saika 201702

 正式には「中国料理菜花北新橋本店」というのでしょうか、北新橋の橋の袂にある店を1年8か月ぶりに再訪しました。
 正宗タンタン麺を食べた2015年6月の初訪時のインプレはこちらです。
 前回同様、今回も「MyBloom」を使っての訪問で、第5弾本の16食目。

 麻辣湯麺(マーラータンメン)、850円のところを540円で。
 本に載っていた写真よりもトッピングの鶏肉が多く、全体のルックスも今回食べたもののほうが立派です。

 四川山椒と四川豆板醤を使った香り豊かなピリ辛ラーメン。上級中華料理店で出くわす大陸的な味わいのある名品。食べていて、これを540円でいただいていいのか?!との罪悪感のような感情が湧き上がります。そうこうするうちに顔や頭部からじわじわと汗も湧き上がってきます。
 口が痺れ、唇がひとまわり分厚くなったような感じがし、アヒアヒとなりながら食べ進めますが、モヤシとニラに辛いスープがほどよく染みたところがすごくおいしい。
 麺は、自家製ではないかもしれませんが、中国料理店のものとしては凝ったつくりのもっちり麺。

 あー喰った。ボトルで供される冷えたウーロン茶?がウレシイ。
 フロア担当のお兄さんの言葉遣いがちょっと面白いし、ここではブルームを使わないで本格中華を味わってみるのもいいかもしれません。
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mikazuki-ekihigashi 201702

 ある日の夕方、店舗が新しくなった酒田市駅東の「三日月軒駅東店」を初訪問。
 まだ建材の匂いが残る新店舗。入ると客はいず、店の主らしきいい歳のオジサンが店の椅子に腰かけてテレビを見ていました。「らっしゃい」と立ち上がり、注文を待っています。
 メニュー札の中からワンタンメン700円をチョイスしてその主風に告げると、厨房に「はい、ワンタンメン!」とつないで、また腰かけてテレビを見始めます。おじさんおじさん、やる気ないでしょ。(笑)
 結局店を出るまでこのおじさん、座ったままで何もしなかったな。厨房にいる女性二人だけが働いていましたね。

 まずは澄んだスープ。ああ、いい味。ホッとする昔ながらのあっさり味で、奥に独特の甘みが見え隠れ。これは技だよな。
 数口啜ってその後にブラックペッパーを使ってみましたが、入れないで素朴な味のまま食べたほうがよかったかもしれません。

 麺は細麺。箸でざっとすくい上げ、フッフッと息を吹きかけてずずっと啜ればもう、うまいのなんの。こういう麺はあまり噛まずに喉越しを楽しむのがよいと思う。
 ワンタンは酒田風のひらひらがたっぷりで、チャーシューはモモっぽいのが2枚。つまりは酒田ラーメンを見事に体現した1杯と言っていいのではないか。

 しかし正直言うと、昔ながらの極めてオーソドックスなつくり及び味ではあるけれども、今一つパンチ力が感じられません。
 また、喉越しがよすぎてか、量的にまだいけるぞという感じ。150円増しの大盛りをいくべきだったかもしれません。

 店は新しくなったけれども、ラーメンは依然として伝統的。
 古典が好きな者にとってはここに行けば老舗の味を味わえるのがうれしいですが、この製法のラーメンが多くの大衆からこれからも受け入れられ続けるのかどうかという点については、多少心配な気もしないではありません。
ipponmichi 201702

 2か月前にできたばかりの「豚骨らーめん一本道」を初訪問。
 14時近くに行きましたが、まだ混雑していました。

 豚骨らーめんの大盛り、680+100円。
 しばらく待って運ばれてきたのは、ご覧のとおりたいへん華やかな器量のものでした。
 煮卵、柔らかい穂先メンマが3本、チャーシュー、2種類のネギ、ナルト、板海苔、そして大量の背脂と、トッピングが極めて充実しています。これで680円は上出来だと思います。

 豚骨ラーメンだというので、博多風の細麺で少量なのだろうと想定していましたが、予想に反してエッジの立ったきりりとした太麺のストレートでした。それだったら普通盛りでもよかったかもしれません。
 この麺、超多加水ですごくもっちりとしています。オリジナリティが高く、食感もよく、マニアにもしっかりと訴求できるつくりだと思います。
 麺のつくりとスープの濃密な脂が相まって、啜ったときの喉越しが極めて滑らかなので、つるん!と入って噎せないように注意しなければなりません。
 また、あまり豪快に啜ると、踊った麺の先から背脂が四方八方に飛び散り服が汚れる可能性がありますから、それもご注意を。

 長所ばかりが目につくなかなかいいつくりですが、スープがやや少なめで、若干ぬるいのが気になるところ。
 これだけトッピングが入ればぬるくなってしまうのはわかりますが、この温度だとラーメンチェーン店で出会うラーメンを連想してしまいます。独立店はどこもアチチですからね。
 というわけで、大盛りにしたにもかかわらず食後は汗をかかずじまい。もう少しスープの量を奢って熱くすれば文句ナシ100点です。
manbi 201702

 ここって混むんだよなあ。でも、どうしても食べたい。
 ということで、1年1か月ぶり3回目の訪問。

 らーめん、岩海苔らーめんと食べてきているので、今回は何気なく味噌らーめん900円を太麺、あっさりにて注文。
 前金制。店のおばちゃんが元気で早口でフレンドリー。「いま席が空くからちょっとだけ待ってくれの」と。いいなあ、庄内弁。

 ほどなくカウンター席に着席。しかしここからも待ち時間が長いです。太麺を使っていることもあるのでしょうが、調理のオペレーションがよくないと見ました。
 このあたりの事情は前回のレポートでも書いていますので、ご覧ください。

 運ばれてきたものを見て仰天。なんでこんなにどんぶりがデカいんだぁ! そんでもって麵も野菜も大量でやんの。
 麺は、満び特有のぐにぐにの平打ち太麺が、おそらくは400g? 350gだという報告もあるようですが、自分の腹感覚でいうとそれより多く、1.5人分は軽く凌駕しており、1.8人分ぐらいに感じました。少し寝かせたと思われる透明感がありさすがと唸らせるおいしさなので、結局全部平らげたのだけど。

 さっと火を通した程度に炒められた野菜はシャキッとして美味、そしてこれも大量。モヤシ中心で、タマネギ、ニラ、ニンジン、キクラゲなどが入り、彩りもよろしい。豚挽き肉が混じっているのかな。

 スープが、自分好みということもあって絶品。味の決め手はラードですよ。「あっさり」チョイスでもけっこうこってり感があり、この程度こってりだったらおれは背脂が入らなくとも十分満足だ。
 どこかに焦げの香りが感じられ、これもまた味を高みに持っていっていると思ったところ。
 白胡麻がこれでもかと振りかけられているところや、塩味がそれほど強くないところも優れていると思う。

 大満足。
 「満び」は、かなりうまいがかなり多く、かなり時間がかかるという、どこから見ても「かなり」な店です。ああそうそう、店のおばちゃんも見ていてかなり面白いです。
 2月10日~18日、酒田市内で、割烹・飲食店が参加して「酒の酒田の酒まつり・雛バル」というイベントがあったので、参加してみました。
 各店自慢の料理と地酒のセットを4店で楽しめて3,300円(前売り)。しかも参加店は名店ぞろいです。
 同僚5人とともにどこに行こうか迷いながら夜の街へ。

suzumasa 201702

 1軒目は「寿司・割烹鈴政」。ふらりと入るにはちょいと敷居が高い一流店です。
 ここの雛メニューは旬の地魚握り3貫。写真のような絶品中トロ(写真は3人分)、塩で食べる真鯛、つぶ貝。酒は「楯の川」。

jirobei 201702

 2軒目は鈴政のすぐ近く、酒田で鰻といえばココといわれる「治郎兵衛」。
 〆サバ、メカブと長芋の和え物、うなぎの骨せんべいはなかなかに豪華。これに「麓井」を合わせてみたところ。

 3軒目は、「井筒」に断られて「だるま寿司」。
 ここもすごいぞ、季節の小鉢3点盛り。酒は「菊勇」を所望したが切れているとのことで、特別にと「初孫」の特別純米「赤魔斬」。やった~♪

daruma 201702

 4軒目は、吉田類や太田和彦も飲みに来た「久村の酒場」。
 温海かぶ漬けとあんこう唐揚げでしたが、このあたりになるとかなり酔いが回って写真を撮り忘れてしまいました。
 ここでは生ビールや赤魔斬を追加してべろべろに。ああ、日本酒ってうまいんだよなあ。

 持参の傘を忘れそうになり、帰りのタクシー代を払ったかどうかもよくわからず、帰宅してからは風呂を沸かしたままこたつで寝入る始末。
 それにしてもかなり楽しめました、雛バル。
kin-shironishi 201702

 山形に出張。山形中央インターで下りたので、あそこが近いかと、「城西金ちゃんラーメン」へ。

 味噌ラーメン700円。
 城西金ちゃんは2015年8月以来で、味噌ラーメンに絞れば2012年12月以来です。
 数年前から外で食べたものはすべてブログに記録しているので、ブログ内検索をかければこういうことはすぐにわかるのです。

 相変わらずいい味出しています。山形のラーメンといったらこれが代表格だよねと言ってもいいぐらい。チャーシュー3枚のほかにメンマ、ネギ、コーン、ワカメ、ナルト、青海苔などがたっぷり添えられていて、充実の極みです。
 久々に山形市内で辛味噌を食べたけど、かなり辛いです。庄内で食べる辛味噌とはルゥェヴェルが違うんだよコノヤローって感じですかね。(外道サン風) 食べている途中から発汗が顕著になりました。

 同行者が大盛りをチョイスする中、自分は敢えて普通盛りで我慢しましたが、量はしっかりしていて、仕事中の昼食としてはこれで十分でした。

 かつてはレンゲ置きとしてついてくる小皿には黄色いタクアンが3切れほど乗っていたものでしたが、いつの間にか消滅。また、この3月1日から30円値上げとなる旨の貼り紙が出ていました。
topos 201702

 ある日の夜、酒田市中町のマリーン5清水屋の1階にある「回鮮寿司トポス」を初訪問。
 「MyBloom」第5弾を使っての15食目、「本日のお寿司ランチ(松)」を、1,440円のところ1,080円で食べてきました。夜なのにランチ。これって沖縄みたいだな。
 寿司8貫+あら汁+野菜サラダのセットです。

 注文して待っていると、お酒はどうしますかと訊かれます。ん? 「今日は車で来たので飲めないのです」と答えましたが、質問の趣旨がよく理解できません。
 でもって、運ばれてきたのは寿司1皿で、6貫のみ。手をつけずにしばらく待って、ようやくあら汁が登場。
 これで全部かと尋ねると、あとはサラダになりますと。もったいぶらなくていいのにと内心イラつきつつ、早く全部持ってきてねと笑顔でお願いします。
 どうもおかしいなと思い、サラダが運ばれてきた段階で寿司は8貫ではないのかとややひきつる笑顔で確認したところ、店の人たちはどうやら酒がセットになっている別のキャンペーンセット(雛バル)と勘違いしていたようなのでした。ははん、だから「酒は?」と訊いたわけか。
 間違えましたと寿司はいったん下げられ、8貫の寿司が改めて運ばれてきました。とは言っても、このうちの6貫ははじめと同じもので、それに軍艦巻きが2つそえられただけなのだけれど。ああ、面倒くせえ。

 それなりにおいしくいただきましたが、残念ながら回転寿司のよくないところが目につきました。
 つくり方をカウンター越しに見ていましたが、これらの寿司は「握られて」いず、すし飯にネタをのっけただけのつくりで、箸で持ち上げるとネタとシャリがすぐに分離します。言ってしまえば、これはにぎり寿司とは言えないのではないのか。
 そしてそれらはかなり小ぶりで、8貫程度を食べたところで十分に腹が満たされないのですな。
 ティーバック仕立てのお茶は湿気っていて出が悪く、オマケにサーバーから出るお湯がぬるい。
 袋入りのわさびは、鼻を抜けていくような本来の刺激がありません。本山葵を出せ!
 嗚呼、寿司を食べる醍醐味はいずこに。

 とまあ、4桁のカネを投入したのに、満足感としては価格相応のものは得られず。つくづく食べ物の良し悪しは価格では測れないものだと改めて思ったところデス。
 少々辛辣になってしまい、ゴメン。
nalanda 201702

 酒田市あきほ町のインドカレー専門店「ナーランダ」を初訪問。
 昼メシにはラーメン、蕎麦といった麺類のほか、中華、そして大衆食堂の各種定食、丼物一切、カレーなどのごはんものがサイコーであるとの信念は固いものがありますが、たまには変わったものもいいかと考えて行ってみたところです。
 さすが専門店、車を下りた段階から香辛料のとてもいい香り。期待できます。

 マハラジャカレー・ナーン付き、900円。
 サラダぐらいは付いているのかと思ったのですが、ホントにズバリ、カレーとナンのみ。サラダやスープ、ドリンクが欲しいならそれらがついた「セット」があり、1,650円とぐっと高価になります。一人メシだし、そんなにいろいろ食べたいとは思わないし、これでいいのだと自分に言い聞かせます。

 でっかいナン。皿の面積を大幅に上回っています。ふわふわ温かでこりゃうまいのなんの。こんなにたくさん食べられるのかと思いましたが、おいしさのあまりあっさり完食です。
 カレーも3日間じっくり煮込んで熟成させたという「王様」カレー。風味抜群で全く文句ナシ。固形物として、カレーとは別に調理されたチキンとジャガイモが加えられています。

 ただ、カレーはかなりオイリーだし、ナンもバターが強く、全体として脂肪が高めのよう。本物のカレーとはこういうものなのでしょうが、自分にとっては双方ともややくどいと感じてしまいました。若かりし頃はこういう味こそが美味なのだと思えたものですが、齢はとりたくないものです。

 やはり昼メシは、醤油味のする、もう少しあっさりの方向に振れたものがいいかもなあと改めて思ったところ。
 漬物とか納豆とかで白いごはんが食べたくなったなあ。ホウレン草のおひたしを添えてちょびっと醤油をたらして食べたらそれもうまいだろう。飲み物は味噌汁だろうが、茶でも十分だな。よし、今夜はそれでいくことにして、帰りに買っていこう。単身赴任中だから、そのへんは自由自在なのだ。
 それにしても、やはり根っからの日本人なのだなぁ、俺は。
komenoko 201702

 朝食を食べずに朝8時に山形を発って庄内へ。庄内では11時から、夕刻まで続く寒い屋外での用事がある。何か腹に入れておかないと。
 コンビニという手もあるが、人生は限られた食事回数しかないのに、その貴重な1回をテキトーなもので胡麻化したくない。そう考えて、たしか米の粉の滝ドライブインの満々ラーメンが朝9時開店だったことを思い出し、時間的にも好都合なので寄りました。

 1年10か月ぶり2回目。思い起こせば庄内に赴任することになった一昨年4月、やはり朝にあわただしく山形から庄内に向かう途中で食べて以来のこととなります。
 そのときのインプレッションはこちらです。

 岩のりラーメンの太麺チョイス、760円。
 麺などの印象は前回同様なので省略。

 庄内地方ではラーメンに岩海苔をトッピングしたものを、多くのラーメン店で食べることができます。磯の香りがスープの香りとともに立ちのぼり鼻孔と食欲をぐいぐいと刺激し、はまる人は多いのではないでしょうか。
 庄内の冬の味覚「寒鱈汁」にも岩海苔をのせて食べるところが多くあり、岩海苔ラーメンはそのノリと同様のものなのではないかと思います。

 ここもまた磯風味が美味。スープも庄内らしい飛魚ダシの味です。
 残念ながらチャーシューは入りません。価格をスタンダードの「満々ラーメン」と同程度に抑え込みながら、単価的に結構高い岩海苔をもりもりとトッピングするわけですから、まあやむを得ないのでしょう。
 麺量しっかり。よーし、これで夕方までタタカエル。
 ある金曜日、夕刻から山形で用事があるので、昼過ぎに庄内を出発。
 昼メシは「MyBloom」を使おうと、美咲町の「赤点ラーメン」を目指したところ、定休日ではないはずなのに休んでいます。何なんだよ、こーゆーやり方こそが客の信頼を着実に落としていくことになるのだぞ。
 では、鶴岡インターから高速に乗る都合もあるし、ここもブルームにエントリーしている「庄内観光物産館ふるさと本舗(ファーストフード味街道)」に行こうか。
 というわけで、1年7か月ぶりの再訪となりました。ちなみに、初回訪問時の様子はこんな感じ。

 ブルームメニューは、黒酢あん鶏から揚げ丼&半そば、782円のところを540円で食べられる、といったもの。
 ある程度予想はしていたものの、地産地消とか店の独自性とか味の工夫とか、そういうことはあまり考えていないようです。
 ファーストフードを謳いながら、システムや品質こそそれに相応しいものの、つくり方のスピードはそれほど「ファスト」ではなかったかな。あ、そうか、「ファスト」ではなく「ファースト」だからなのか? でも、だとしたら、そのファーストとはどういう意味なのか。

furusatohompo 201702

 まずは半そば。味噌汁に毛が数本生えた程度の量で、箸2かき半でそばがなくなります。
 Ummm・・・してまたこれが蕎麦というものなのかな。細いつくりで、明らかに茹で過ぎで腰がなく、蕎麦の香りのない白っぽいものです。
 そして、これがそばつゆか。薄っぺらい。微かな昆布とか鰹とかの風味は市販の出汁醤油のものなのだろうな。

 次に、から揚げ丼。量はそれなりにあるのだけど、結局のところ濃いめの黒酢だれの味で飯を食べさせられている感じ。しょっぱくて、茹でキャベツがなければ途中で食べるのをやめることになったかもしれません。そういう意味では茹でキャベツはいい仕事をしていたと言えるでしょう。
 がっかりなのは唐揚げで、これはどこの産?!と首をかしげたくなるような、脂気がなく硬い食感。出来合い冷凍物を揚げただけのシロモノで、食べる楽しさは感じられませんでした。

 文句タラタラになってしまいましたが、人間の評価にはハロー効果というのがあって、どこか気に合わないところがあると、多少いいところがあっても、悪いほうの印象に引きずられて、すべてが悪いように思えてしまうことがあるのだそうです。だから、この表記は極端なところがあると思って読んでくださいね。

 それにしても、これが782円などという値段はあり得べくもなく、540円でも高いと思う。
 一般的にこういう場合、「カネ返せ」の議論が噴出するわけですが、自分の場合そうではなく、「カネはいらないから、膨れてしまった腹を元に戻してくれ」と言いたい。(笑) いたずらに膨れてしまった哀しい胃袋を空にすることができたなら、別の店で改めて金を払ってでもおいしいものが食べたい!と思うのデアル。

 しかしなんですな、振り返ってみればこういう結末になったのは、トランプ大統領の論調を借りれば、「勝手に休む赤点ラーメンの不誠実さが原因だ。赤点ラーメンのせいだ」ということなのかもしれません。いや、違う、そんなことはないよな。
gokuu 201702

 酒田市大宮町の「ラーメン・ギョーザ悟空」を1年8か月ぶりに再訪しました。前回食べたネギマーボラーメンの様子はこちら。

 「MyBloom」第5弾を使った13食目となる、「もやしラーメン」540円。
 大盛り不要の充実したボリューム。普通盛りでも麺は250gだそうです。
 その麺は自家製の細ストレート。もさもさとした低加水風の食感があり、独特です。
 スープは、衒いのないわりとあっさりした醤油味で、くどくないおいしさ。
 もやしは、太くて短めのものを強火でジャッと炒めたもので、しゃきっとしておいしく、この炒め方はプロの技だと思う。もやしの量だってかなりなものだし、適度に含まれるニラの塩梅もよろしい。
 メンマもチャーシューもきちんと入り、このボリュームで540円は値打ちがあり過ぎでしょう。

 どんぶり全体から得られる印象は、庄内地方で店舗展開する「味好」のラーメンのつくりに似ていると思う。暖簾分けとか、何らかの関係があるのかもしれないと勝手に邪推したところ。
 店の切り盛りは40前後のご夫婦と思われる二人。話すと気立ての良さがわかる女性は、なんだかレスリングの吉田沙保里に似ていなくもないと見えましたが、気のせいでしょうか。

tsurara 201702

 昨冬に開いたという、酒田市藤塚の「中華そば銀竹」を初訪問。
 「銀竹」と書いて「つらら」と読ませる洒落の効いた店。建物もシックで、隠れ家的な小料理屋のような外観です。「三日月軒中の口店」と関係のある店だと聞きました。

 「雲呑麺始めました」との貼紙あり。
 酒田のラーメン、しかも「三日月」系ならばこれでしょうと、雲呑麺750円を。

 奥にうっすらとした甘みを感じる飛魚出汁スープが美味。こういうやさしい感じのスープが本来の酒田ラーメンの特徴だと思う。
 麺は、自家製と思われる細めのほぼストレート。適度な透明感が見て取れ、いい感じに寝かせたなと思われるものです。
 ワンタンは4つ。ふわふわ薄々の酒田定番のものとはちょっと異なり、形を崩さずに箸で持ち上げられる程度のしっかり感があります。具の部分がかなり大きく、俺は今ワンタンを食べていると実感させる存在感があります。ワンタンが早い段階でなくなってしまったようで、数組あとの人からはワンタンの入らない中華そばをたのんでいました。
 トッピングは、極太短めのごっついメンマが2本。これが柔らかくておいしい。肉っぽい味がするぐるぐる系チャーシューが2つ、板海苔、ねぎ。

 おいしかった。
 「ごま辛シビレそば」なんていうネーミングのものもあり、これを頼んでいる人がけっこういました。機会があればぜひ再訪し、それも食べてみたいと思いました。
sai 201702

 2013年12月以来、3年2か月ぶりに、天童市の「寿司ショップ彩」を再訪。
 ここは節操というものが感じられない店で、寿司はもちろん、大量5段重ねの「どばそば」などがあり、いちばんの人気がこの納豆味噌ラーメンなのだ。

 納豆味噌らーめん、800円。
 3年前にもこれを食べており、そのときの状況はこちら。

 ひきわり納豆を前もって味噌スープに溶かしてあり、その香り、とろみ、味がすばらしい。こういう納豆味の強い味噌納豆ラーメンを供する店はそうないと思う。オリジナリティの面からも一流と言っていいのではないか。

 感心するのは手のこみよう。甘みすら感じる熟成感の高い味噌スープにひきわり納豆を入れてまぜまぜするでしょ、で、それに茹で上がった麺を泳がせて、モヤシ、タマネギなどの炒め野菜、メンマ、ぐるぐるほろほろのチャーシュー2+はじ肉数個が入り、白髪ネギをどばりと乗せて、さらに辛味噌ですよ。おれは文句ないなあ、マッタク。

 まあ、麺量については、庄内地方の多さには敵わないかな。でもこの味噌味は村山地方に戻ってきたぞと思わせる何かが潜んでいると思う。
 また、秀逸なのは穴あきレンゲ。写真の下方にチラリと見えていますが、穴の大きさが小さく、それがスープに散開したひきわり納豆をしっかと掬ってくれるのがウレシイ。

 3年前と違うのは、60円値が上がって漬物が付いていないこと。でも、こうまでおいしければそれもやむを得ない範囲でしょう。3年間変わらない、ここでしか味わえない味だしね。
marutan-s 201702

 ある日の夜、鶴岡エスモール内2階にある「担々麺の店まるたん。エスモール店」を初訪問。
 ここで、焙煎金胡麻担々麺540円(ホントならば820円)にライス150円を付けて食べてきました。これが「MyBloom」第5弾を活用しての12軒目となります。

 逆三角錐形のどんぶりに、立派と言っていい担々麺。およそ1年前に、鶴岡市美原町にある本店的な位置づけの「まるたん」にて黒胡麻の担々麺を食べたことがありましたが、その店と同様、いかにも四川担々麺らしい断面シャープなストレート細麺が使われていて、すごくおいしい。細いのにけっこうな弾力があり、ダレも来ないスグレモノの麺です。
 もちろんスープも胡麻が効いていて、挽肉も全体をまとめる味の元となっています。
 たっぷりの茹でホウレン草。スープの上に出ているのは「氷山の一角」です。この茹で具合、いいよなあ。しゃっきり感がしっかり残っています。
 ほかにコーン、糸唐辛子などがトッピングされています。

 担々麺の場合、その真骨頂はスープであり、けっこう濃密で塩辛いそれを最後まで味わい尽くすためには「めし」が必要デアル、という考えはこのところ確信に変わっていて、今回もライスをたのみました。
 すると、このライスがすごい量。1合まではないにしても、わが日常の1食分よりも多い。半ライス程度でよかったのだけど、それって食券機では見つけられなかった。もしかしたらあったのかな? どんぶり1杯のラーメンとともにこれを全部食べたなら絶対食べ過ぎになり、あとがヤバイのは必定だぞ。
 なので半分だけを残ったスープに落とし入れ、これで我慢しようとレンゲでかっ込み始めたのだけど、ああっもう、すんげぇうまいんだよなぁコレ。スープに残っている味付け挽肉やコーンがご飯に絡み、こんなこと言っちゃあ身もフタもないけど、このスープとご飯さえあればほかは何もいらない!って感じだ。
 うん、んまい! もっとイケル。
 そのようなわけで、ごはんをレンゲで追加すること2回。結局ほぼすべてのライスを食べ尽してしまいました。

 大満足ではあるけれども超満腹。
 今夜は帰ってからスーパーボウルを見ながら飲もうと思っていたけれども、もう飲むのはやめておこうっと。というより、もう腹にものを入れたくないデス。
hacchin 201702

 酒田市上安町の「らーめんハウス八珍」を初訪問。
 らーめんハウスというからには食べるべきものはラーメン類だろうから、店名を冠する「八珍ラーメン」あたりが狙い目かなぁと考えての入店でした。しかし、メニューを見るとセットものがやたらと豊富。おっ、酢豚ライスがあるではないか、しかも3桁価格で。
 もう少しメニューをめくると酢豚とラーメンとごはんがセットになった「満腹セット」なんていうのもある。これならばラーメンの味も確かめられるけど、さすがに自分には多すぎるでしょ。

 ということで、麺類は次回以降に譲ることにして、今回は酢豚ライス930円を。
 うふふ、思わず笑ってしまったのだけど、ごはんがすごい。小そば用のどんぶりにマンガ盛り(いわゆる山盛り)。レギュラーサイズでこのぐらい多いごはんは久しぶりに見ました。

 でもって、メインの酢豚も優れてたっぷり。一口で頬ばるにはチト大きいぐらいのサイズの豚肉唐揚げが10個近くは入っていたでしょうか。これほど豚肉が充実している酢豚に出会ったのもまた久しぶり。赤身部分の比率が高く、この価格でこの肉の質と量はちょっとびっくりです。
 ほかにはカットの小さいタマネギとピーマン。ニンジンは花の形をした薄切り。つまりは多くが肉で構成された酢豚になっていて、ずいぶん肉を喰ったなというのが食後の印象。それって、酢豚の食後感としては異質と言っていいでしょう。
 あんの色は赤みが薄く、色彩的なきれいさはさほどではありませんが、塩辛さ、甘さがともに抑制されて、清々しい酸味が強調されています。なので、多めのあんを残さず食べても、後の喉の渇きはほとんどありませんでした。

 小鉢は、ちりめんの佃煮。これも塩分控えめ。それと蕪(?)の漬物。
 ラーメンスープを援用したと思われるスープは、鶏ガラと野菜、それに生姜の風味があり、ごくりと飲めるしっかりした量も評価点が高いです。

 いいな、この店。空腹男性のハートをつかむコツをさりげなくわきまえています。
 近いうちに麺類で再チャレンジすることにしましょう。
fukube 201702

 鶴岡市本町の「ふくべ」を初訪問。
 内川の橋の袂という好立地ですが、駐車場がなくやや不便。橋の対面にある準公共施設の広い駐車場を拝借し、歩いて店へ。
 数階建てのビルの1階、年配ご夫婦が切り盛りする店のよう。セットものはなく、中華、そば、ごはんものの単品メニューからのチョイスとなります。

 ここならこれだろうなと目星をつけていたカレーライス、700円。
 「大衆食堂のカレー」を絵に描いたようなルックス。奇を衒ったところのないいわゆるフツーのカレーライスです。
 カレー粉がしっかり効いていて、オリエンタルムードたっぷりの香り。厨房でつくっているうちから食欲をそそるいい香りが漂ってきていました。

 かっきり熱いままで供されており、ふうふうして食べているのにかなりアチチ。いいんじゃないですか、こういうの。
 具は、タマネギと豚バラ肉が中心で、これも食堂のカレーの特徴がよく出ています。
 福神漬がご飯の上ではなくカレーの上に置かれるあたりも、少しぶっきらぼうな感じがして、それがまたいい感じでもあります。
 ご飯は小粒のものを使っていて、少し水分が足りないぐらいの炊き上がりのもの。しかしこれがカレーのルーと相まってたいへんいい味わいになります。

 大衆食堂のカレーはいいなぁと思う理由は概ね2つあって、そのひとつは量がしっかりしていて空腹が十分に満たされること。喫茶店や上品な洋食屋では味こそ一流ということはあっても、こういう満足度はまず得られません。
 2つめは、ご飯の量に対するカレーの比率がかなり高いこと。ごはんをカレーにどっぷり浸して食べてもなおカレーが余るぐらい。店のおばさんのたんと食べていってねという心遣いが伝わってきてウレシイ。

 というわけで、おいしくいただき大満足です。当たりと言っていいでしょう。
ikoi 201702

 酒田市北新橋の「食事処いこい」を初訪問。店の存在は以前からチェックしていて、ご飯ものを食べたいときの選択肢としてキープしていたところ、今回ようやく機会が訪れました。
 店内は、奥に座敷、厨房手前にカウンターがあり、その後ろに8人が掛けられる大きなテーブル席があります。客が少なめだったので、その大テーブルを独り占めして、ゆっくりと食事ができました。

 鶏の甘酢あんかけ定食、790円。
 メニューには「ジューシーな鶏唐に甘酢をかけてさっぱりと仕上げています。野菜も多く使っています!」とあったので、これだ!とチョイス。

 記載に偽りないデキで、印象としてはどこを取ってもマイルドで、家庭的な感じがします。唐揚げは馬鹿みたいに多いでもなく大きいでもなく、この程度が身体に優しいんだよなと思える設えと味。
 甘酢は、ポン酢を主に用いていると思われ、まことに“さっぱり”。肉の下に敷かれたキャベツに適度にその味が染みていて、そこが塩辛すぎず、酸っぱさがさわやかでおいしい。
 オイルで締めたタマネギ、ピーマン、赤パプリカがトッピングされていてこれも効果的でした。

 小鉢類は、ホウレン草とモヤシの胡麻和え、かぼちゃ煮、白菜とキュウリの浅漬け。なんだか家で飯を食べているみたいで、いいでしょ、このコンビネーション。全体として確かに野菜が多く使われていますねぇ。
 これに熱々の味噌汁とたっぷりのメシ。もう、これで納得、申し分なしです。価格も妥当だと思う。
 ごちそうさまでした。
kouga 201702

 酒田市千石町の「中華料理香雅」を初訪問。着実に未訪店を減らしつつある今日この頃です。

 メニューのトップに載っていた広東メン820円をチョイス。
 醤油香が際立ち、中華料理店らしい鶏ガラ風味が奥にしっかりと漂う、衒いのない正統派スープ。これはいい塩梅です。あんかけスープのラーメンを食べるときの常としての作法で、まだあんと混じっていないスープをレンゲで10口ほど啜り、たっぷりとスープ自体の味を楽しみます。

 おもむろに箸で麺をリフトしてみれば、おおっ、細麺の縮れだ。あんかけに細麺というのは珍しいかもしれません。
 しなしな、ひちゃひちゃとした細麺が五目あんをたっぷりと持ち上げてきて、そいつをはふっと口に運べば、熱いの、うまいの、たまらんの。

 五目あんは、イカ・タコ・ホタテなどの魚介類、うずら卵、ハム、タマネギなどは入っていず、白菜と豚バラ肉を主として穂先の方を使ったタケノコ、キクラゲ、ニンジンなどで構成されています。意外なのはピーマン。青菜代わりなのでしょうが、緑が鮮烈で、全体の味を壊すようなこともありませんでした。
 あんの粘度はそれほど強くなく、よく言えばほどよい、悪く言えばインパクトがない、といった感じでしたでしょうか。

 こういう味は好きだ。中華料理店らしく品数も豊富でグッドだし、店の雰囲気も落ち着いていて悪くありません。これでもう少し価格が安いとサイコーなのだけどなぁ。
nikuyasyoku 201702

 昨年6月に開店した鶴岡市上畑町の人気店「肉屋食堂」を初訪問。
 もともと肉屋さんだったようで、即物的ではあるけれどもそのものズバリの「肉屋食堂」というネーミングはなかなかにスバラシイ。
 ここは「ローストビーフ丼」や「ステーキ丼」が人気なのは知っているのだけど、自分の場合牛よりも圧倒的に豚が好きなので、天邪鬼的に「厚切りとんかつ定食」880円にしてみました。

 とんかつがデカい。そして厚いです。そそるよなあ、これ。コレステロール値を下げるには牛肉、豚肉は避けたほうがいいと医者からアドバイスを受けたばかりなのに、これでいいのか、俺。背徳感すら感じますが、それがまた心地よかったりするのだな、困ったことに。
 衣が厚めですが、下品な感じは微塵もありません。肉質はジューシーで、さすが庄内の豚肉だと思わせるものがあります。これに卓上のソースをえいやっと回しかけてパクリ。・・・ジュワリ。その食感がサイコーです。ナントカの塩もどうぞと一緒に運ばれてきましたが、てやんでいっ、とんかつはソースと昔から決まってるんでいっ。そして辛子だ。とんかつにちょいと添えれば、これが媚薬のような効果を発揮するから不思議なのだな。
 そうそう、とんかつの名脇役である千切りキャベツも新鮮でうまし。ニンジンの千切りが彩りに入っていて、これに卓上の胡麻ドレッシングを少量かけて食べればキャベツのピンピンが唇に触れて心地よし。スパゲッティのマヨネーズ合えも手抜きがありません。

 メインディッシュに添えられた小鉢は、タケノコとモヤシの煮物、モヤシのナムル風の2種。味噌汁は秀逸と言っていいハイレベルなおいしさです。おかわりしたいぐらい。
 ごはんは大・中・小が同料金。ならばとたのんだ「大」は、おかずの充実度に合わせるならば自分にとってはちょうどよいぐらいの量でした。

 フロア面積が小さいので客がぎゅう詰めになっている感じがありますが、食べることに神経が集中してしまえばさほど苦痛ではありません。
 フロア担当の女性店員も優しそうな人ばかりで、コンフォータプル感が高いです。
 がっつりいきたいときにはいい店だと思います。食生活要改善者としての背徳感さえなければ通っちゃうのだけどなあ。
daihachi 201701

 鶴岡市末広町の「味の大八」を1年2か月ぶりに訪問。
 数えてみると、「My Bloom」の第5弾を使っての11軒目となります。

 辛みそラーメン、800円のところを540円で。
 「味の大八」は3回目ですが、ここでは過去2回とも日替わり定食だったので、麺類は初めて食べます。

 なかなかいいです。
 麺は縮れの細麺で、少し寝かせて透明感を湛えたもの。啜り甲斐があり、麺量200g以上ということで、適度な回数を啜れるのがいいです。
 スープはやさしい味噌味で、それにほどよく唐辛子が加わって若干の刺激感もあって、オリジナリティが高いものになっています。

 秀逸なのは具材。赤茶色のスープに真っ白な白ネギがトッピングされて、それが妙になまめかしく見えたりして、インパクトのあるルックスに。白菜がたっぷりで、それから出た甘みが鍋物を食べているようなやさしい味を増長させており、それに加えてネギの緑の部分、キクラゲ、ニンジンなど。そして味の主役は、大きめの豚バラ肉。豚肉ってうまいなあと思わせるようなコクを演出しています。
 メンマもたくさん入っており、文句なし。腹がくちくなりました。

 たいへんおいしゅうございました。丁寧かつフレンドリーな接客のおばさんも好感度高し。
 いい店だと思いますよ、ここ。昭和的な時間が流れているしね。