ashira 201607

 食べログで新潟県の「五泉・新発田・村上」エリアのラーメン店を検索すると4位にランクされている、「荒川らーめん魂あしら」を初訪問。
 このたびの目的地(岩船港)からさらに10数km南下したところ、つまりは帰るべき庄内と反対方向にあるのだけど、評判とあらば行ってみようではありませんか。

 R7沿い、「自家製麺」の看板が誇らしげに立っており、店舗の脇には自家製麺施設までありました。期待が持てます。15時半ごろの入店でしたが、この時間になっても多くの客で賑わっています。

 味噌らーめん岩のり入り770円。大盛り無料なので、大盛りで。
 サーヴまでけっこう時間がかかりましたが、運ばれてきたものを見て納得。極太麺です。茹で時間がかかるのでしょう。
 それに、ご覧のとおりボリューム感がすごい。ドカ盛りモヤシにロース系チャーシュー2枚、ぶりぶりメンマにシャキ感十分のコーン。これに岩海苔を150円分ごそっ!てな感じでトッピング。
 スープは、味噌味ながらけっこうブシの香りも。加えて新潟らしく背脂がチャッチャされていて風味とコクが両立している感じです。スープの量は多くなく、それがためになんだかまぜそばのようにも感じられるところがあります。
 青海苔に少しずつスープをしみこませて麺とともに啜れば、磯の香りが口や鼻に広がって、他店では得られない極めて優れた味わいが体験できました。

 麺も、スープも、全体コンセプトのしつらえも、そして量的満足度も含めて、かなりの実力店と見ました。
 無添加で、動物系の食材を一切使わず、うどん粉でつくったという「さぬき手打ちらーめん」と銘打つものにも興味が引かれました。これも食べてみたくなったなー。
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yoshinoya-R7tsuru 201607

 ある休日、早朝に家を出て新潟方面にドライブ。朝はどこかで食べようと考えたものの、この地域でこの時間帯に店を開けているのは「すき家」と「吉野家」ぐらいしか思い浮かばない。ではまあ、通り道となる鶴岡インター入り口近く、「吉野家7号線鶴岡店」で何らかのものを食べよう。
 振り返れば、「吉野家」への入店は、2014年1月に山形市内の「286号線山形南店」で「牛すき鍋膳」を食べて以来2年半ぶり。日頃はチェーン店よりも独立系店舗を攻めているので、あまり行かないんですよね。

 で、メニューをチラ見して、牛カルビ丼+ポテトサラダ=580+130円にしてみたところ。
 どんぶりのほうは、スタンダードの牛丼よりも味が深く、濃く、脂がち。さらにコチュジャンの小袋まで使っちゃって辛い。そのため、白髪ネギが脂分をいくぶんかは干渉してくれるとは言っても、朝から食べるにしては食べ応えあり過ぎです。(笑)
 肉ばかり摂りすぎるのはどうかと思ってたのんだポテトサラダも想像以上の食べ応え。これまたパック入りの胡麻ドレッシングが付いていたので、それをかけたらこちらまで味が濃くなってしまいました。ま、おいしいのですけどね。

 以上のような状況なので、ごくりと飲むコップの水がやたらとおいしかったりして。
 朝6時の濃厚カルビ丼。結局この日は昼になっても空腹を覚えず、昼食は15時半過ぎに食べることに。こうなると夕食はパスですな。
soramame 201607

 酒田市街の北のほう、ゆたかにある「そらまめ食堂」を初訪問。
 女性たち3~4人が切り盛りする小さな定食屋さんといった感じの店です。家庭的な雰囲気があり、商売のために飾り過ぎるということもなく、居心地はとてもコンフォータプルです。

 日替わり定食760円は、壁に貼り紙がされているのを見るとなんと13種類。これは迷ってしまいます。日替わりのほかにも焼肉、豚しょうが焼き、豚キムチ、鶏の唐揚げなどの定番定食があり、ライス大盛りはサービス。さらに一品料理が充実しています。
 そんなたくさんのメニューの中から、日替わり定食の「塩さばの焼物」を選んでみました。
 「ごはんは大盛りにできますけど…」
 「では大盛りでお願いします」
 おい、大丈夫か。(笑)

 じゃーん! 運ばれてきたものを見て感心。いいんじゃないか、これ。
 メインの塩鯖はこの日の最後の1尾だったようで、こちらに運ばれた後に「塩さば」の張り紙をはずしていました。写真ではいささかショボめに写っていますが、脂がのっていてなかなかおいしかったです。
 ほかには、さつま揚げ・ニンジン・こんにゃくの煮物、漬物2種、大きく切り分けたものが4個の新鮮トマト、丸っこいのは小ぶりのジャガイモ1個に甘だれをまとわせたもの。
 それに、家庭の味がする厚揚げ中心の味噌汁とたっぷりのめし。

 材料を惜しみなく使った定食に身も心も満たされて、これで760円というのは白眉です。
 いい店に出会ったシアワセ。
 「日替わり13種類」という言葉の組み合わせには、はたしてそれを日替わりといえるのかという日本語上の矛盾を感じないでもありませんが、この店にどっぷり浸かり、メニューのひとつひとつを食べつぶしていくのも悪くないぞと思えてしまいます。
 それは、いろんな女性と巡り合うのもいいけど、もういいや、おれ、この女性とずっと仲良くやっていこうじゃないか・・・という、恋愛感情に含まれるある種の諦念にも似た感覚と似ています。(笑々)
 この店との出会いは、そのぐらいの強烈なインパクトがありました。
kikuya 201607

 湯の浜温泉に用事があったので、鶴岡市湯の浜の「きく屋」を再訪。今年5月以来だから、あまり間をおかずに行ったことになります。本当は同じ湯の浜にある「春華食堂」を狙ってみたのですが、休みだったようなので。

 前回はエビラーメンを食べたので、今回はエビ焼きそば700円にしてみました。
 いい感じ。麺の上の具は、ラーメンとまったく同じ。同行者が注文したエビラーメンにも同じ餡をかけて同時にサーヴです。
 適度な塩味がして、大ぶりのエビが3尾。あとは白菜、キャベツ、タケノコ、ヤングコーンなど。とろみも適度で、揚げ焼きした中華麺とほどよく融合します。
 前回も感じたことだけど、麺も悪くありません。透明感のあるもっちり麺です。

 この店、小さいけれども実力はかなりあり。店にたどり着くにはカーナビが必須で、すごい細道の先にありますから、穴場度は極めて高いです。

 店のテレビでは夏の高校野球地区予選の準決勝第1試合をやっていました。意外な大差がついて、鶴岡東が第1シードの酒田南を5回コールドで破る圧勝。
 そうこうするうち、顔見知りの同業者たちが7人で店にやってきて、やあやあと。1階はカウンター4席のみなので、2階の座敷へと階段を上がっていきました。彼らも同じ用向きで湯の浜に来ていたようでした。
tatsumi 201607

 東根市本丸西の「ラーメン多津味」を初訪問。
 入口の前に「イタリアンラーメン」という幟が立っていたので、その謎を解決しようかと迷いましたが、初訪時はオーソドックスにいこうと、みそラーメン720円をチョイスしてみました。

 この味噌ラーメン、本格派で旨い!
 スープのコクが深いです。野菜炒めの煮出しスープで、ラードが効いていてニンニク風味がほどよい印象。コク深いのに濃厚でなく、この旨さをずっと啜っていたい気にさせます。
 この味は、山形駅花笠通りのどさん娘ラーメンや、寒河江の五一ラーメンなどの味噌ラーメンのスープに共通する正統派の味だと言えると思います。
 心もち粗めの味噌とたっぷりの青海苔というのもなかなかいいです。

 野菜は、モヤシとタマネギのほかにきれいな緑色のニラが加わっていい炒め具合。肉厚のチャーシューとメンマも備わっていて立派です。
 麺は、やや細麺シフトのほぼストレートですが、サッポロ系の黄色味を帯びた卵麺で、味噌味によく合います。

 いずれもつくりが丁寧で、グレードが高いと感じました。
 とてもいいラーメンを供する店だと思います。
shichifukutei 201607

 庄内町商工会が発行する「たべぶらパスポート」に載っていた「お食事処七福亭」を初訪問。
 旧立川町の主邑狩川から3~4キロ山手のほうに入っていった添津という小集落の一角にあるので、「行こう!」と思わないとなかなか行けないところです。

 手ごろな料金設定のラーメン類とミニ丼のセットがあるというので、750円のラーメンミニ丼セットをたのみました。しかし、運ばれてきたラーメンにはチャーシューが6枚。これはチャーシューメンミニ丼セット900円だよな。オヤジさん、間違えたな。まあいいけど。

 チャーシューメンは、麺はおそらく製麺所製で、スープは夏に合わせたためなのかさほど熱くなく、チャーシューもメンマも海苔もナルトもネギもソツがないつくり。
 けれどもなにかこう、当たり前すぎて華のない感じがしたというのが正直なところ。セットだからといった手加減はなく、量はしっかり一人前なのはたいへんいいのですが。

 ミニ丼は、言ってしまえば期待外れ。ラーメン店でよく見かける湯呑をちょいと大きくしたような「半ライス」の器に、まさに半ライスと、それに少量のカレーをかけてみましたというつくりのもの。カレーの味も業務用っぽくてこの店のオリジナルというわけでもないし、やられたなあという感じ。
 キュウリの麹漬けがたっぷりのところはグッドです。

 ちなみにこの店の料金体系は、中華そば(チャーシュー3枚?)550円、チャーシューメン700円、それにミニ丼をつけるとそれぞれ200円が加算されます。
 チャーシューが3枚から6枚になっただけで150円増しというのはどうかと思うし、半ライスにちょこっとカレーをのせただけで200円はエクスペンシヴ。

 味もそこそこだしコスパもよくないとあれば、地元の人は別としても、他所からわざわざ食べに来るほどのものではないと感じてしまいました。まあ、ほかのメニューはわからないのでこのメニューに限っては、ということなのだけれど。

 写真写りはいいのだけどなあ。まあねえ、お見合い写真だってそういうものですからね。実際に話してみたりしなければわからないものですよね。・・・あ、これってふさわしい例えとは言えませんね。
 スマヌ、もうひとがんばり。900円を支払って、久々に失意を感じながら退店しました。
kaikaan 201607

 酒田市東大町の「開花庵」を初訪問。
 前からココの手もみラーメンというのが気になっていました。ラーメンは麺こそ命であって、スープは二の次だと考えているので、自分のつくるラーメンにそういう名前を付けるということはかなり麺に自信があるのだろうと判断したわけです。

 手もみラーメンの大盛り、550+100円。
 料金が極めて良心的。この店にはふつうの中華そばもあり、それは500円。「手もみ」にしたところでそれよりも気持ち程度の50円高だし、大盛りは麺量が1.5倍となる(との貼り紙あり)のにこれまたわずか100円しかアップしません。

 で、ラーメン。
 そこはかとなく生姜の香りがする熱々のスープは、野菜のものなのか奥に甘さが感じられる、昔ながらの鶏ガラ風味。胡椒でコクを加えて啜ればなかなかに美味。
 自家製手もみの麺は、細麺をよく手もみした縮れ麺。浅く茹でられていて、細いのにぷりぷり。2~3箸食べ進んでも麺量が減らないように感じるのは、麺が徐々にスープを吸って膨らんでいくからなのでしょうか。
 だとすれば急いで食べなきゃと、麺をずんずん啜っていきます。ほとんど噛むことなく喉に流してやれる麺です。久々に喉越しを楽しめる中華麺に出会ったという印象。ほろほろとした食感は米沢ラーメンに共通するものがあります。

 そんなわけなので、小さいけど4枚もつくチャーシューと、長めのメンマ4~5本を食べるのは、最後のほうになってしまいました。海苔もついて磯の香りも少々。
 あっさり、しっかりのスープも完飲です。

 非常にコスパのいい好みの麺に出会いました。
 テーブル2(6席)、カウンター4席のこぢんまりした店ですが、味は確かでした。
onogi 201607

 酒田市一番町の「小野木精肉店」を初訪問。しばらく休んでいた食堂部門が再開されたと聞いたので。
 入店すると、左側はすっかり肉屋で、右奥に厨房があり、右手前に4人掛けのテーブルが3つ。ははあ、ここで食べてねということなのね。フツーの大衆食堂とはちょっと違うぞ。

 五目焼きそば810円。
 いい感じですね。この出来栄え。
 中華麺の揚げ具合は、一部が堅焼きそば化し、残りは部分的にさらりと焦げが入っている程度で、この両極端が楽しめるもまたよしといった感じです。
 餡の出来は、とろみ具合もやや甘さを湛えた味も非常に満足のいくもの。白菜、チンゲン菜、タケノコ、ニンジン、シイタケ、豚肉、むき海老など入るべきものがきちんと入っており、中華料理専門店といってもいい充実度です。あ、うずらの卵がないな。
 肉屋なのに、メニューは海鮮系が多いというのも不思議な印象です。

 精算時にタンとハツの串焼きを買って帰りました。
ikkou-sakata 201607

 R7の鶴岡・酒田間の広野付近を走るたびに、「中華食堂一幸」の赤い看板が目についていました。しかしこの店、この1年以上にわたって店を閉めていたようでした。廃業したのかなあと残念に思っていましたが、6月あたりから営業を再開したようです。それではぜひとも行ってみなければなるまいと、このたび初訪問しました。
 古い木造家屋を改装したような外観。背中の丸まった小柄なおばあさんが元気に接客。こういう店は大切にしなければなりません。

 カツカレー900円。
 この店の最高値メニューです。ちなみに2番は、カツ丼とチャーシューメンの800円となるようです。
 大衆食堂のカレーを絵に描いたような出来栄え。楕円の銀皿に、もうこれ以上かけたら溢れますというぐらいにカレーがぶっかけられていて、腹ペコの客をまずはビジュアルで喜ばせます。
 そしてまた、もったりした感じのこの味、この濃さ、このとろみ。小麦粉で伸ばし、中華ダシなんかで味を調えているような、いわゆる「そば屋の味」です。
 オリエンタルな香りが強いわけではありません。豚バラ肉とタマネギしか入っていないようなカレーです。味だって、正直言ってしまえば格別なものはありません。でも、おれは今、食堂でカレーを胃の中に流し込んでいるんだという充実感はきわめて強いものがあります。

 カツは、やや小ぶりですが厚みはしっかり。焦げ茶のいい色になるまで揚げられていて、その香ばしさが鼻腔をくすぐります。肉質も良好だと思います。
 なので、このカツだったら、カツ丼もさぞかし旨いのだろうなと思わせることしきり。

 ボリューム的にもまあまあといったところで、異常に多いわけではありません。したがって、少々コスパ的に難ありですが、なつかしい味のカレーをいただいたことへの深い満足感がありました。
goroubei 201607

 酒田の中心街、中町にある「五郎兵衛食堂」を初訪問。
 ワンコインで何皿もつく定食があるとの噂を聞いていたので、躊躇なく緑色の暖簾をくぐって入店です。

 歳の頃70前後の、何本か歯の欠けた大将に、ズバリ「定食」500円を注文。
 納豆と卵焼き、どちらにしますか?と訊かれたので、「じゃ、卵焼き」と返すと、「卵焼きぃ~」と厨房に伝達です。
 「お待ちどう」と運ばれてきたものを見て仰天。なんと、これで500円?! ・・・ありえないですよ、大将。採算は合っているの? いやいや、採算どころか大赤字でしょ、これ。

 それがこの写真。
 ひとつひとつがたいしたものです。

 上段左から、卵焼きのキャベツ添え、鮭の切身のおろし大根添え、さつま揚げ・厚揚げ・タケノコ・鶏肉の煮つけ。
 中段、夏の葉野菜のおひたし、海老入りのかき揚げと魚天、鯖入り野菜の酢の物。
 下段、たっぷりのキュウリ漬け、白菜などの胡麻風味煮物。
 これにどんぶりのごはんと、今が旬の黒バイ貝が3個入った澄まし汁。
 おろし大根がたっぷりと添えられているところや、豪華な澄まし汁あたりが定食マニアを喜ばせます。海の物が多用されているなといった印象も。

 参りましたよ、大将。どれもうまかったけど、個人的には煮つけがサイコーだったと思う。夕刻の時間帯にココに入ってコレをたのみ、おかずを何品かつまみながら大瓶のビールを1本、なんてのがよさそうな感じです。
 おふくろの味的なものが並ぶので、肉系を欲しがる若者には不向きかな。昭和の大衆食堂の風情を残している佇まいだし、40代以降の男性諸氏、とりわけ「孤独のグルメ」派にはぴったりだと思いました。あ、そうか。店の名前も「五郎」だしね。
menta-nishiki 201607

 「麺太」と名のつく店は酒田市内に錦町店と新橋店の2店舗があり、今回、錦町のほうを初訪問。
 これまで何度か向かったのだけど、いずれも終了後(麺かスープがなくなって終了)だった苦い経験があります。店構えから察するに、それほどの人気店なのだろうか。

 11時の開店後しばらく経ってからの時間帯の入店。自分は4組目ぐらいでまだ空いていましたが、その後次々に客がやってきて満員に。どうやら「MyBloom」の第4弾が始まっていたようで、多くの客が540円の白みそ(小)を目当てにやってきているようでした。

 自分は、白みそラーメンの中を正価の800円にて。
 小、中、大とあるうち安易に「中」を頼んでしまいましたが、貼られているメニューをよく見ると、「中」は麺量270gとなっていて、これは一般店の大盛りに相当するもののよう。ちなみに「小」は180g、「大」は350gだそうです。

 大量の野菜(大部分がモヤシ、それにニラ少々)を中華鍋でがーっと炒めて、その鍋にラーメンスープを注いで味をつくるいわゆる煮出し製法。つくるところをカウンター越しに眺めるのもオツなものです。
 どどーん!といったインパクトで特大サイズのどんぶりが登場。むむう、でかいよ多いよ、これ。麺だけでなく野菜もかなりの量だもんな。

 味噌スープを一口。ちょっぴりパンチが足りないというか、コク深さに欠ける気がしたので、卓上の壷に入っていた辛味噌を1さじ、これまた卓上の青海苔をびしびしと振りかけ、ラー油も少々回しかけていただきました。
 ラードの効きが甘いのだろうな。でもまあ、こうあっさりしているとたっぷり啜ってもくどくないので、そういうのもいいのかもね。

 細・太から選べる麺は、太麺をチョイスしました。幅3~4ミリ程度の平打ち麺で、太いとはいっても、やや太いぐらいの印象です。おいしい麺ですが、これだけの量があるので後半少しダレてくるのはやむを得ないでしょう。

 味噌ラーメンには省略されがちな、極太メンマ3本と大きな豚バラチャーシューが入っています。それにコーンもしっかりと。
 質も量もこれだけの充実度で800円というのはなかなかいいコスパなのかもしれません。

 いやはや満腹かつ納得。
 予想を大きく上回る店でした。チェーン展開の店を侮ってはイケマセン。
kantaro-tsuru 201607

 ボーナスも出た。株式の配当も今日、郵便局で受け取ってきた。ではまあ、しばらく行くことがなかった回転寿司でちょっぴり高価なネタをつまんでこようではないか。
 てなわけで、以前から気になっていた「グルメ回転寿司函太郎鶴岡店」を初訪問。一人で回転寿司屋に入るのは、平成22年以来6年ぶりになるのかな。なぜ覚えているのかって? まあいろいろとあるわけですよ、こんな私にも。

 この店の現場主任と思しきすし職人の真ん前のカウンター席に陣取って、はじめから飛ばします。
 まずは、本日のおすすめメニューから、脂の乗ったトキシラズと厳選三昧(画像)。厳選三昧は真イカとつぶ貝となんだったかな。
 続いてメジマグロの赤身と真アジ。真アジは秀逸の一言。
 最後に飛び魚で締めようかと考えましたが、混んできて急に注文が入りだした職人は大忙し。しょうがないので回ってきたかに味噌軍艦であがりにしたところ。
 ときどきガリを口に含み、回ってきたわさびを皿に取って寿司にちょい付けしながらゆっくりといただきました。

 締めて1,633円。5皿程度が腹八分目でいい感じ。
 寿司っておいしいけど、やはり割高ですよね。
 してみると、千円以下で質、量ともに充実した品物を提供する定食屋というのは立派だと思う。おれはやはり、定食類やラーメンなどの庶民的な食べ物に今後も美学を見出していきたいと、思いを新たにしたところデス。
tsubasa 201607

 三川町のいろり火の里・ショッピングセンターラコス内に今年4月にできた「ラーメンツバサ」を初訪問。
 ここは冷やし系がないので、暑い日にはどうかなと敬遠していたのだけど、行ってみると全館冷房が入っていてむしろ快適。そうだよな、ショッピングセンター内なのだものね。

 看板メニューのツバサラーメン500円。
 いわゆる中華そばを、この店ではそう呼びならわしているようです。
 ややにごりのあるスープは一般的な味にわずかに魚介系風味と甘さを加えて一工夫しましたというようなもので、これぞラーメンスープという感じのオーソドックスな味。一口啜ってから、ホワイトペッパーを振りかけてコクを加えます。

 麺はやや太めの多加水。縮れでもっちり。
 中東のケバブのように削ぎ落としの形をしたチャーシューが3枚。薄いですが味は良し。
 ノーマルの味と形状のメンマは、業務用を仕入れてのものでしょうか。
 ネギは、刻んでからしばらく時間が経っています。

 いろいろありますが、これで500円。今どきこの値段でこの内容のものが食べられるならば、ありがとうごぜえますと納得せざるを得ません。
fukusoan 201607

 旧羽黒町の川代にあるそば・うどん店「福湊庵」を初訪問。「山形漬物の里 羽黒のうきょう食品加工」に併設されています。

 ざるそば650円。
 細打ち、太打ちが選べるというので、今回は細打ちをチョイス。
 自分の中では「ざるそば」は刻み海苔がかかっているもので、海苔がないのは「もりそば」だと思っているのですが、ここの「ざるそば」は海苔がかかっていません。ちょっぴり残念。
 十割蕎麦だというのですが、これは機械打ちの蕎麦なのではないかな、手打ち感がありません。
 山手の街道沿いという立地から勝手に手打ち蕎麦だろうと思いこんでいたので、かなり残念。価格から想像すれば、それもあると気づくべきだったと反省。

fukusoan2 201607

 蕎麦はともかく、この店の真骨頂はズバリ、漬物でしょう。10種類ぐらいはあったでしょうか、キュウリ、大根、山芋、カブ、わらびなどの漬物を自分で取って好きなだけ食べていいのよというシステムになっていて、備え付けの取り皿もけち臭いサイズではなくたくさん載せられるもの。これだけでも高い価値があります。

 まあなんですな、ここでは「漬物自由の原則」が適用されることを知っていたので、注文の段階で「板そば」1,100円や天ぷら350円などの過剰オプションはついつい控えてしまうことになっちゃうのよね。ごめんね、お店の人。
harris 201607

 初訪問。緑色の外壁とユニークな字体の看板が目を引きます。
 卓上にこの店を取材した山形新聞の切り抜きが置いてあり、それによると「ハリス食堂」は、羽州村山ラーメン街道(という組織があるのですね、「そば街道」は知っていたけど)加盟店の一つで、昔ながらの味で地元住民から愛され続けているのだそう。

 こだわりラーメン600円。
 そういう名称ですが、いわゆるラーメンです。
 時代に合わせて改良を重ねてきたものの、ベースとなる醤油は変わっていず、およそ80年間伝統の味を守り続けている、とのことです。

 実食してみると、スープは出汁云々よりも醤油のいい味が強調された風味高いもの。「昔の味を守り続けている」とは言っても、そのままではないようで、けっこう時代に合わせた工夫が感じられます。
 麺もわりかし太めのウェーヴ形状のおそらく自家製で、啜る醍醐味の感じられるものでした。
 自家製のやわらかチャーシューに細割きのメンマ、かまぼこ、海苔、ネギ。
 これも自家製のキュウリの浅漬けで美味でした。

 大昔、「ハリスの旋風(かぜ)」というテレビ漫画が流行ったけど、この店の名前の由来が気になります。知っている方がいたら教えてちょんまげ。(という言い回しもかなり古い(苦笑))
marugomarugo 201607

 帰省中の山形で、「孤独のグルメ」の井之頭五郎サンのように自分は今何を食べたいかと考えて、そうだ、蕎麦だ、しかも「まるご」で――と決定。
 ものすごくおいしい蕎麦というわけではないけれど、あのボリューム、あのゲソ天、あのカジュアルさはほかではなかなか得られない楽しさなのだ。
 旅籠町の「丸五そば」がわけあって廃業してからは、そんな味わいを持つ蕎麦屋は荒楯のココしかなくなってしまったのではないか。
 というわけで、2013年6月以来丸3年ぶりの訪問となりました。

 もり天750円。3年前のときよりも50円値上げされているのはやむを得ないでしょう。
 相変わらず一息つく暇もなくすぐにサーヴされるソッコー作業には笑えます。また、私むかーしから店を仕切ってますといった感じの年期と気合と気骨を兼ね備えた化粧厚のおばさんも健在でよろこばしい。若い頃から見知っているだけに、あの時代からのン十年の歳月を一人思い起こしたところ。

 ひゃあ、盛りがいいよね。猪口のたれではなくこの蕎麦の上に一味をパラパラではなくバラバラとかけ、卵を割ってたれに落とし、箸でネギを少々使って手繰り始めます。これこれ、この味、この醍醐味。
 たれが少々塩辛く、醤油味っぽくなったかなと思うのだけど、以前からこうだったのかな。
 大きくてごわごわのゲソ天も以前のまま。ネギは少なめ。蕎麦湯は熱めでよろし。

 ゲソ天蕎麦って、村山地方人のソウルフードと言ってもいいかも。山形の蕎麦は、おいしいし楽しいし、腹くっつぐなります。
 客数が少なくなっているような気がしましたが、お邪魔した時がたまたまそうだったということであればいいなと思います。
sanpei 201607

 余目の町内、庄内町役場至近の「三平食堂」を初訪問。
 どこにでもありそうな町中のふつうの食堂なのだけど、昼の時間に店内で食べているのは自分を含めて3人。出前注文の電話も鳴らず、これでやっていけるのかと少々心配になってきますが、厨房では料理人の男性のほかに女性2人が働いているので、まあなんとか回っているのでしょう。

 ここならこれかなと目星をつけていた、「三平特製焼き肉丼」800円。
 「三平特製」と枕詞が付くぐらいの旗艦メニューなので、期待感高し。でっかいどんぶりになんぞ盛られて運ばれてきたりしたらどうしようと、少々怖いもの見たさ感覚でたのみましたが、見た目はさほどのボリューム感はないので一応ほっとしたところ。

 焼き肉は、少し厚みのある豚のバラ肉6~7枚をタマネギなどとともにフライパンでじゅわじゅわやったもの。
 ここまではフツーなのですが、ユニークなのはその味つけ。トマトケチャップを使ったと思われ、酸味がまさった味になっていて、オレンジ色に近い色をしています。なるほど、これは他店では味わえないものであり、その意味では「三平特製」であるとの表記に誇張はありません。

 甘じょっばい濃い目の味付けになっているので、箸運びのスピードは上がります。それでも、もう少し焼き肉の量は多くていいのではないか。
 また、このご飯の量をどう捉えるかは人それぞれでしょうが、自分の場合、お腹のほうは合格サインですが、頭の中のほうはもう少しボリュームがあってもいいかなと感じていました。

 合わせ味噌のみそ汁もおいしく、漬物も新鮮な感じがしてよかったと思います。
samurai 201606

 酒田市亀ヶ崎の住宅地の一角にある「支那そば屋 侍」を初訪問。
 醤油味(細麺)、味噌味(太麺)あたりで悩みながら、醤油・塩から選べるワンタン麺の醤油味780円をチョイス。麺は細麺になります。

 トビウオ出汁の香りが鼻孔をくすぐる端正な醤油味。スープが澄んでいて、後入れの油が玉状をなしているのが美しいあたりも評価アップです。薄味だけど出汁の風味がしっかりしているので、飽きずに食べられるし、多めに飲んでも塩分摂り過ぎの心配はなさそう。
 ワンタンは極薄のふわとろで、箸で手繰れないほどにデリケート。
 これらのスープ・ワンタンは酒田ラーメンの王道を行くつくりになっています。

 これに自家製手もみのぷりぷりとした感じの麺が200グラム。細麺とは言いながら適度な太さがあって、この地域としては標準的なサイズと言っていいのではないでしょうか。
 この食感は自家製にしては独特で、製麺所製のようなぷりぷり感があります。

 ネギがスープに泳いでいて、ソイツをレンゲでスープとともにすくって啜るのが美味で楽しい。
 チャーシューは、薄めの味付けだけどしっかりした食感を備えながらジューシーなものが2枚。
 メンマは太くて存在感があります。

 ああ、おいしかった。
genki 201606

 コミュニティしんぶんの「お得なクーポン付き 夏のラーメン特集」のクーポンを持って、鶴岡市本町の「やきとり元気」を初訪問。
 夜の焼鳥居酒屋がメインの店で、こういう特集で知らせてもらわなければここにラーメンを食べに行こうとは普通なら考えないところなのではないかな。

 中華そば(中盛り)700円を、50円引きで。
 あっさりとこってりが選べ、店のお姐さんにオススメを尋ねると、私はこってりが好きだわと言うので、こってりで。こってりには背脂が入ります。

 なかなかユニークな一杯です。
 濃い色のスープは、醤油がいい味で、自分の勘違いかどうか、わずかながら焦がし風味も感じられます。
 濃いめの味付けのしっかりチャーシューが3枚。メンマがたっぷりだし、海苔がのっているし、コストカットは感じられず客のことを考えたクオリティになっています。

 麺がまたユニーク。居酒屋なのだろうけど、これは自家製麺なのだろうな、他ではあまりお目にかからないような、どちらかというと加水率の低いホロホロ系。
 やや細めのしっかり手もみが入った縮れスタイルで、ルックスは米沢ラーメンを若干太くしたような感じでしょうか。それがきりりと固茹でで登場するのですから、たまりません。

 麺量も多いので、「中盛り」は「普通」ではなく「大盛り」なのかもしれません。
 ナツナの煮物ときゅうり漬がテイクフリーだというところも評価アップです。
suzukiya 201606

 酒田市日吉町の「すずきや」を初訪問。「三日月軒今町支店」のすぐそばにある店です。
 ずっと前からこの店の「とろみそ中華」というユニークメニューが気になっていたので、このたび訪問してみたというわけです。

 その「とろみそ中華」700円。
 見た目と一口めの印象は「酸辣湯麺」でしょうか。片栗粉かなり強めのもったりした餡のスープです。すごく熱いのでなかなか食べられません。(笑)

 仙台から嫁いできた二代目女将が賄いとして食べていたものを、常連たちのリクエストで出し始めたものだそうです。
 鶏のもも肉にモヤシ、ニラ、ミズナを入れて溶き卵でくるみ、キムチと赤トウガラシで辛みをつけたものです。
 ほかのどこにもないこういうメニューに出会えるのが、食べ歩きの醍醐味です。

 とろみがあるので、その中の麺は暴力的に熱い。これを初夏に選んだのは誤りだったかと反省しましたが、幸いこの日は半袖1枚では寒いぐらいに気温が低かったので、大汗をかかずに済みました。
 おいしいスープを完飲すれば、けっこうボリュームがあって満腹になり満足。これで700円は安いと思います。

 漬物皿にはさくらんぼ2個。今がさくらんぼの旬だものな。山形の店では普通にこんな贅沢に出会えたりします。
 また食後には、世話好きそうな女将さんがアイスコーヒーをサービスしてくれました。今日は涼しいですねぇと世間話を少々。

 ところで、県内には「すずき」のつくラーメン食堂が数々あります。
 ここ酒田市の「すずきや」、鶴岡市で店舗の場所が変わった「鈴木そば」、山形市には「寿々喜」系列が4店と「すず木屋」、米沢市には「寿ゞ喜家」と「味処すゞき」。
 これらの店、だいたい押さえていることに、我ながらオドロク。