、風雪の天候なのでこれからあちこち動きたくない。ではイオン三川内で夕食を食べていこうか。
 いろいろ店があるので、一度入ったことのある「四六時中」だけは避けようと思っていたものの、四六時中の店頭にディスプレイされていた牡蠣シリーズについくらくらときてしまい、約8カ月ぶりに入店。(笑)

 牡蠣三昧花籠膳950円。
 どうですか、立派でしょ。
 牡蠣フライ、牡蠣のだし醤油、小松菜のおひたし、たっぷりのタルタルソースに漬物、コーヒーゼリー。
 これに選べるミニ麺とごはんの構成です。ミニ麺はメニューの見本どおりざるうどんにしてみました。

 見てくれは秀逸で、運ばれてきたときは「おお、ゴージャス!」と小声で口走ってしまいましたが、実際に食べてみると、うどんは少量、都合4個の牡蠣も小ぶりでやや物足りなさを感じてしまいました。
 日頃インディペンデント系の大衆食堂に入って実質を重視した食事をしているので、営業コストにシビアなチェーン店系に入るとこのように感じることが時々あるものなのです。

 でもまあ、牡蠣のほうはいかにも牡蠣!!という味がして満足。なんたってぜひともコイツが食べたくなってこの店を選んだわけですから。
 わがままを言えば、ミニ麺は汁ものを選べばよかったようで味噌汁が欲しくなったのと、はじめに供されたほうじ茶?がかなり温かったのは改善したほうがいいと思います。
mikazuki-higashinakanokuchi 201602

 遊佐への出張時に寄った「三日月軒東中の口店」。初訪問かと思ったら、去年4月、すでにここでワンタンメンを食べていたのだった。
 そのことには店に入っても気づかず、このブログ内を検索して初めてそうだったのかと気づいたのでした。

 ラーメン600円、だったかな。
 麺量220gとたっぷり。
 全粒粉を使っているので体にいいのよ、とは店のおばさんの弁。茶色みを帯びてぷりぷり感たっぷり、加えて小麦の香りがいい感じです。これって、もう少し細かったら米沢ラーメンに近いと思う。

 スープもあっさり、出汁オリエンティッドでスグレモノ。チャーシューも肉っぽくてステキ。
 前回食べたときのどんぶりのロゴは赤い番付文字でしたが、今回のどんぶりに記された「三日月軒」のロゴは柳越しに見る三日月のようでなかなかにおしゃれでした。

 おばさんによれば、三日月軒は全部で5店あるのだそう。この東中の口店と中町店、高砂支店、今町店は制覇済みで、未訪は駅東店のみとなっています。
 ちなみに、あくまでも暖簾分けでチェーン店ではないので、どの店も特徴を持っており、「本店」は昔はあったが今はないのだそうです。
tsuboroku 201602

 先に訪問した羽後本荘市の名店「いときん」のカツ丼を思い出し、あれに勝るとも劣らないカツ丼って近くにないのかなあと。
 で、そこで急浮上したのが、寒河江市「つぼ六」。いいぞという噂を地元寒河江の関係者から聞いていたので、これは実食するしかあるまいと。
 つぼ六はぼ2年ぶり3回目で、チャーシューメン、味噌ラーメンに次いでの3品目となります。
 厨房には耳の遠くなったおばあさんが一人。呼んでも聞こえず、なんとか気づいてもらって「かつ丼ね~」と告げても、「あ?ラーメン?」てな調子でした。

 かつ丼750円。
 くーっ、このボリュームに、胃や唾液腺をぐりぐりと刺激する大迫力。心は困ったウレシイ状態です。

 まずは味噌汁。
 これって「つぼ六」独特の味だよなあ。熟成した赤味噌仕立てで、具にタマネギや白菜を配して、甘めかつバタ臭い味付けなのです。これはもう、味噌汁というよりも味噌ラーメンのスープのようです。

 さて、カツ丼。
 カツは分厚くて赤身、脂身のバランスが絶妙なものが5切れ。このままだとご飯に到達できないので、端の一切れをいったんどんぶりの蓋に退避させてかっ込み始めます。
 どんつゆを含んだ御飯がおいしく、箸で掬おうとしてもうまくいかないので、えいっとどんぶりを持ち上げではくはくと。
 カツとご飯の間には、タマネギのほかに椎茸も何切れか。ははあ、この椎茸がつぼ六カツ丼の味の秘訣なのだな。
 味は、濃すぎることはないものの、やや甘いほうに振れていてしっかり。ラードが効いているので胃に重く来るものがあります。カツ丼ならこう来なくっちゃ。
 キャベツとキュウリの漬物だってこのとおり皿に山ほど。箸休めの範疇を逸脱しています。

 いやはや、これはかなりグレードの高い確かな一杯でした。このぐらいのものが食べられるならば、わざわざ羽後本荘まで赴かなくても十分です。おばあさん、やるではないか。
 しかし、この齢になってもカツ丼をわしわしとかっ込んでああ旨いと思えるって、健康でとてもシアワセなことなのではないか。
 カツ丼が旨いと感じるのもおそらくあと数年のことなのかもしれないな。ま、そうなったら脂ものを避けて、蕎麦でもたぐってグルメ探訪をしようと思っていますがね。(笑)
ryugetsu 201602

 酒田市東大町の「隆月」を初訪問。
 この「隆月」、2月いっぱいで閉店してしまうとのことで、開店時刻の11時前に行ったところすでに行列が。寒いところをしばらく立ち待ちしてなんとかありつくことができました。

 ワンタンメンの大盛り、700+150円のところ、閉店セールなのか全品50円引きで800円。
 広口のどんぶりでとても立派なビジュアル。おいしいこと間違いないと予感させます。

 少し濁りのあるスープは、飛魚ダシらしい魚介風味がかぐわしい秀逸なやさしい味。コクは極めて深いですが油分と塩辛さはぐっと抑制が効いていて、啜りやすいものになっています。日頃コテコテ脂と強い塩味にどっぷり浸かっているヒトにとっては多少物足りなさがあるかもしれませんが、これこそ中華そばのスープと言っていいのではないか。

 ワンタンは、極薄の、頭の小さいてるてる坊主型、袴の長いもの(わかりますネ)で、食感ツルリ。これが8個は入っていました。
 チャーシューも秀逸で、部位の異なるものが3枚、それにプラスして端肉がゴロゴロ。肉量はチャーシューメン並みではないか。
 これにざく切りのメンマと小口切りのネギがたっぷり。いいじゃないスか。
 ということで、パーツ的にも不足感をまったく感じない充実度でした。

 麺は、どちらかと言えば細めのややウェーヴ。いかにも酒田ラーメンらしい「月」系の麺でした。
 食べていて感じたのは、この店はおそらく「満月」の暖簾分けなのだろうということ。ワンタン、スープのダシ、麺、添えられた昆布の佃煮風などに「満月」のDNAが色濃く感じられました。

 それにしてもこの店が無くなってしまうのはいかにも惜しい。もっと早く来ていればよかったな。
yokohamaken 201602

 鶴岡駅近くのS-MALL2階にある「よこはま軒」を初訪問。
 よこはま軒は、庄内地方ではイオン酒田みな南店内と酒田市内の7号線沿いにもあるようです。

 ここもまたMy Bloomを使って、岩のりラーメン、通常788円のところを540円で。
 とんこつ醤油の家系ラーメンに岩海苔を惜しげもなくたっぷりとブチ込んだもの。ラーメンらしい豚骨の香りに混じってというか、それを凌駕するぐらいに磯の香りのする岩海苔の存在感が際立って、これはなかなか秀逸です。
 通常でも板海苔で磯風味を演出するラーメンがさらにスケールアップされて、とんこつ味と磯の香りのハーモニーがバッチリ楽しめます。

 麺はいかにも横浜風の太めの丸麺もっちり系。笑顔のかわいいぽっちゃり美少女といった風情を湛えています。(笑)
 チャーシューはしっかり煮込まれて、柔らかいホロホロタイプ。
 途中から卓上のすりおろし生ニンニクを加えると味は激変。ニンニク特有の豊潤さ、コク深さが加わってたまりません。

 あらかた麺を食べ終えて、とんこつスープに散開した岩海苔、ホロホロチャーシューの破片、刻んだネギ、ホウレン草の葉などを掬って飲むうちに、あまりの旨さに完汁です。

 いやぁ、うまかった。チェーン店だとかコバンザメ型テナント店舗だとか言って敬遠していると、こういういい店を知らないで人生を終えることになるぞと、来し方をちょっぴり反省。何事も経験してみないと世の中ワカラナイということですな。
ryuouken-tsuru 201602

 鶴岡市道形町、112号線沿いの「龍横健鶴岡店」を初訪問。
 My Bloomを使って、汁なし油そば(小盛)750円のところ500円。

 先客の頼んだ「そば」(いわゆる中華そば)が運ばれていくときのスープの香りがよく、そのうちそちらも食べてみなければナラヌなと思いつつ着丼を待ちます。

 運ばれてきたどんぶりは小口径ノッポタイプ。その底のほうに麺が盛られていて、ああ、これは「小」であるなと一目瞭然。
 太くてそれ自体いい風味を持つ麺がスバラシイ。この存在感たっぷりの麺ならば、油そばにして食べてもまったく恥ずかしくないスグレモノです。
 油分をたっぷり含んだ少量のつゆはものすごく熱く、それが麺をコーティングして長い間冷めさせません。ふうふうしながら食べても口内火傷をしそうなくらいでした。
 タケノコを縦にカットしてそのまま入れましたというような独特のメンマは、適度な繊維質が口当たりよく、タケノコらしい味がして美味。メンマはこれだけでなく、普通にカットしたものも数本入っています。

 新庄市内に本店(?)があり、一杯のつくり方はそちらのほうとほぼ同様でしょうか。
 たいへんにおいしいだけに、ボリュームの不足感は拭えずといったところ。しかしこれが500円で食べられたわけですから、店に対する不満はあるはずもありません。
 またこんど、正規料金で食べに行きたいと思います。
garyu 201602

 東大町にある「隆月」を狙って行ったところ、開店時刻前から行列が。いったいドウシタンダ?! この店、そんなに人気なのか?? ローカル番組か何かで取り上げられたのかもな。
 ここはまた今度来ることにして、さあどうしようかと運転しながら思案していると、あ、あそこにラーメンの幟が出ているぞ。

 ということで、「隆月」から200mほどのところにあった「我流おいしんぼ」を初訪問。
 喫茶店風のつくりの店に入ると、まずは靴を脱いでスリッパを履いて上がる仕組みで、左手の部屋は一面あれやこれやのフィギュアで足の踏み場もないような状態になっています。玄関右手が店と厨房になっていて、カウンター4+4人掛けテーブル2の席数。やはり雰囲気は喫茶店ですが、メニューはラーメン類のみです。
 懐かしラーメンという昔ながらの中華そば、こがし背油にんにくラーメン、肉盛中華そばの3種が中心。この日はこのあと会合が入っていたのでにんにくは避けて、「肉盛中華そば」700円にしてみました。
 中華そばの大盛りも考えましたが、大盛り料金200円に怯み断念です。

 麺は、機械で打ったエッジの効いた平打ち、縮れの透明感を湛えたもので、美味。
 スープは、豚ガラ、鶏ガラにプラスして魚介の風味があります。

 「肉盛」というのは、チャーシューメンになっているのではなく、チャーシューの代わりに豚のこま切れ肉がたくさんのっけられている、という意味のよう。その肉は炒め油が強いわけではなく、味が濃いわけではなく、ラーメンの味を阻害しない程度のテイストです。

 個人的に難点と思われるのは、はじめから天かすが入っていること。つまりはオイリーな感じがうまく出せないので、そのあたりを天かすで調整しているのではないかと思えてしまうのです。
 天かすはお好みに応じてドウゾというのが正解のような気がします。

 どんぶりは、サイドに「我流OISINBO」と記載された特注品で、オーナーが道具にこだわっている様子が伺えます。
 スープを飲み進めていくと、底には紺色の大きな文字で「ほっ」と書かれていました。

 おじさんが一人でやっている小さな店。おじさんの調理の手が空いたときまで会計は待つことにしましょうね。

mangetsu 201602

 酒田市の「満月」と言えば、酒田ラーメン、つまりはワンタンメンなのだけど、その人気ナンバーワンと言っていい店。駐車場をそこかしこに配し、いつも満員になっている印象があります。
 そういう店なので過去に2~3回訪問していて、ワンタンメンは経験済みなので、おそらく10年以上ぶりとなる今回は趣向を変えて、変化球から入ってみたところ。
 開店直後の入店となり、店内の混み具合もさほどではなかったのは幸いでした。

 カレーラーメン700円。
 店内のメニュー表にはカレーうどんはありますが、カレーラーメンはなし。でも、たのめばうどんと同料金でつくってくれます。

 どんぶりいっぱいにカレースープが注がれ、ルックスはスバラシイ!の一言に尽きます。
 そのカレー、中華スープの上にカレーをかけましたというものではなく、上から下までほぼ同じ濃度。キャベツが中心で、それにタマネギ、ニンジン、挽肉などでできています。
 オリエンタルなムードはあまりありませんが、キャベツから出る甘みがいい風味を醸し出していて、やさしい和風のテイスト。
 やさしいからといって手応えがないかというとまったくそうではなく、味にカレーだなと食べる者を唸らせる芯のようなものが感じられました。

 そしてまた、そのとろみが最高。どちらかというと強めで、ドロリ感を愛でる人間としてはうれしい限り。箸で持ち上げた麺にカレースープがたっぷりまとわりついてくるような仕掛けになっています。麺はストレートに近い形状のためか、汁が跳ねて衣服を汚す心配も少なかったように思います。

 これまでに食べてきたカレーラーメンの回数は決して多くありませんが、その中では自分的にはナンバーワンだったかもしれません。
 添えられた昆布の佃煮風も箸休めにグッド。

 さすが実力店。でもまあ、いつまでも変化球ではいけないでしょう。次回は直球ど真ん中、ワンタンメンの大盛りあたりでいってみようかな。
seigenbo 201602

 鶴岡市伊勢原町の「清源坊」を初訪問。
 その名前から蕎麦屋か何かかと思っていましたが、店のつくりは喫茶店風、メニューはラーメン、定食、丼、そば、パスタと何でもありのよう。

 My Bloomを使って、通常750円の平日限定ランチを540円で食べてきました。
 本に載っている見本は「小鉢ランチ」となっていて、都合10皿で写っていますが、実際はご覧のような形。
 メインは鶏の唐揚げで、野菜と、青菜・白魚の和え物が一皿に乗っています。唐揚げのデキは、ジューシー感が薄く、言ってしまえば凡庸。この大きさならば3個ではなく4個はぜひ欲しいところ。
 ほかには、カボチャと長芋の煮物、白菜漬けレモン風味、ダイコン薄切りのサラダもってのほか添え、揚げ出し豆腐おろし大根添え、これにごはんと味噌汁です。
 カボチャ煮は少々つくりが雑、ご飯はやや少なめでした。

 全体としてヘルシーで家庭料理的、おふくろの味的な出来栄え。これを素朴で良しと捉えるか、逆にそれらの事象をインパクトが薄く月並みと捉えるかによって、評価が分かれるかもしれません。

 カツ丼とミニラーメンのセットが1,100円。麺類単品ならば600円台が揃っています。再訪の場合はそのあたりになるでしょうか。
kudoh 201602

 庄内地方で昨夏に新発売された「庄内弁」を再度食べる機会に恵まれました。

 庄内弁1,200円。
 この弁当についての詳細は、前回食べたときのレポートをご覧ください。

 今回の内容は前回とほぼ同じですが、山菜のお浸しが一部煮物になっていて、庄内特産のあさつきの味噌和えが加わっていました。それと、シソ巻き2本が1本になって、代わりに鶴岡名物蒸し玉子が加わっていました。

 なかなか価値ある1食。遊佐生まれのめじか鮭を使った「めっこい巻」がめずらしく、庄内豚のすきやき風も美味でした。
 ちょっぴり高価ですが、食べて納得です。

kudoh2 201602
zembei 201601

 しゃぶしゃぶ・すき焼き・ステーキなどや各種和洋定食がウリらしい「善べえ」を初訪問。
 日曜の昼に行きました。入店時はそれほどでもありませんでしたが、正午が近づいてくるにしたがって次々と客がやってきて、食べ終わる頃には満員に。

 ホリデーでも「本日のランチ」が提供されていました。
 その中からBランチ、864円をチョイスしてみたところ。

 Bランチは、豚焼肉と刺身。
 刺身は、はまちとイカ。
 豚焼肉は、市販のものかもしれませんが焼肉らしいタレ味で、かぐわしい香ばしさが加わってよろし。家でつくる焼肉もこうありたいものだと思わせるものです。
 それに添えられたサラダのドレッシングは、酸味が抑えられているものの独特の甘みを湛えており、これも美味。

 味噌汁は、豆腐にアオサ、ネギが入っており、大衆食堂よりも一枚上であることを感じさせるものでした。
 ご飯がたっぷり。1合分ぐらいはあったかもしれません。
 漬物も、この地方らしく赤かぶ漬けでした。

 食後のドリンク付きで、このたびはオレンジジュースをチョイスしてみました。

 800円の外税というあたりが不満ですが、この内容であれば内税で900円と言われても納得してしまうでしょう。そうしたらいいのに。
 なお、ランチメニュー以外の各種定食は多くが4桁で外税。今度行く機会があれば、丼定食各種が3桁だったので、かつ丼定食あたりを狙ってみようかと考えています。
manbi 201601

 鶴岡市日出にある人気店「満び」を再訪。初訪はおそらく10年以上前。おいしくてボリュームのある中華そばを食べた記憶があります。

 11時過ぎに伺ったところ、駐車場、店内ともほぼ満員。当然相席で。しかも、客の大部分はまだどんぶりを前にしていません。こりゃあ時間がかかるぞ。
 太麺を茹でるのに時間がかかるということもあるのでしょうが、出来上がりのスピードは緩慢で、結局入店から出店まで小1時間はかかったかな。でもまあこの日は時間に余裕があるので、自分は気にしません。持ち込んだ文庫本を40ページ読んで読了しちゃいました。

 今回はコレと決めていた岩海苔らーめん950円。
 高っ! 岩海苔って、案外高価な食材なのだそうです。この地域の冬の味覚寒鱈汁にも岩海苔が乗りますが、鱈よりも岩海苔で単価が上がるのだとか。ホントか?!(笑)
 これを太麺、こってりで。

 嬉しいじゃないですか、これこのとおり、岩海苔が山と乗せられています。上がってくる香りもラーメン固有の香りとともに磯の香りが鼻孔をくすぐります。
 麺は、機械打ち自家製の、いわゆる「わしわし麺」。啜る美味さではなくかっ込む美味さの麺ですね。これが普通盛りなのに恐るべきボリュームで、食べても食べてもなかなか減っていきません。そういうところが麺好きの心を沸き立たせるのでしょうね。人気店になりますよ、これは。

 チャーシューも厚みのあるグルグルが、たしか3枚。ネギがたっぷりだというのもスバラシイ。メンマも申し分なく、全体として極めてハイグレードだなと思わせます。
 また、「こってり」に投入される豚の背脂が、野性的な味がして秀逸。チャッチャなどというレベルではないころりとした大きさの脂身がいくつかあって、スープに溶け込んだ岩海苔とともに掬って食べれば旨さがぐっと深まります。

 はあ~、満腹。
 これは高くなんかないなあ。質、量ともに充実しているので、この値段は全然惜しくありません。
 混んでいて配膳スピードが遅くても、これならまた行っちゃいますね。
 3回目となる次回は味噌らーめんかな。
toukaen 201601

 遊佐町内の「中国料理桃花苑」を初訪問。同名の店が山形グランドホテル内にもあるけど、関係はあるのだろうか。ないのだろうな。

 デラックスラーメン800円。
 これが「えびラーメン」などと並んで麺類で最も高価なものとなっています。
 あんかけラーメンですが、具がユニーク。あんは少なく、豚肉、砂肝、イカ、エビ、ピーマン、タマネギ、タケノコ、キクラゲが入ってたのだったかな。

 タマネギの炒め具合がシャキシャキなのがステキ。豚肉はたっぷり入っているし、砂肝の食感って他店ではなかなかないぞ。
 炒めたものから出た旨みがスープに染み出て極めて美味。

 ちょっぴりですがデザートに杏仁豆腐が付いていて、この価格なら納得です。